2010年8月31日火曜日

尾瀬の旅その8・下田代で一服



白砂峠を越えると,そこは尾瀬の繁華街(?),下田代です.山小屋が6軒建っています.(そのうち1軒はお休み中でした.)

峠を越えて,下田代に着いたときには14時を過ぎていました.弥四郎小屋の前で弁当を広げて昼食.

弥四郎小屋は,去年に尾瀬に来たときに泊まった山小屋です.今年は泊まりませんでしたが,昼食と休憩でお世話になりました.

弥四郎小屋の喫茶店,コーヒースポットで一服.インスタントではなく煎れたコーヒーです.とてもおいしく感じます.

2010年8月30日月曜日

尾瀬の旅その7・白砂峠越え




尾瀬沼と湿原を両方堪能する欲張りコースを計画していたので,その境目の白砂峠を越えて下田代に向かいます.

沼尻の休憩所で30分ぐらい休んで,12時ちょっと前に峠に向かって出発しました.
20分ほどのんびり歩くと,白砂の湿原に出ます.なぜか他に人がいなかったので,再びのんびり休憩.(もしかして移動のタイミングが悪い? もっと早く動くべきか?)
天気がよくなってきて,湿原での休憩は暑かった.

このあとは白砂の峠までが登りです.岩がごろごろしている道をよじ登ること10分ほどでしょうか.とても小さな看板が峠にあります.
このあとは,いくらか起伏がありますが,おおよそ下りです.

ここも大清水から三平峠を目指した登りと同様に,道がどこまで続くか分からないのがストレスでした.白砂峠で,特に根拠もなく「あと1時間ぐらいかな?」と思い込んだのも失敗でした.(実際には1時間半ほどかかった)
道も木道だったり,急に岩の道になったりを繰り返し,ゴール近くまではらはらさせてくれました.

横を川が流れているのですが,いつの間にかずっと下の方を流れていたり.
木が生い茂っていて,日差しはほとんど気になりませんでした.

1時間半ぐらいかけて,見晴まで降りてきました.急な下りではなかったのですが,軟弱な金野にとっては長い道のりでした.

鳥や虫にたくさん出会いました.小さな花もきれいでした.

2010年8月29日日曜日

尾瀬の風景より・尾瀬沼と燧ヶ岳

尾瀬沼南岸から撮影した,尾瀬沼と燧ヶ岳です.

これで天気がよければ絶景でしょうか.でも曇っていてもきれいですね.

燧ヶ岳は,周りを山で囲まれているので,長い間地図に載らなかった山だそうです.つまりその存在を一部の人にしか知られていなかった山ということですね.
秘湯ならぬ秘山? 秘岳?

尾瀬の沼や湿地は,この燧ヶ岳の火山活動が原因でできたものだそうです.1万年以上前のことのようですが.

2010年8月28日土曜日

尾瀬の旅その6・ナデッ窪道を途中まで



燧ヶ岳に登るわけではありませんが(体力不足で登れないに違いない),沼尻まで来たところでナデッ窪道につながる木道を見つけ,森まで近く見えたので,ちょっと覗いてみました.

古めの木道をまっすぐ行くと,山の裾野からあまり道らしくない道に出ます.水の流れた後のような場所です.
ガイドブックによると,ここをずーっと上っていくと,燧ヶ岳の頂上に最短でつながっているそうです.つまりいちばん急な道,ということですね.

もちろん途中で引き返しました.でも山道の雰囲気を味わうことができました.

2010年8月27日金曜日

尾瀬の旅その5・尾瀬沼北岸を散策



尾瀬の旅2日目は,尾瀬沼東岸を北の方に回って,白砂峠を超えて湿原のほうに行くコースにしました.

朝早くから歩き始める人もいますが,今回はのんびりと8時頃に山小屋を出て,尾瀬沼沿いを散策しました.コウノトリのような鳥が飛んでいるのを近くで見たり,燧ヶ岳の形を楽しんだり.

尾瀬沼沿いは,多少は起伏がありますが,歩くのは楽です.昨日の三平峠越えに比べたら….

天候にも恵まれ,景色を楽しむことができました.

2010年8月26日木曜日

尾瀬の旅その4・三平峠を越えて,1日目の宿へ



三平峠まではハードな登りでしたが,峠を過ぎてからは緩やかな下りで,景色を楽しむ余裕も戻ってきました.

