2013年12月31日火曜日

2013年を振り返って

2013年を振り返ってみると。

前期にビデオ教材を使った反転授業を試みたが、これが2013年のいちばんのトピックになるだろうか。
後期はビデオ新たに作る授業がなかったので、しばらく間が空いてしまっているが、いま振り返っても慌ただしい日々だったなぁ。前にも書いたが、いちばん忙しいときには日曜日に夜更かしして月曜日ぶんのビデオを撮り、月曜日に夜更かしして火曜日ぶんを撮り、火曜日に夜更かしして水曜日ぶんを撮る、という生活をしていた。徹夜も数回。

その後しばらく間が空いてしまったのは、反省点ではある。時間があるときに授業用ビデオを改善したかった。
でも「時間があるとき」なんてない、というのが本音。前期には夜更かしして時間を作っていたのに、後期だったら時間が自然に余るなんてこと、あるわけがない。時間は捻出しないといけない。もうちょっと切羽詰まってきたら、何とかします。

去年一昨年の12月には「研究面では反省の日々で、論文も講演論文しか書かなかった。」と書いていたが、2013年はこの点は改善された。2012年12月に「現在査読中のものが1つだけある」と書いた論文が、かなり遅くなってしまったもののやっと出版されたし、もう一つ査読プロセスに入っているものがある。その次の投稿論文も準備中。9月からはじめた、毎日ちょっとずつ論文を書く活動は、現在も曲がりなりに続いている。

授業と研究で新しいことをはじめることができて、それが結果に結びついたから、まぁよい年だったのではないでしょうか。

ただ、これまでやり方では、たとえば夜更かしするなど自分が無理をすることで、仕事の幅を広げている。
1年前の反省で「自分が使えるリソース(時間や気力を含む)の使い方がまだまだ下手だ」と書いたが、この点はいくらか改善されたようには思われる。しかし自分が使えるリソースが増えたわけではない。いまよりもっと幅を広げようと思っても、限界がある。実際、回さないといけないのに回すことができていない研究テーマもある。
自分の気力や体力をつぎ込んで何とかするのではなく、賢く対応出来るようになりたい。どうすればいいだろう? 何か工夫が必要。

以前にElanceで仕事を外注してみたことを書いた。まだここに書いていないが、2013年にも1回外注してみた。
Elanceで仕事を頼もうと思ったきっかけがそうだったのだが、これまで達成出来なかったことを達成するためには、仕事の枠組みを変えていく必要がある。

2012年は出張が多かったが、2013年は少なかった。海外出張はフィンランド・エスポーに行った1回のみ。国内は、入試などの大学業務や都内出張を除くと、いつもの紋別、札幌、大阪(日帰り)、広島(西条)、佐賀、札幌(日帰り)、名古屋。
2014年は、最低2回、おそらく3回は海外出張します。ITTCの仕事が佳境で、フルカンファレンス(委員全員が集まる会合)が9月の頭にあるし、その前にIce技術委員会の会合もある。

2012年4月から務めている学科幹事の仕事は、だんだん慣れてはきたが、それでも終わる日(2014年3月)を指折り数えて待つ日々だ。
仕事の種類が多い。重要な仕事からつまらない書類書きまで、あれもこれも幹事に来る。そうはいってもこちらから仕掛けた仕事(授業改善の提案)もあったわけで、自分で自分の首を絞めたところはあるが。

私生活では、…なんかあったっけ。たぶん大したことは起きなかったはずです。

2014年もがんばろう。

2013年12月30日月曜日

12月の反省

今年も大晦日.

昨年の記事を読み返してみると、今年の12月は去年の12月ほどには忙しくなかったようだ。予定表も、去年の12月に比べると空きがある。
去年は受託研究でたくさん計算を回して、とても忙しかったからなぁ。今年は、9~11月がそれなりに忙しかったのに比べると、ましでした。

今年の12月は、まず名古屋に1回出張。第27回数値流体力学シンポジウムで勉強させてもらいました。
あとは都内出張のみ。日本工学教育協会のワークショップ…っとこれは11月末か。12月は、前にも書いた出張授業だけかな。

個人的には、12月に4回ほど、英会話教室の体験レッスンを受けた。英語力を維持・強化するには経験を積む必要があると思ったため。あとオンライン英会話教室の体験Skype授業も1回受けた。
12月中は体験レッスンだけだったけど、1月以降にはスクールに通うか、オンライン授業を受けるかして、経験値アップを図る計画。

2013年の反省は別の記事にします。

2013年12月24日火曜日

相手にあわせてしゃべる:プロジェクト研究報告会&入学前オリエンテーション・スクーリング


12月第3週は、人前でしゃべる機会が授業以外で3回あった。ひとつが月曜日(16日)で、先日書いた出張講義。残りの2つはいずれも土曜日(21日)で、工学院大学プロジェクト研究報告会と、入学前オリエンテーション・スクーリングでの機械工学科ガイダンス。

以前にも書いたが、漠然とした課題が発生して、それに具体的な形を与える仕事をすることが、よくある。学科幹事になってから増えた。
今回の3回の講演仕事も、最初の2つは新規作成。最後のガイダンスは昨年度も担当していたことなので、過去の資産が活きたが、つまりは昨年度に漠然とした課題として与えられて、それに形を与えていたから資産があるわけで。


こういうのって「クリエイティブな仕事」に入れていいの? いいよね?
「クリエイティブ」という言葉のイメージと、実際に行っている作業との間にギャップがあるけど、いちおうなんか作ってるし。

それぞれの考え方を書き出してみる。

  • 模擬授業・・・高校2年生が対象で、「工学」がテーマだったので、工学と理学の違いを説明したり、工学で学ぶ内容を入れたりしてみた。また、ものづくりの楽しさを入れた。聞いている人の注意を引けるよう、Preziで動きのあるプレゼンにした。
  • プロジェクト研究報告会・・・多くは大学関係者で、しかし金野の研究のことをほとんど知らない人が聴衆。だから背景の説明に時間をかけた。北極での資源開発や北極海航路の説明をくわしく。一方で研究成果のほうは、あまりくわしく説明しても関心を持ってもらえないだろうと判断して、簡略に。Preziは使わずPowerPointでシンプルに。
  • 入学前オリエンテーション・スクーリング・・・推薦入試合格者など、これから大学に入ってくる人が対象。学科の紹介は入学してからいくらでもできるので、数学や物理が大事だとか、高校の復習をちゃんとしようとか、公式の暗記に頼らずに自分の頭を使おう、といった話を中心にした。昨年度に作ったPowerPointスライドを再利用し改造。
入学前スクーリングのガイダンスでは、M1の大塚君が先輩からのメッセージを語ってくれた。左上の写真はそのときのもの。
いい話でした。大塚君ありがとう。

