2012年3月11日日曜日

あれから1年,いまの自分にできること

東日本大震災.あれから1年経った.去年の3月11日には,自分はテレビの画面に釘付けだった.津波で家や車が押し流され,NHKのアナウンサーも絶句していた.

プロスポーツ選手やプロ棋士が,自分がこんなこと(野球や将棋など)をやっていていいのだろうかと自問自答した,とインタビューなどで語っていたのを目にすることがあった.金野も自分の職業の範囲でできることを考えたのを思い出す.
2011年度の卒論の研究テーマは,当初予定を少しいじった.自分に何ができるのかを模索した.

幸運なことに(と言ってよいのだろうか?),以前から取り組んできた研究テーマが,間接的ではあるが現在の日本の課題を解決するのに役に立つと分かった.複数の研究プロジェクトに参加させてもらい,自分なりにがんばろうとしているところ.

金も体力もない自分でも,脳みそだけは長年訓練してきたので,多少は使える.使うことが好きでもある.使ってもあんまり減らないし(たまに動かなくなるけど),役に立つならどんどん使わないと.

もっと研究したいのに,日常の業務に追われて,できていないことも多い.反省.

カナダに出張で行ったとき,たまたま隣に座ったカナダ人と,震災や原発事故の話をした.技術者として何とかしたいという話をしたら,「それはroyalityだね」と言われた.royalityってこういうときに使う言葉だったのかな.I am royal to Japan.

引き続き,自分にできることを地道にやっていこう.

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