三平下に着いたときには午後3時を過ぎていました.休憩所で一休みし,腹ごしらえしました.
休憩所はその日の営業を終えていたようだったのですが,掃除していたお兄さんにお願いして,けんちん汁を作ってもらいました.お兄さんありがとう!!
このけんちん汁と,持参したおにぎりなどで腹をふくらませました.

このあとは尾瀬沼の南岸を東側に廻り,山小屋を目指しました.
雨がわずかにぱらつきましたが,服やザックが濡れるほどではありませんでした.20分ほどで,1日目の宿「尾瀬沼ヒュッテ」に着きました.

尾瀬の山小屋は,下田代の弥四郎小屋と,ここと,次の日に泊まった東電小屋しか経験がありません.この尾瀬沼ヒュッテは広くてきれいで,よいところでした.

尾瀬の山小屋に泊まる前は,石鹸使用禁止と聞いていたのを過大に解釈していて,とても古くて設備もない場所にみんなで雑魚寝,というイメージを持っていました.
でも実際に行ってみると,ちょっと安い旅館に泊まったぐらいにはサービスが行き届いています.建物はそれなりに手入れされていて気持ちよく使えますし,食事もおいしくいただけます.風呂も大浴場とは言えませんが,気持ちよく入ることができます.

何よりビールがうまい!! 山で飲むビールって,どうしてあんなにおいしいんだろう.はじめて行ったときは,生ビールが飲めること自体が衝撃でした.
(中ジョッキで800円.お値段はさすがにそれなりです.)

この日は早い時間に布団に入り,ぐっすり休みました.

2010年8月25日水曜日

尾瀬の旅その3・大清水口から入る




学生の頃に日帰りで1回と,去年2回,尾瀬に行っているのですが,3回とも鳩待峠から入って湿原を散策し,鳩待峠に戻るコースでした.尾瀬沼も見てみたいと思っていたので,今回は大清水口から入って中を横断し,鳩待峠から帰るコースを選びました.

早朝,4時半頃に八王子を出て,朝8時班頃に戸倉に着きました.駐車場に車を置き,10時過ぎのバスに乗って大清水へ.そこからえっちらおっちら登山です.
(鳩待峠から帰りたかったので,戸倉の駐車場を使いました.)

ちょっとだけぱらぱらと降りましたが,総じて天候には恵まれ,前半は景色を楽しみながら緩やかな坂を上りました.

しかし! 一之瀬の休憩所から先はハードでした.(私にとっては)きつい上り坂がずっと続き,休む場所もなく,上っては立ち止まって休み,また上っては立ち止まって休み,を続けました.三平峠まで2時間半ぐらいかかったでしょうか.

あとどのぐらい歩けば峠に着くか分からないまま歩くのが,いちばん辛かったですね.
はじめて通る道で,特に看板が出ているわけでもないので,三平峠までもうすぐなのか,まだまだなのかが分からない.体も辛いですが,気持ちも辛かったです.

また,歩いているときは意識しませんでしたが,空気もだんだん薄くなっていたような気がします.

ミニスカートにサンダルのお姉さんを見かけましたが,途中で引き返していました.まぁそりゃぁそうでしょう.次は鳩待峠からチャレンジしてください.

脚を怪我したらしい人ともすれ違いました.連れの人が肩を貸していました.

三平峠の看板を見たときは,実にほっとしました.どかっと座って,たぶん30分ぐらい休憩しました.

ここでTシャツを着替えたのですが,汗だくになっているのに,体がとても冷えていて驚きました.慌てて長袖シャツと雨具を重ね着して,体を温めました.

後で山小屋で会ったおじさんや,鳩待峠からの帰りに乗ったタクシーの運転手さんは,大清水から入ったと言うと「そりゃあたいへんだったねぇ,がんばったねぇ」と言われました.やっぱりハードコースだったか.

2010年8月24日火曜日

尾瀬の旅その2・装備を用意

去年にはじめて尾瀬に泊まったときは,心配性なものであれもこれもと準備して,荷物をたくさん持ちすぎました.反省して2回目に行くときは荷物をかなり減らしました.

今年の装備を準備するときは,去年の反省を忘れていて,はじめにたくさん準備してしまいました.それが左の写真です.
写真左上から時計回りに,メッシュの帽子,ザックカバー,洗面用具などのケースと水筒,ポリエステルのタオル,"しろくまのきもち",山歩き用パンツ(これはザックに入れず履いていく),衣類を入れたケースが2つ,黒い袋に詰められた雨具2つです.
写真下段中央の2つは,出張のときに愛用している,無印良品のトラベル用仕分けケースです.