この手の発表には、不正解はあっても正解はない。誰かが評価してくれるわけでもない。自分で勝手に採点基準を作って、その基準に合わせて答えを作るようなもの。勉強させてもらってます。

2013年12月17日火曜日

Preziで出張授業再び


12月16日に、7月以来久しぶりの出張講義を担当することになり、7月にも使ったPreziで講義してきた。

前回の出張講義のときもそうだったが、今回の出張授業にあたり、入学広報課が先方の高校の要望を聞いてくれた。
今回は「工学」がテーマだったのと、60分×2回の講義で入れ替えがあるため、おそらくもう一方は理学のほうに行くと思われる。
そこで、工学と理学の違いを説明したり、工学で学ぶ内容を入れたりしてみた。
機械システム工学科の見崎先生の出張授業のスライドをいただいたのだが、それにも刺激を受けた。

これまで使ってきたコンテンツを再利用するのではなく、一から作ったので、とても時間がかかった。14日の研究室忘年会でも酒を飲まずに帰ってコンテンツ作り。日曜日もずっと作り続けたが、結局は徹夜することになってしまった。カフェイン大量投入して何とか乗り切った。
左上の画像が、コンテンツの全体像。

2回ぐらい通しでしゃべってみただけで練習が足りなかったので、電車の中でシミュレーションしようと思って印刷物を用意したが、眠くて使い物にならず。学生さんにはちゃんと練習しようといっているのに、こんなんじゃまずいなぁ。
しかし本番では、60分×2回をこなした。一部、ちょっと説明がくどくなってしまったところがあったけど、全体としては破綻なく進められたかな。

2回目の講義の最終版で、足の指がつりました。さりげなく指を伸ばしながら講義したけど、ばれてたかしらん。

終わったあと、新宿に戻って会議。そのときは何とか持ったのだが、会議が終わって出張講義の報告を書いているときに一気に眠気が襲ってきて、デスクで意識を失っていた。

次はちゃんと事前に用意して、練習しよう。

さて今回の講義の目玉は、高校の生徒さん達に、いまはとってもいい時代で君たちはラッキーで是非その幸運を活かしてほしい、と伝えること。最後の10分ぐらいはその話に充てた。
伝わったかなぁ。内容をもっと絞り込むべきだったかな。

2013年12月3日火曜日

ファミマプレミアムチキン v.s. ローソン黄金チキン


先日、食べ比べました。いずれも甲乙つけがたく。

写真の上半分は、右がファミマプレミアムチキン(書いてあるのが見えますね)、左がローソン黄金チキンです。どちらも180円(税込)。

下半分は、上に見えているほうがローソン黄金チキン、下の色が濃い方がファミマプレミアムチキンです。

色の通り、味はファミマプレミアムチキンのほうが若干濃い。あとは好みの問題かなぁ。

知人は黄金チキンのほうを気に入ったようです。

どちらもおいしくいただきました。ごちそうさまでした。

学生さんにも食べ比べてもらって、多数決を取ってみたいものです。
参考:コカコーラ飲み比べ

2013年12月2日月曜日

11月の反省

9,10月は「反省」にしないで「出来事」にしたが、11月は「反省」してみよう。

11月は佐賀出張ではじまった。CMD2013。いろいろおもしろかった。勉強になりました。

Facebookのほうには書いたが、学会の最中に歯の詰め物がぽろっと取れるということもあった。
それに出張中に楽天が日本一になった。

そのほかには、先日書いた札幌への日帰り出張
帰ってすぐにITTCの委員会のホスト役

いま数えてみたところ、11月は八王子の研究室に8回しか行っていなかったらしい。そのうち3回は、午前中に別の場所(新宿または外勤)にいて、午後または夕方から八王子に行くスケジュールだった。新宿勤務が10回。
9月は12回(新宿が7回)、10月は9回(新宿が12回)だったらしい。

学科の幹事をやっているので、推薦入試だの就職委員会だので、新宿勤務が増えるのは避けられない。避けられない以上、新宿でも八王子の研究室と同じぐらい仕事をこなしたい。
なので新宿のデスクを使いやすくすべく、少し投資した。

昨年度末に新宿の共同研究室(金野のデスクがある部屋)に、モノクロのレーザープリンタを入れた。Brother HL-5450dn。共同で使っているが金野の研究費から買ったもの。これのおかげで印刷物をたくさん用意するのが楽になり、とても役立っている。

それから10月はじめに、23インチの液晶モニタを買った。ふだん使っているノートPCを接続して、大きな画面で作業できるようにするため。iiyama ProLite X2377HDS-B。ノートPCとはHDMIでつないでいる。
新宿の共同研究室に行ったら、まずノートPCをカバンから出し、電源とLANケーブルと液晶モニタ(HDMIケーブル)とUSBキーボードを挿して、USBキーボードのUSBポートにマウスのUSBレシーバーを挿す、というのがルーチン化した。あとは液晶モニタとキーボード、マウスを使って仕事するので、ほぼデスクトップPCのような使い方になっている。


去年の経験からすると、幹事の仕事が忙しいのは1月。まだまだこれからだ。
12月の出張は、今のところ1回だけの予定。

12月は学生の指導にもっと時間を取れますように。

2013年11月29日金曜日

ITTC Ice技術委員会の東京ミーティングを開催・会議編

ITTCのSpecialist committee on Iceの委員会を日本で開催した話・準備編の続き。



会議がはじまってまず驚いたのは、皆がコーヒーをがぶがぶ飲むこと。ふだんからあんなに飲んでるの? それとも時差のせいで眠いから?
ポット2本というのは約20杯ぶんとのことだったが、1日目は4時前にはなくなった。2日目は、金野が飲むのを自粛して何とか持たせた。

準備編に書き忘れたが、事前に東京の観光案内パンフレットを手に入れていた。なので昼休みはそれを見ながら観光談義。
外国人は皇居が好きらしいと判明。でっかいお城とか豪華な宮殿を想像してないよね? 行ってガッカリしたら申し訳ないなぁ。

会議の中身は、くわしくは書かないが、侃々諤々議論して、やっと方向性と担当者が決まった、という感じ。まだ作業がいっぱいある。
1個のプロジェクターに各自のPCを代わる代わるつないでは、その人が担当する仕事を皆で議論しながら進める、という感じ。金野もGoogleスプレッドシートで調査票をまとめるなどした。