このあと反省して,写真の下段,右から2つめの仕分けケースは持って行かないことにしました.左の黒い仕分けケースに入るぶんだけの衣類で,2泊3日を乗り切ろう,という意図です.
「仕分け」されたケースの中には,寒い場合を想定してジャージ上下が入っていたのですが,寒かったら雨具を着ることにして,ジャージの上は持たないことにしました.ズボンはパジャマ代わりにもなるので,左の黒いケースに無理矢理入れました.
今回の尾瀬行では,これらの荷物だけでなんとかなりました.

メッシュの帽子とポリエステルのタオル,"しろくまのきもち"は,今回の尾瀬旅行直前に新しく買いました.
実際に行ってみたところ,今回は天気に恵まれたこともあって,タオルは大活躍でした.帽子代わりに頭に巻いたり,汗を拭いたり.2日目の夕方によく洗って風が通る場所に干しておいたところ,朝にはだいたい乾いていました.

一方で,メッシュの帽子はあまり使いませんでした.熱射病予防と,首筋の日焼け対策を考えて買ったのですが,上記のタオルを頭に巻いて,もう1本のタオルを首に巻いておくほうが楽に感じました.帽子がちょっときつかったせいもあるのですが.
"しろくまのきもち"は,今回は自分では使いませんでしたが,使っている人を何人か見かけました.

去年の夏は木綿のシャツを着ていって,汗だくになりました.今回は山歩き用のポリエステルの長袖シャツを1枚と,ユニクロの速乾Tシャツなどを4枚用意していきましたが,ポリエステルのシャツは素早く乾くのでとてもよいです.汗をかいたらすぐに着替えて,夜に山小屋で干しておけば,次の朝には乾いています.

2010年8月23日月曜日

尾瀬の旅その1・雨具の準備


去年は2回尾瀬に行ったのですが,2回目は大雨で,雨具にとてもお世話になりました.全身を雨具で覆って,ザックにもザックカバーをかけて,雨の中を歩きました.木道の上を雨粒が走るのを追いかけながら.

今年も雨が降ったら困るので,去年使った雨具を出してきて,手入れしました.

これまで手入れを怠っていたのですが,モンベル南大沢店の店員さんに伺ったところ,中性洗剤でちゃんと洗った方が長持ちする,とのことでした.また洗剤をよくすすいで残さないことがとても大切だそうです.
そこでエマールで洗って,よくすすいで,撥水スプレーをかけてアイロンで暖めているのが左上の映像です.

中年になってからの山歩きでしたので,去年に雨具と靴を買うときには,店員さんの勧めにしたがっていいものを買いました.今年は結局のところ,雨具はほとんど使わずにすんだのですが,靴には今回もとてもお世話になりました.

手入れして,大切に使い続けます.

2010年8月21日土曜日

尾瀬の風景より・大清水の登りの途中

大清水口から入って,一之瀬の休憩所を過ぎてしばらくしたところで撮った映像です.

三平峠の手前です.このへんは,まだ写真を撮る余裕があったようです.このあとは登りがきつくて,あまり撮影できませんでした.

尾瀬の旅

8月14日の早朝に八王子を出て,2泊3日で尾瀬に行ってきました.

大清水から入って鳩待峠に抜けるコースにしました.
大清水の登りはきつかった! 私のような軟弱な人間は,もっと楽なコースを選ぶべきだったようです.下調べ不足でした.

はじめの2日間は曇りがちでしたが,3日目(16日)はよく晴れて,山がきれいでした.左の写真は3日目に撮ったものです.

尾瀬は外界から隔絶された世界なので,日常から離れて自然の中で過ごすにはとてもよい場所です.去年2回行き,味をしめました.

準備などを含めて,ぼつぼつ紹介していきます.

2010年8月20日金曜日

キーパーソンまでたどり着けば…

シンポジウムの実行委員をやっているという話を以前に書きましたが,慣れない交渉で苦労しました.

いや,交渉の部分は実はあまり問題ないのですが,交渉する相手にたどり着くまでに一苦労があります.
先日も,何度もお店に電話したのに責任者とつながらず,何度もかけ直させられたのですが,店長と電話が通じたらすぐに話が進んで,10分で終わった,などということを経験しました.

ああ無駄な時間を過ごした.しかしそういう組織を相手にするのが仕事だとすれば,それはしょうがないですね.

キーパーソンまでたどり着けば,あとはスムーズに進みます.たどり着くまでがたいへんですね.
分かっちゃいるんだけどねぇ.

来年度のシンポジウムでも実行委員の打診を受け,引き受けることにしました.
今年よりはうまくこなしたいものです.

2010年8月19日木曜日

HA8000(東大T2K)でOpenFOAMを試す・続報

以前にHA8000でOpenFOAMを回している話を書きましたが,その続きです.

8月にHA8000のサービス休止期間がありましたが,その直前だからなのか,単に夏だからなのか,いつもそうなのか,キューが空いていたので,128並列を突っ込んでみました.

その結果が左の図のいちばん短い棒です.解析時間はまあまあ順調に短くなっていますね.
うちの研究室のXeon X5570×2のマシンと比べても,半分強の時間で解析できています.

キューがいつも同じぐらい空いているなら,HA8000はかなり使えますね.でもきっとそうはいかないだろうな….

2010年8月18日水曜日

バグと戦う(それとも自分の馬鹿さ加減と,かな)

左の映像は金野がやっている数値解析結果を可視化したものですが,たかがこの絵を出すだけなのに,8月の第1週にえらく苦労しました.

流れの影響の入れ方を変えると,氷片(映像の白い点)の挙動が変わるかどうかを試していたのですが,少なくともちょっとは変化があるはずなのに,最初の解析結果は以前の結果とまったく同じ.何かが間違っている.

このときは,原因はとてもつまらないバグ(設定ミスでちゃんとコンパイルされていなかっただけ)だったので,それを直して再計算すればいいや,と思ったのですが….
今にして思えば,これが躓きの始まりでした.ここでちゃんと専用のテストケースを用意して,腰を据えてちゃんと調査すればよかった.すぐにフルサイズの再計算を回したので,結果が出るまで5,6時間待つことになりました.

もう一度回した結果は,やはり前とまったく同じ.なぜだ!?
今度は座標系の設定がおかしかったので,それを書き直してやり直し.

今度は左半分だけが大きくかわり,右半分は影響なし.なんじゃこりゃ!?
これもまったく不注意なバグで,流れ場の計算では左右対称を仮定して,真ん中に対称境界を張って半分だけ計算していたのに,それを忘れていたのでした.右半分は左側のデータをコピーするようなコードを書いて,再びやり直し.
(この時点でかなりストレスが溜まっていました.)


またしても元に戻って,最初の計算とまったく同じに.あぁもうどうして!?
今度は値の取り扱いの問題.上の左右対称を仮定するコードの中で,-(流れ場データがあるyの最大値)<y<(流れ場データがあるyの最大値)であれば流れ場のデータを使い,それより外側では既定値を与えるコードを書いていました.
ところが今回の流れ場はyがマイナスのところで計算していたので,yの最大値は0にとても近い負の値.ということは上の不等式は常に成り立たず,ありとあらゆるyに対して既定値を返していました.事実上,流れの影響がないのと同じことに. あーもう! 俺って馬鹿だ!

このあたりでやっと自分の馬鹿さ加減を反省し,テスト用の解析条件を作るところまで戻りました.
不等式を書き直して再びやり直し.数回のテストの後,今度は大丈夫だろうと判断してフルサイズの再計算を回したところ,やっとまともな結果を得ました.

いやはや,まるまる2日ほど無駄にしました.木曜日に終わらせるはずの仕事が日曜日の夜までかかりました.
たしか木曜日の夜に,杉山君に「それって簡単なテストはできないんですか?」って聞かれたような気がする.あのとき反省すれば,金曜日をもっと有意義に過ごせたのに….

教訓:ちゃんとテストしよう.

2010年8月17日火曜日

Ubuntu 10.04 LTSを試す

7月中旬に,自宅PCとノートPCのUbuntuを9.10から10.04 LTSにアップグレードしました.

10.04というバージョン番号は,2010年4月にリリースされたことを表しています.ですから,金野はリリースから2ヶ月以上たってアップグレードしたわけですね.
待った理由は,不具合などを恐れたのと,かな漢字変換のATOK X3が使えるのを確認したかったからです.ネット情報から,どちらも問題なさそうだと判断して,アップグレードに踏み切りました.
(金野は教材をUbuntuで作っているので,かな漢字変換の出来は生産性を左右します.)