あと1回の会議(一堂に会する会議)と、最低2回のSkype会議が決まった。ITTCの技術委員会は標準で4回の会議をすることになっているが、今回の東京ミーティングが4回目だったので1回多い。もちろん委員の合意の上での決定なのだが。自分としては旅費の算段等が心配だ。
次の会議は5月、ヨーテボリ。もう授業期間なので、うまく日程調整できるかも心配。

27日は、海上技術安全研究所を見学させてもらった。残念ながら実験装置はメンテナンス中で動いていなかったが、専門家集団なので食いつきは非常によく、皆さん楽しんでいただいたようだ。
海技研の関係者の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。

まずは東京でのホスト役を無事に終えられて、ほっとしました。

2013年11月28日木曜日

ITTC Ice技術委員会の東京ミーティングを開催・準備編

何度かここにも書いたが(たとえばこの記事)、金野はITTCのSpecialist committee on Iceの委員を勤めている。
今回はこの委員会を日本で開催して、金野がホスト役を務めた。

 11月25,26日に会議をして、27日に海上技術安全研究所の見学会に行くというスケジュール。

メンバーは金野を入れて8人が参加予定。会場はうちの大学の新宿校舎で、17階の会議室を使うことにした。

会議の準備を、備忘録を兼ねて書いてみる。

まず会議室にはスクリーンとプロジェクタを用意しただけ。あとは入口に会議名を掲示。
1日目の朝は、M1の石橋君が1階ホールで会議室を案内してくれたので、皆さんスムーズに来られたようだ。

あとは、朝、会議が始まる時間に合わせてコーヒーのポット2本のケータリングを注文。お隣にあるエクセルシオール

昼にサンドイッチボックスのケータリング。こちらはFlesh Deli赤坂店。夜が和食の予定だったので昼も弁当というのは外国人にはきついかな? と邪推してサンドイッチにした。

夜は新宿でのディナー。こちらは1日目は寿司屋へ、2日目はしゃぶしゃぶ。

準備でいちばんばたばたしたのは、ロシア人委員のビザ取得のために書類を手配したこと。
ロシア人が来るためにはビザがいることを、本人からメールをもらうまで気づいていなかった。その時点で11月6日。
今回は、金野が委員を招へいして国際会議を開催する形になる。なので金野が個人的にロシア人の身元を保証することになる。だから金野の在職証明書を取って、住民票を取って、書類を準備して送った。
11月12日の朝早くにFedExで。調べた範囲ではFedExがいちばん早く届くようだったので、12日の朝、立川でのシンポジウムに行く前に府中のFedExに書類を持ち込み、送った。

予定では15日の夕方には届くという話だったが、ロシアからの連絡によると15日になっても18日になっても届かない。FedExに問い合わせたところ、「フランクフルトまで届いたのは確認しましたが、その後コンテナごとどこかに消えました」 !!! そんなのあり?
コンテナには200通以上の配達物が入っていたそうで、FedExの人もかなり焦ったようだ。しかし何とか見つかったらしく、20日に書類が先方に届いて、ビザの発給を受けられたとのこと。

本来であれば、20日に書類が届いたのでは間に合わなかったはずだ。事前にスキャンしてPDFにした書類をメールで送っていたので、在ペテルブルグ領事館の方が気を利かせてビザを準備しておいてくれたらしい。それでもオリジナルがないとビザを渡せないと言われた、とのことだったから、20日よりあとに届いていたら危なかったと思われる。
書類を2種類用意して、FedExとEMSなど異なる手段で送っておくべきだった。

ビザ申請書類とディナーのセッティングに関して、工学院大学国際交流センターにご指導いただきましたが、たいへん有益でした。この場を借りて御礼申し上げます。

会議の中身の話は、長くなったので別の記事にしたい。

2013年11月27日水曜日

論文執筆をテコ入れ・反省と課題など

雑誌論文の執筆と投稿にテコ入れをして、少しずつ成果が出ていますよ、というお話の続き。

 
面倒くさいことを後回しにしがちな金野の性格(ISTP)を考えると、1日5分ずつというのはよい作戦だったように思われる。
「まとまった時間が取れたら、やろう」と思って放置していると、そのまま際限なく放置してしまう。何せ金野は査読結果が返された論文を半年以上放置するほどずぼらな人間ですからね。しかしちょっとずつでも前に進むと、投稿へのモチベーションも上がる。

それと、論文の文章を書くのは、さほど苦ではなかった。たとえば今回の査読対応では、文章を書くところではなく、新たに図や写真を用意したり、データを再度解析したりするのを面倒くさいと感じていたようだ。
図の作成やデータ解析は、5分ではできない。ある程度のまとまった時間が必要。ここの部分にどうテコ入れするかは今後の課題だが、論文の執筆作業がある程度進み、ここをクリアすれば投稿できる! と思うと、やっつけてやろうという気になる。

いま取り組んでいる論文の次は、講演論文などのベースがなく、新規に書くことになりそう。なので手をつけはじめるときに、まとまった時間が必要かもしれない。
つまり仕込みにあたる作業だ。論文の構成を考えて、必要なデータを集めておくとか、文献調査するとかして、ベースの部分を作る。骨組みといったほうがいいかな。あとはちょっとずつ肉付けしていけば、いつかは完成するだろう、と思えるもののこと。
時間が取れたときに骨組みを作って、そこからあとは1日5分ずつ進めていけばいいのではないか?

ただ、今回1日5分の論文執筆をやってみて、これまでまとまった時間がないとできないと思い込んでいた作業の中には、実は細切れの時間でもできるものがあるんじゃないか? と感じている。

実際、1日5分をはじめる前は、論文の査読対応も「まとまった時間が取れたら、やろう」と思いつつ、ずっと放置していた作業だった。まとまった時間がないとできないと思っていた。(まとまった時間がないことを言い訳にしていたのかも。)
それに毎日手をつけて、ちょっとずつ進めることで、掲載までこぎ着けた。
だから上に書いた図の作成やデータ解析などの作業、あるいは骨組み作りも、毎日ちょっとずつやればいいのかも。まずは少しずつやっていこう。

このほかに、たとえばプログラムを1日5分書くとか、運動するとかも入れていきたいが、どこに入れるのかが問題だ。
結局、毎朝論文を書くことがまだ習慣になっておらず、夕方だったり夜だったりする日もある。もしもう一つ何か入れるとすると、たとえば朝に5分運動して、そのあと論文を書いて、…のような流れになるのかな。まずは毎朝取り組むのを習慣にしないと。
まだまだ修行ですねぇ。