おおよそ1ヶ月ほど使ってきましたが,自宅PCとノートPCでは,快適に使えています.スタンドアロンで使うには特に問題なさそうです.
起動がとても速いので,Windows XPとデュアルブートのノートPCでは助かっています.

しかし残念ながら,研究室では使うに至っていません.LTS(長期サポート版)なのと,OpenFOAM-1.7.0がUbuntu 10.04用のパッケージを出しているので,本当は乗り換えたいのですが,amdにバグがあって研究室のファイルサーバの設定をそのままでは利用できないのがネックで,乗り換えるのをためらっています.
(パッチが提供されているので,自分でコンパイルすれば使えるようになると思われますが,まだ試していません.)

これも自分が人柱として試していくしかないですね.機を見てチャレンジします.

2010年8月16日月曜日

マザーボードに焦げ目が

ちょっと分かりづらいですが,写真中央付近が焦げて黒くなっているのが分かりますか?

うちの研究室のPCで,しばらく前から画面表示が出なくなっていたものを開いてみたところ,ケースに黒く変色している部分が見つかりました.びっくりしてマザーボードを見てみると,同じ部分に焦げ目が!

ほこりがたまってショートしたのでしょうか,それともケースと干渉したとか?
焦げた理由は分かりませんが,場所はVGA端子の手前の箇所だったので,画面表示がおかしかったのはこれが原因だったようです.

燃え上がったりしなくてよかった.件のPCは現在は部品を交換して再生されました.今後も使い続けられる予定です.

2010年8月15日日曜日

熊を食べる

本物の熊ではありません.シロクマの顔の形をしたアイスケーキです.

頂き物ですが,とてもおいしくてぺろりと平らげました.
金野は甘党です.

2010年8月14日土曜日

再び地球を滅亡から救う

3ヶ月前にイスカンダルからコスモクリーナーDを持ち帰って地球を滅亡から救いましたが,その後再び起こった滅亡の危機から,なんとか地球を救うことができました.

今回も前回と同じく1日6,000歩のノルマで挑みましたが,前半に貯金を作ることができたので少し余裕があり,予定より○○日遅れ,などとせっつかれることなくゴールできました.6月の出張でも広い中国を歩いてかなり稼ぎました.

というわけで今月から再び,1日7,000歩に挑戦中です.前回7,000歩でチャレンジしたときは90日以内にノルマを達成することができず,地球を滅亡させてしまいました.今回はがんばるぞ!!

夏のあいだに貯金を作れるといいのですが.

2010年8月13日金曜日

再び夏鍋



6日は金野班の研究強化月間が5日過ぎたということで,スタミナをつけるために,という名目(だったっけ?)で,また鍋をやりました.

卒論生たちが作ってくれました.今回はキムチ鍋と担々ゴマ鍋です.メインは豚肉で,野菜もたっぷり.最後はラーメンで締めました.

うまかった!!

2010年8月12日木曜日

研究室のエアコンを増強


研究室の学生部屋がとても暑く,エアコンをかけても学生たちが汗だくになる日が続いていました.伊藤先生が施設課と掛け合ってくれて,6日に天井つり下げ型のエアコンが増強されました.
関係者の皆様ありがとうございました.

伊藤先生から聞いた話では,施設課の調査の結果,うちの研究室で出る熱は既設エアコンの冷房能力の2倍だったそうです.
そりゃぁ冷えないわけだわ.多くの学生たちが夏も活動していて,そのぶんPCもたくさん回っているという証拠でしょう.

6日(金)は朝9時から工事が入り,夕方の17時にはもう新エアコンが設置されていました.
ダイキンのエアコンです.ダイキンさんはうちの卒論生を採用してくださってますが,ちょっとは恩返しができたかな.
(金野がエアコンを選定したわけじゃないですけど.)

おかげで8日の夕方から,学生部屋が急に過ごしやすくなりました.ありがたいことです.
これで学生たちが研究活動に今まで以上に勤しめます.

2010年8月11日水曜日

水圧をかけて実験

研究強化月間の4日目には,卒論生が取り組んでいた水中ロボット用の新しい圧力計測回路が完成に近づいたので,それのテストを行いました.