2013年11月26日火曜日

論文執筆をテコ入れ・これまでの成果

雑誌論文の執筆と投稿にテコ入れをして、少しずつ成果が出ていますよ、というお話の続き。

 
9月22日から、毎日ちょっとずつ論文を書くことにした。

「ちょっと」というのは本当にちょっとで、1日5分を目標とした。
左の写真にもあるように、自宅のPCモニタに目標を書いて貼った。

論文を何本か書いた方は分かると思うが、5分じゃほとんど前に進まない。論文原稿を開いて、加筆や修正を検討していたら5分なんてすぐ経ってしまう。
しかし「1日30分」のような目標を立てるのは、自分にはハードルが高いと判断した。小さくはじめると決めたのだから、5分でいい。それよりも毎日続けることの方が大事。
たとえば通勤するバスや電車の中で論文原稿を読んで、赤ペンでちょっと修正するだけでも、その日のノルマを達成したと見なすことにした。

朝起きたらまずは論文に取り組むように努力した。チェックリストを作って予定表に差し込み、論文に取り組んだ日には○をつけるなど、モチベーション維持のための工夫も。

はじめに取り組んだのは、前の記事で触れた査読対応作業をしていなかった論文。実は査読結果は1月に返されていたのに、忙しさにかまけて放置していたもの。(関係者の皆様、査読していただいた先生にはこの場を借りてお詫び申し上げます。)

毎日ちょっとずつ直した。1日5分と書いたが5分以上はやらないという意味ではなく、長い時間取り組んだことのほうが多い。

それでも2週間以上かかったが、10月7日に英文校正業者に校正を依頼し、10月18日にやっと再投稿にこぎ着けた。その後、再査読、再々投稿を経て、先日、論文が掲載された

英文校正や再査読を待っている間には、別の論文に取り組んだ。こんどは和文雑誌に投稿する論文で、これも2009年に投稿しようと思って準備し、共著の方からのコメントもいただいていたのに、その後忙しさにかまけて放置していたもの。(元は2001年の研究成果。いくら何でも溜めすぎですね…。こんなに溜め込むのは俺だけ?)

いただいていたコメントを反映させて修正版を作り、11月22日に投稿した。現在は査読プロセスに入っているはずだ。

その次の論文にも取り組みはじめている。国際学会の講演論文をベースに、内容を充実させて雑誌論文として投稿しようというもの。上の和文雑誌論文と並行して取り組んでいたが、こちらはまだまだ手を入れないといけない状態で、投稿はもうしばらく先になりそう。年内に投稿できるかな?

というわけで、論文投稿のテコ入れ策は今のところうまくいっている。ここ2ヶ月で論文の掲載が1本決まり、もう1本も投稿できた。どちらもある程度完成に近づいていたものではあったが、それを差し引いても上出来だろう。

1日5分は続いているかというと、2日間を除き、これまでのところは何とか続いている。出張でくたくただった日は、夜に取り組もうと思ってたが疲れて寝てしまった。
また科研費の申請書を書いているときは、論文より申請書を優先し、申請書を書けばその日のノルマは達成と見なした。

反省もあるがそれは次の記事で。

2013年11月25日月曜日

論文執筆をテコ入れ・習慣を作ることの効用

雑誌論文の執筆と投稿にテコ入れをして、少しずつ成果が出ていますよ、というお話。

 
きっかけはzenhabitsの記事だったように思う。9月の後半に"How to Change Your Life: A User’s Guide"と"Habit Mastery: Creating the New Normal"を読んだ。ふだんの生活を変えることができなければ、何も変えられない。いちどにひとつずつ変えよう。小さくはじめよう。そんな内容の記事。
たしかにその通りだ、変わらなきゃ、とそのとき思った。

zenhabitsにはこれまでも同様のことがくり返し述べられている。なぜ今回はその薦めに従う気になったのかは覚えていない。

いっぺんにいろいろ変えようとせず、いちどにひとつずつ変える。何をはじめに変えようかと思ったとき、たぶん最初に思いついたのは体重を減らすことだったと思うが、最終的には論文を書くことを習慣にしよう、と思うに至った。

金野はたぶん、論文を書くのが不得意なほうに入るように思われる。実際、あまり成果を出版していない。金野は大学の教員なので、論文を出すのも仕事の一部だから、これではよろしくない。

こんなことをブログに書くと学生の指導上問題がありそうな気がするが、出さなければとは思いつつも、何となく面倒くさいのだ。
研究成果が出たときには、うれしいし、おもしろいと思うのだが、それを論文にまとめるとなると、いろいろ考えてしまう。和文誌に投稿しようか、それとも英文誌にしようか、文献調査はやり直さなきゃ、英文だったら校正業者に投げなきゃ、それよりも内容をもっと充実させなきゃ、などなど。

これまでに、Elanceで文献調査を頼んでみたり、翻訳ソフトを買ったり(2種類持ってます)オンライン英文校正サービスに登録したり、ネットで論文執筆に関するサービスを調べたりした。論文を書くのをちょっとでも楽にしたいと思ったため。

しかし、上に書いた記事を読んでいろいろ考えたときに、論文は自分で地道に書くしかない! だからそこからはじめよう、と思うに至った。
その時点で、査読結果が返されていたのに対応作業をしていない論文を抱えていたことが、ひとつの理由。論文の書き方をネットで調べている間は、肝心の執筆はぜんぜん進んでいないわけで。調べても楽になりそうにないし、面倒くさくてもちょっとなら書けるのでは? と思ったわけ。

というわけで、9月22日から、毎日ちょっとずつ論文を書くことにした。
その後の経緯は、長くなったので別の記事で。

なお、雑誌論文というのは○×論文集のような学術論文専門誌に掲載される論文のこと。○×講演会とか○×シンポジウムなどに出す講演論文よりも審査が厳しく、価値が高いことになっているし、講演論文よりもたくさんの人に読んでもらえる。

2013年11月23日土曜日

第29回寒地技術シンポジウム・札幌に日帰り出張


11月20日~22日まで札幌で開催された第29回寒地技術シンポジウムに参加した。

論文も出したのだが、今回の論文の第1著者と発表はM1の石橋君。
質問に対しても石橋君がぜんぶ答えたので、金野は写真を撮っていただけ。他の発表に質問したりはしたけど。

左の写真は、発表のあと質問に答える石橋君。

今回は関係するセッションにのみ参加してすぐ帰ってくる、日帰り出張にした。21日の6時頃に家を出て、12時半頃に学会会場に入り、16時頃には会場を出て、22時頃に帰宅。

金野は体力にあまり自信がないので、都内での仕事のときに自腹で宿を取ることもある。だから日帰り出張は珍しい。学会期間中の予定は空いていたのだが、その前後に予定がたくさん入っていて忙しかったので、あまりのんびりしていられないため。

あぁでも今年は大阪にも日帰りで出張したんだっけ。

以前に数値流体シンポでお世話になったIHIの方が、国内のたいていの場所には日帰り出張で行く、とおっしゃっていた。その方が宿泊の準備や手配がないから楽だとのこと。
実際、今回はいつものカバンを抱えて出張に行った。寒いかもと思ってコートを増やしたのみ。準備はたしかに楽だったな。疲れたけど。

ちなみに札幌はあまり寒いと感じなかった。ヒートテックで武装していったのと、昼間に着いて夕方までに去ったからだろう。コートは結局使わず。

発表が1件キャンセルされて、セッションの終了が20分早まったため、予定より30分早い便で帰ってくることができた。
プログラムが不明確だったこともあって、航空便のチケットをとるときに帰りの便をオープンチケットにしていたのだが、それが奏功した。

あとは年内は都内出張のみのはず。

2013年11月22日金曜日

久しぶりの査読付き英文雑誌論文

久しぶりに査読付きの英文雑誌論文が掲載されました


Journal of Aero Aqua Bio-mechanismsという、エアロアクアバイオメカニズム学会のオンラインジャーナルです。
今回のジャーナルは昨年度に台湾で開催されたISABMEC2012で講演したものの特別号で、金野の論文もそのときの講演論文が元になっています。しかしくわしく査読していただき、たくさんいただいたご意見や修正案を反映させたので、講演時より充実した内容になっています。

ご興味があればお読みください。

ここのところ、雑誌論文としての成果発表が滞っていたので、何とか在庫処分したい。少し前から論文執筆のテコ入れをしています。
このことは別の記事で。

2013年11月8日金曜日

9月と10月の出来事

ここにずっと記事を書いてなかったので、久しぶりに。

これまでも前の月の反省をこのブログに書いていたが、まぁ「反省」と題打つと内省的なことを書かなきゃいけない気分になるので、今回は「出来事」で行ってみよう。

さて9,10月は、相変わらず忙しい日々だった。あちこちの学会に行って自分で自分を忙しくした感じもある。

9月は月末に札幌に出張した。10月は2日に阪大(これは日帰り)、17,18日には広大に出張。なお11月1~4日は佐賀大に行っていた。
先の話になるが、11月にはもう1回、札幌出張の予定がある。これも何とか日帰りで済ませる予定。

そんなにしょっちゅう出張する職業ではないが、ここ1,2年は回数が増えたので、やっと出張に慣れてきたかなぁ。
以前にも出張の効率のことを考えたりしたが、変なところで完全主義者なので、いまでも何をカバンに詰めるか悩む。国内出張のときは、「コンビニに走れば何でもあるんだし」と自分に言い聞かせている。

あぁそういえば、これも前に少し書いたが、さいきんは泊まりがけ出張のときにはHDMIケーブルを持って行っている。いま使っているノートPCはHDMI出力があり、地デジ化以降のたいていのテレビにはHDMI入力端子があるので、ケーブルがあればノートPCに入っているコンテンツをホテルのテレビで鑑賞できる。

それと、出張科学教室にも行った。10月20日の諏訪市出張科学教室
いつものウィンドカー。夏の科学教室で諏訪市の方々の目にとまったらしく、今回、声がかかった。
金野は例によって呼び込み担当のみ。学生さん達ががんばってくれました.それから中高連携で,中学生2名が手伝ってくれました.ありがとう.
作った人だけで200人以上。走行記録会に参加した人が延べで238人だった。保護者の方を入れるとその倍ぐらいかな。

出張以外では、9月は新学期が始まったので、学科幹事としての仕事が増えた。
今年は、単位履修に関する相談がとても増えたという印象。単位を落としたけどどうしたらいいでしょうか? とか、○○と××の単位のどっちを履修したらいいでしょうか? などなど。去年はこんなに相談を受けなかったなぁ。同じような状況は去年にもあったはずだが、何で今年は相談が増えたのだろう。

10月には科研費の申請書類作成でもかなり時間を取られた。9月から準備していたのだが、研究の内容や体制が変わったりしたので最後までばたばたした。
いや何より、つぎの研究の方向性を自分の中ではっきりさせるのに苦しんだ。実現象をどこまできちんと追いかけて、どこからモデル化や経験式に頼るべきか。いまは経験式で与えているところを、一歩進めてきちんと追いかけられるようにするためには、どんな実験や解析をする必要があるか。申請書類の提出ぎりぎりまで悩んだ。
ご協力いただいた関係各位にお礼申し上げます。

9月末から、論文の投稿に向けてもテコ入れしている。このことは別の機会に。

自宅のPCのOSが入っているHDDを、SSDに換装してみた。それに伴いOSを再インストールした。
スピードは、たぶん速くなっているんだと思うけどあまり実感がない。主な目的は音を静かにすることだったのだが、ハードディスクを1個減らしたぐらいじゃ変わらなかった。ファンの音を下げないといけないようだ。

これは11月の出来事ですが、
楽天が日本一になりました。うれしいです。自分で思っていたよりも、勝ったときはうれしかったですねぇ。
ちょうど佐賀に行っていたときなので、ホテルのテレビで試合を観ました。

2013年10月11日金曜日

77,007人目

金野のウェブページのカウンタが、77,007人目になっていました。


いやぞろ目でも何でもないのですが、たまたま開いたらこの数字で、うれしかったので。それだけです。

2013年9月1日日曜日

8月の反省

8月はもう過ぎてしまいましたか。早いなぁ。

まずは出来事をざっと振り返る。

3,4日にオープンキャンパスがあって、金野は学科ガイダンスを担当した。そのときの顛末は以前に書いた

そのあとは、20日の研究室内の発表会まで大きなイベント無し。
このときに研究をもっと進めたかったのだが、思うようには進まなかったのが反省。このことはあとで触れたい。

24,25日は工学院大学科学教室。プレスリリース(PDF)にリンクしておくが、約8,500人の参加者があったとのこと。
金野は例によってウィンドカーを担当。約1,000人のお客さんがウィンドカーを作っていきました。
付き添いの親御さん達を含めると、たぶん1,500人ぐらいは来ていると思われます。上の「約8,500人の参加者」って付き添いの大人も入っているのかな?