残念ながらうちの研究室には必要な水圧をかける装置がないので,長いホースで代用.それをやっているのが左の写真です.
余っていた4メートルほどの耐圧ホースを再利用しています.圧力センサを埋め込んだ栓を下端に取り付けて,上からちょろちょろと水を入れて水圧をかけます.

不具合があって圧力計測装置のテストまではたどり着けなかったようですが,4日間で実験をしようというところまで進んだのはよかったのではないでしょうか.(甘いかな.)

いまは別の方法で試そうとしているようです.今後に期待.

2010年8月10日火曜日

パソコン台の制作

授業期間が終わり,8月はいくらか時間が取れます.そこで8月は「金野班研究強化月間」と銘打って,研究を推し進める期間にしました.

となると卒論生たちがみな八王子校舎に来るので,環境改善のためにものづくり班の学生たちにパソコン台を作ってもらいました.台の上にPCを上げて,机の上を広く使うためです.

できあがったのが写真の台です.骨組みは穴あきアングルで,天板はベニヤ板にペンキを塗ったものです.強度も十分で,なかなかうまくできました.

おかげでこの机に3人座れるようになりました.いまではネットブートのUbuntuマシンも入れると4台のPCが台上に置かれています.

PCも増強しましたし,これで学生たちが気分よく研究できることを願います.

2010年8月9日月曜日

HA8000(東大T2K)でOpenFOAMを試す

学生さんたちが研究室公開でがんばっているとき,金野はHA8000と格闘していました.

HA8000は東京大学情報基盤センターの共同利用スーパーコンピューターシステムです.工学院大学が専用キュー契約をしたので,2010年度から利用できるようになりました.

5月にはIDをもらったのですが,取り組む時間を取れずにいました.やっと時間が取れたので,ネット情報を探してOpenFOAMをコンパイルし,以前に取り組んだ流れ場解析をHA8000でもやってみた,というわけです.

OpenFOAM-1.7.0を使いました.Googleグループにあった今野先生の投稿内容をまねて,1.7.0のソースに手作業でパッチを当ててコンパイルしたところ,いくつかのアプリケーションはコンパイルできなかったものの,今回の解析に必要なツール(blockMesh, decomposePar, simpleFoam, reconstructPar)は問題なくコンパイルでき,使えるようになりました.

早速それを使って並列計算を回した結果が,ここに示したグラフです.
船体周り流れ場の乱流・非圧縮・定常計算をさせたもので,格子数はざっと300万.
縦軸は解析時間で,短いほど速いということです.
(流れ解析の時間だけを取っています.つまり,ファイルの転送やメッシュ分割,計算結果の再結合などの時間を入れていません.)

グラフ中で,左の2つのデータは,うちの研究室の計算用マシンの結果です.左端のerikaがちょっと古めの4コアマシン,その隣のmeisaが2009年度に導入したXeon X5570×2CPUの8コアマシンです.この2つは,計算にOpenFOAM-1.6を使っています.
右の4つのデータがHA8000を用いた結果で,右から4つめのみがファイルシステムにHSFSを用いたもの.残りの3つはLustreファイルシステムを用いた結果です.右端から順に,64並列(4ノード),32並列(2ノード),16並列(1ノード)での計算結果に対応します.
(HA8000は1ノード16コア.)

むむむ,HA8000ってそんなに速くない!? っていうかmeisaが速すぎ!? 16並列や32並列ではmeisaの8並列(左から2つめ)に敵わず,64並列してやっと上回ることができました.

Xeon X5570の性能はたいへんよいという記事があり,それに期待して昨年度に導入したのが,うちの研究室でmeisaと呼んでいるマシン,DELL Precision T7500です.金野の研究予算では,このへんがいっぱいいっぱいでしたが,よい買い物だったということでしょうか.

一方でHA8000も,64並列まで行けばmeisaを上回っています.工学院大の契約では128並列まで使えるので,もっと短縮できるはずです.そのうち試してみたい.
また,今回は約300万格子の計算でしたが,もっと大規模な計算でメモリをたくさん使いたいときに,分散メモリの並列計算機のメリットが出てくるでしょう.そもそもうちの研究室の計算機では,メモリ不足で計算できない,ということもあるかもしれない.

当面は,研究室のマシンとHA8000とを併用していく予定です.

2010年8月8日日曜日

研究室公開打ち上げ

研究室公開では学生さんたちががんばってくれたので,スイカを差し入れました.