最後の31日には、M2の中間発表会。金野は今年は副指導のみ。特に大きな問題は無かったかな。

さて上にも書いたが、8月の真ん中、10日~18日頃は引き籠もり研究期間で、引き籠もってひたすらプログラムを作ったり、論文を書いたりする予定だった。
しかしあまり進まなかったなぁ。

「あまり進まなかった」のにはいろいろ理由があるが、まずはやりたいことが多すぎる。
いつも「休みに入ったらあれをしよう」「これをしよう」といろいろやりたいことを溜めてしまい、また自分の能力を過大評価しているから、いざ事に至ると時間が足りなくなったり、疲れて研究できなかったりするのだ。
人間、休みも必要。…分かっちゃいるんだけどねぇ。
うまく分散させないと。

それから、Skypeでの国際会議を2回こなした。
1回目はこのブログに書いたが、8月5日の夕方。日本は夕方だけど、カナダからの参加者もいてそちらは早朝。だからその時間帯にやっているわけですが。
2回目は12日で、やはり夕方。このときの会議でいろいろ宿題が出て、それの対応にてんやわんやした。だってリーダーが休暇に入るって言うんだもん。おかげでいろいろ勉強できたけど。

それから、口内炎で3,4日苦しんだ。
20日前後のことだったと思うが、口内炎の大きいのが、左奥の親知らずの近くに出来た。最初は口内炎だと分からず、口の中に傷をつけてしまったのではないかと思っていた。
数日痛い思いをしたあと、23日、科学教室の準備のあとに耳鼻咽喉科に行って診てもらった。(いまにして思うと、歯医者じゃなくて耳鼻咽喉科に行ってよかった。)お医者さんが口の中を見た瞬間に「あーでかい口内炎が出来てるわ」。分かりやすい症状だったようです。傷ではなくて、長くつながった口内炎だとのこと。
薬を塗ってもらい、その日の夕方にはいくらかよくなったように感じた。その後は、イソジンなどのうがい薬を使ってなるべくこまめにうがいをして、口の中の菌を減らした。それでも3,4日は違和感が残った。
医者にかからなかったら、科学教室の2日間は辛かったろうなぁ。

というわけで8月は、やりたいことがたくさんありすぎ、一方でそれ以外のイベントもいろいろあって、あまり進まなかった。
9月に入ったが、授業がはじまるまでもう少し悪あがきしてみよう。

ところで、これもここに書いていなかったが、6月に自宅の書斎にエアコンを入れた。(書斎というか仕事部屋というか勉強部屋というか…。勉強部屋というのがいちばんしっくりくる部屋)
これまではリビングに備え付けの1台のみだった。

去年の夏、受託研究がとても忙しかったころには自宅のPCでも計算を回していたが、そうすると書斎がとても暑くなって、そのせいでPCの排熱ファンがぎゅんぎゅんまわるのでとてもうるさく、仕事に集中できず閉口した。
今年は去年以上に暑くなりそうだと5月頃に聞いたので、こりゃやばいと思い、書斎にエアコンを増設した次第。

フィルターの掃除機能がついている、三菱のハイブリッド霧ヶ峰 HWシリーズを選択した。ネットで安いのを探して、設置費用等込みで80,848円。
いやー助かってます。金野にとって8万円強は高い買い物だが、今年の夏だけで元を取った気がしている。今年は暑かったねぇ。

2013年8月27日火曜日

論文管理をMendeleyに移行


論文など文献を管理するお話。

金野のように事前研究にあまり時間をかけないダメ研究者でも、20年も研究に関わっていると論文が溜まってきて、その管理が面倒になる。
さいきんはだいたいの論文がオンラインでPDFで入手でき、紙のものも簡単に電子化できるので、つまりはたくさんのPDFファイルを管理することになる。これが結構面倒くさい。これまで、PDFの管理にはAdobe Digital EditionsPapers2(トライアルのみ)を試し、文献データの管理には自作のBiBTeXデータベース+Web化プログラムやRefWorksを使っていたが、さいきんMendeleyに移行した。ここ2週間ほど使っているが、やっと決定版にたどり着いたと感じている。

Mendeleyは、
Mendeley is a free reference manager and academic social network that can help you organize your research, collaborate with others online, and discover the latest research.
と謳っている。academic social networkの方はまだ使っておらず、reference managerとして利用している。

8月10日のことだったようだが、自宅のPCにダウンロードして、まずはこれまで論文を蓄えていた論文のPDFファイルをぜんぶ読み込ませ、さらにRefWorksの文献データベースを取り込んだ。並行して、ちょうどそのとき調べていた数値計算関連の論文を片っ端から取り込んでみた。
オンラインに情報がある文献データの取り込みは比較的簡単。特にDOIがついている英文の論文は、DOIをコピペして検索をかければ文献情報が入るのでやりやすい。
PDFデータの大部分は、まずはファイルを取り込んでから、そのファイルを見ながらDOIをコピペして検索、という手順で文献データを作った。

Mendeleyはオンラインにデータを保存するので、複数のPCで文献データを参照するときに本領を発揮する。データを取り込んだのは自宅だが、職場のPCにも、ノートPCにもMendeleyをインストールし、同じデータベースにアクセスしている。自宅で取り込んだPDFファイルをノートPCで見ることもできる。(500MBの制限があるようだが。)

まだデータベースに重複や未確定なところがあって、ぼちぼち修正している。

デスクトップアプリがなくても、ウェブ版でデータを閲覧することができるので、Linuxからも使える。
いやー便利になりました。これでフリーソフトなんだからありがたい。

なお、この分野の定番ソフト、EndNoteは試していない。評判は非常によいようだが、それなりのお値段の有料ソフトなので二の足を踏んでいた。Mendeleyで満足しているので、今後も試す日は来ないかも。

2013年8月7日水曜日

Skypeで国際会議


Skypeで国際会議をしてみたよ、というお話。

金野はITTCの技術委員を務めている。
2011年に1回、2012年に1回、会議に出席した。今年も、ここに書いていないが6月の学会のあとで会議があり、参加してきた。

しかし委員会の仕事がなかなか進まないため、顔を合わせての委員会だけでは足りないということで、今回はSkypeでのミーティングをすることになった。

今回の参加者は、金野を含めて6名。
左上の映像で、左上からドイツ代表、スウェーデン代表、カナダ代表、フィンランド代表1、フィンランド代表2。一段下がったところにいる、頭の薄いのが自分です。
あと3名委員がいるのだが、連絡が来なかったのでSkype nameが分からず不参加。