杉山君が冷蔵庫を整理して,スイカスペースを作って冷やしてくれました.夕方に金野がざっくり切ったものを伊藤先生が切り分けて,皆でおいしくいただきました.

2010年8月7日土曜日

オープンキャンパスで研究室公開

7月31日と8月1日は,オープンキャンパスに合わせて流体工学研究室の研究室公開をしました.

が,…写真を撮るのを忘れていました.失敗です.
左の写真は,オープンキャンパスが終わったあとになってから撮った,研究室公開時の風洞のセッティングです.

今回も,金野は周りでうろうろしているだけで,学生たちががんばってくれました.

2010年8月6日金曜日

卒論発表会後に,鍋



研究室発表会のあとで,夏なのに鍋をやりました.

たまたまあまり暑くない夕方だったので,発表会が終わったあとも研究室でがんばっていた学生さんたちと,鍋を囲みました.今年の卒論生と鍋をするのはもちろんはじめてです.
豚肉がいっぱい入ったキムチ鍋で,鶏も入っています.

2010年8月5日木曜日

卒論発表会

7月29日に,2ヶ月ぶりに卒論発表会を行いました.流体工学研究室では5月の富士吉田合宿のほかに,例年7月と9月,11月に卒論の中間発表会を開いています.
(11月はエコエネルギーコースの中間発表会という扱い)

今回の写真は学生さんに撮ってもらいましたが,ピンぼけ写真がほとんどでした.撮り方分かってないなぁ.手ぶれ補正がないと写真を撮れないのだろうか.
左の写真は,その中でもぶれていないもので(そのかわり暗い),鈴木鈴木コンビの発表の様子です.

研究は,富士吉田のときからはもちろん進んでいましたが,まだまだこれからでしょう.がんばってほしいと思います.

2010年8月4日水曜日

かつて担当した授業の教材

前期の授業の書類を整理していて,ファイルがいっぱいになったので,かつて担当していた授業の書類を電子化して一部処分しました.

写真は1年生の「数学演習」の授業資料です.毎週,演習問題を配っては解かせ,解説していたので,結構な量の資料がたまっていました.
機械実験を担当するようになった2年前に離れて,いまは担当していません.

ぽいっと捨てるのはちょっともったいないので,スキャナで読んで電子化して保管してあります.
でも,さすがに今後使うことはないだろうなぁ.1年生の基礎科目に再び戻ることは,もうないと思いたいです.もっと自分の専門に近い科目を担当したい.

2010年8月3日火曜日

歓迎会

7月22日に,八王子で新人の先生方の歓迎会が開かれました.4月にやればよいところですが,授業期間中は皆さん忙しいので,例年この時期に開かれています.

今年は八王子の京王プラザホテルの上,ル・クレールで開かれました.バイキング式のちょっとしゃれたレストランです.
(金野はおじさんなので,飲み屋さんのほうが気楽なのですが….)

ちょっと遅れていったのですが,楽しませていただきました.

2010年8月2日月曜日

7月の反省

あーまた勉強しない1ヶ月を過ごしてしまった….反省.

7月頭の大きな仕事を終えたら,ほっとしたのと疲れが出たのとで,仕事のペースが落ちました.
授業のほうも学期末にさしかかって忙しくなり(配るプリントや,返却するレポートが増えるんです),出したい論文をかけなかったり,頼まれた仕事がおろそかになったりしました.

迷惑をおかけした皆様,このブログでもお詫び申し上げます.(見てないと思うけど.)

8月は,7月に終わらせたかった仕事がいくらか残っているものの,だいたい研究に集中できそうです.
今年の8月は出張する予定がいまのところないので(1件可能性有り),八王子校舎に入り浸って研究したいです.

…あ,でもちょっとは旅行したりしたいなぁ.

2010年8月1日日曜日

北京の風景より・天安門広場

かの有名な天安門広場です.

天安門事件が起きたのは,金野が大学に入った1989年でした.ベルリンの壁が崩壊したのもこの年です.
たまたまですが,分かりやすい年に大学に入学したものです.

今回見た天安門広場は,まぁ,特になんと言うことはない広場でした.夕方の遅い時間でしたが,人は結構いて,記念写真を撮っていました.観光地になっているのでしょうか.
中国人の家族に頼まれて,記念写真のシャッターを切ったりしました.