Skypeは1対1の会話では何度も使っていてある程度慣れているが、複数の人と同時に会話したことは、これまでなかった。しかも国際会議。はじまる前は、うまくいくかなぁと心配していた。

しかしやってみると、思っていたよりも会話はスムーズで、議論もできたし、成功裏に終了した。2時間45分ほどかかった(途中休憩5分)。
昔買ったPolycom communicatorが役に立ちました。

同時に複数の人がしゃべりはじめると、音声が途切れ途切れになるが、そこは普通の会議と同じで、譲り合って誰かがしゃべり、誰かが待つ。(譲らない人がいたら辛いかも。今回のメンバーはその点は大丈夫だった。)

Skype以外のツールは使わず。全員がメールで回覧された同じファイルを見ながら議論しているという前提で(リーダーがFTPサーバーも立ててくれたし)、ファイル共有ソフト等は使わなかった。

Guidelineひとつ分の議論ができたので、有意義だったのではないかな。

しかしまだまだ課題はあるので、次の月曜日にもSkypeミーティングすることになった。もしかして毎週!?

それに11月には顔を合わせてのミーティングをする予定。次の会場は日本!!
前々回のミーティングで、「俺、まだ日本に行ったことないんだよなぁ」「あー俺も」「俺もだ」「行きたいなぁ」という会話があったので覚悟はしてましたよ、ええ。

とりあえず来週のミーティングまでに仕事しないと。

2013年8月6日火曜日

8月オープンキャンパス・Preziで学科ガイダンス



Preziをオープンキャンパスの学科ガイダンスに使ったお話。

8月3日、4日に、工学院大学のオープンキャンパスが開催され、金野は学科ガイダンスを担当した。

直前の出張授業でPreziを使ったので、今回の学科ガイダンスでも活かしたい!
機械システム工学科のガイダンス担当の見崎先生も賛同してくださったので、出張授業で使ったコンテンツをベースに、ガイダンス用のコンテンツを作った。

それが左上の図。

6月のオープンキャンパスでは、1学科20分のところを2コマくっつけて、機械工学科と機械システム工学科で40分しゃべっていた。1日あたり40分×2回。

今回は入学広報課からの依頼で、20分でやることに。それでも、機械系学科としては両学科合わせてのガイダンスをしたい。
というわけで、2学科を20分にまとめてやることにした。1日あたり20分×4回。2日間なので8回のガイダンス。たいへんだ!

出張事業のときは90分分のコンテンツだったので、内容を思い切ってばっさり削った。
…と言っても、1回目はまだ時間オーバー。2回目がはじまるまでにさらに内容を減らし、順序を変え、いろいろと工夫した。

4回のガイダンスは、金野、見崎先生、金野、見崎先生の順でこなした。金野は都合2日間で4回担当。
11:30からと、12:00からのガイダンスがある。そこでがんばって説明して、時間がかかっているところや見にくいところを休憩時間中に修正。そして13:00からと13:30からのガイダンスをこなす、という流れ。これを2日間やった。左上の図は最終バージョンのものです。

2つめの図は、2日目の朝に作って、1階の説明用ブースでずっと流しっぱなしにしておいた。研究室紹介をしている階の紹介や、ガイダンスの時間、八王子への案内などを繰り返し表示するもの。こちらはシンプルな構成のテンプレートをほぼそのまま使った。

前にも書いたがアンドゥがうまく動かなかったり、全体をまとめて大きくすることができなかったり、フォントのサイズを合わせる方法がなかったりと、作るのには苦労した。

まだ3つのPreziを作っただけだが、やっていて気づいたこと。
細かいことを気にせずに使うのがよいようだ。

例えば2つの図を並べるときに、両方ともきっちり同じ大きさにしようとか、ちゃんと下を揃えようとか、フォントの大きさを統一しようなどと考えるといらいらするだけ。だいたい合っていて、だいたい揃っていればいいと考えよう。
(こう見えても金野は几帳面な性格で、図の下などをきっちり合わせたがります。)

少しずつおもしろさが分かってきた。しばらく使う予定がないが、そのうちまた使ってみたい。

2013年8月5日月曜日

Preziで出張授業


7月28日の夜に、代々木の国立オリンピックセンターで、ある高校(名前を出していいのかな? いちおう自主規制)の出張授業を担当した。

富山県の高校で、2泊3日の研修旅行の一環で東京の大学について学ぶとのこと。28日の朝に地元を発ち、午後に東京について、東大農学部の校舎に行ったりしたらしい。

金野の担当講座は19時30分から90分!!
旅行してきて、昼間にも研修があって疲れているはずなのに、高校生は90分も耐えられるのだろうか? と心配だった。興味を引きつけ続けるためには、どんな工夫をしたらよいのだろうか?

もちろん、まずは内容が大事だが、講座の提供方法でも興味を引きたいと考えて、以前から気になっていたPreziを使うことにした。

昨年、うちの大学の教育開発センター特任教授・野口博先生が講習会でPreziを紹介したのと、今年の6月にPOAC13という学会に参加したときに発表者が使っているのを観たのがPreziを知ったきっかけ。

Preziは、まぁプレゼンテーションツールだと言っておおよそ間違いあるまい。PowerPointのようにスライドをめくるというメタファーに基づいたプレゼンツールではなく、大きなポスターを1枚作って、その全体を見せたり、一部を拡大したりして見せたりすることによってプレゼンテーションを組み立てる。
Preziをご存じない方は、ウェブサイトの「エクスプローラ」をクリックして、サンプルを見てみてください。あるいはYouTubeで検索してもいろいろ出てきます。

今回作ったPreziコンテンツの全体像が、左上の図。

傾いている枠が2ヶ所にあるが、Preziの中では角度を変えて配置してもその枠に合わせてズームイン/ズームアウトしてくれるので、素材を自由に配置できる。
左上の図では分かりづらいが、反転授業の説明では素材を180度ひっくり返して配置している。だって反転だもの。

Preziは初めてだったので、今回は提供されているテンプレートを利用した。左下から右上のゴールに向かってだんだん進んでいくような構成になっているもの。
今回の出張授業にあたり、入学広報課が先方の高校の要望を詳しく聞いてくれた。学科で学ぶ内容や大学の授業に対するイメージをつかみ、大学とはどのような所かを知ることが目的だとのことだった。そこで、左下のスタートを1年生、右上のゴールを卒業とした。途中は2ステップしかなかったので、1ステップ増やして、2,3,4年生の活動を紹介するコンテンツとした。
それが左上の図で灰色の曲線に沿った4つの角枠と丸。角枠が1~4年生で、丸で囲まれたコンテンツが卒業を表している。

曲線に沿った部分を話題の軸とし、例えば学生生活とか学生プロジェクトなど、大学の授業以外の話題は軸から外れたところに配置した。

最初の準備にはかなり手間取った。
Preziコンテンツを作成するデスクトップアプリがあるので最初はそれを使ったのだが、これが使いにくくてとてもいらいらする。あとでオンラインで作成する方がやりやすいことに気づいた。PowerPointなら簡単にできること、例えばテキストボックスの背景色を変える方法が未だ不明だったりする。
アンドゥがまともに動かないのには特に困っている。ある機能はアンドゥできるけど、ある機能はできない。そのせいで、例えばテキストボックスを不用意に移動してしまい、元に戻そうとアンドゥすると、テキストボックスの移動は元に戻らず、その前に行っていた作業が元に戻ったりする。フラストレーションが溜まる。

それでも、できあがりはおもしろい。ぐりぐり動く。

それと、Preziをやってみて分かったのは、同じ大きさのスライドを順番に並べて、コンテンツを入れていく、というやり方は、実は制約が大きいんだな、ということ。
PowerPointでもPreziでも説明する順序は考える必要があるが、Preziの場合は全体→細部の説明という流れを自然に表現できる。細部は小さく書いておいて、そこにズームすればよい。

詳細を見せたければズームすればいいんだ、となると、コンテンツの構成がとても自由になる。スライドを使ったプレゼンのノウハウのひとつ「ひとつのスライドに二つ以上の話題を入れない」というのがあり、金野も学生にはそのように指導しているが、今回のコンテンツ作成ではひとつの枠にたくさんの話題を詰め込んだ。スライドのわかりやすさや見やすさを考えてコンテンツを入れるのではなく、例えば1年生の授業はぜんぶ1年生の枠に収めている。

初めてなので、事前の練習もいつも以上にみっちり行った。
28日の夜、これを使って出張講座を担当。

実際には75分ぐらいでしゃべり終わってしまったので申し訳なかったが、質疑応答の時間も取れたし、まぁまぁうまくいったのではないかな。

Prezi、なかなか気に入りました。

その後、大学のオープンキャンパスでもPreziを使ってみたが、その顛末は稿を改めて。

2013年8月4日日曜日

3~7月の反省

3~7月は、落ち着かない日々を過ごしたなぁ。
以前は「○月の反省」というのをその次の月の初めに書いていたが、忙しくしていてここのところずっと書かずにいた。たまには思い出して書いてみる。

去年の忙しかったころと比べると、時間を取られたのは去年のほう。研究プロジェクトの仕事に長い時間を取られた。
しかし今年の前期のほうがばたばたしていた印象があるな。仕事の種類が多かった。「自転車操業」な感じ。まぁ反転授業なんかはじめて自分で自分を忙しくしていたのですが。

3月末から反転授業のためのビデオ教材を作りはじめ、4月から7月の初め頃まではほぼ毎週、ビデオを撮っていた。前にも書いたが3科目ぶんをいっぺんに準備するのはきつかった。

その間、もちろん授業もあった。今年から前期が1科目増えた。(後期は1科目減る。) 
6月には海外出張。ここには書いてないか。フィンランドのエスポーに行ってきた。
エスポーはヘルシンキの隣町。いいところでした。

7月には出張講座も担当した。出張講座では新しい試みもしたので、そのうちここに書きたい。

去年もそうだったが、卒論生や修士課程の学生さんへの指導にしわ寄せが来ているように思われる。8月のオープンキャンパスが終わったら巻き返します。

以前よりも運動不足を感じる今日この頃。
実は6月ぐらいから、八王子校舎の坂を登るのをサボって、生協脇からエレベータを使ってAMC棟の高さまで上がっていた。うちの大学の関係者だと分かると思いますが、あの坂は「定年坂」と呼ばれていて、登れなくなったら定年だそうな。
忙しくて寝不足だからまぁいいや、と思っていたが、7月に入ってから足がつったりだるかったりすることが増えている。これはいかんと思って、さいきんはなるべく坂を登るようにしている。

2010年の後半ぐらいに、エレベータをなるべく使わずに階段を使うようにしたことがあったが、2011年3月に腰を痛めてからはサボり気味だった。もうちょっと体を使わないといけないなぁ。

体力が無いせいで、土日が両方つぶれた次の週はきつい。今年はほぼ毎週ビデオ撮影をしていたのでさらにきつかった。
夏に鍛えるしかないか!?

研究のほうは、いまは種まきの状態かな。あまり時間をかけられなかったので、こちらもこれから巻き返したい。

8月は研究するぞ!!

2013年7月31日水曜日

授業用ビデオ教材の作成方法(13年前期最終)


以前に授業用ビデオ教材の撮影状況をこのブログに書いたとき、Facebook(このブログと連携している)でカメラマンの先輩と、カメラにくわしい知り合いからアドバイスをいただいた。それを反映させて改善したのが左の写真。
餘目さん、千原さん、ありがとうございます!!

アングルで組んだ枠や、LEDフレキシブルクリップライト2つを机の端に留めて使っているところは、以前と同じ。
以前と変わったのは、まず枠の左右にアルミホイルを貼り付けた。光が反射していくらかでも影を消せるかと考えたため。

それからライトにはトレーシングペーパーをかぶせて、少しでも面光源に近い光になるようにした。手元にあったトレーシングペーパーの方眼紙を切って筒にしたものを、引っかけてあるだけ。青い線の方眼紙なので、光がちょっと青っぽくなったけど気にしない。

手の影は以前よりましになった。

前期の授業期間は、これ以上改良しないで、まずは授業に使うビデオを撮影することを優先した。
授業期間が終わったので、古いビデオや出来の悪いビデオの撮り直しを検討中。それに向けて撮影環境をもう少し改善したい。

金野がやっている程度の方法でよければ、ビデオ授業は簡単にはじめられます。ご興味があればまねしてください。

2013年7月16日火曜日

反転授業、一段落


反転授業をしていることを以前に書いたが、前期がおおよそ終わり、反転授業もやっと一段落した。

先週の水曜日(7/10)に最後のビデオを公開し、15日にそれを使った授業を終えた。
来週にもあと1回授業があるが、そこではこれまでの復習だけをして、新しい内容は扱わない予定。

半期やってみての感想: いやぁ準備がたいへんだったなぁ~。

何度も徹夜に近い夜更かしをした。本当に徹夜したことも2回ほど。4月には日曜日に夜更かしして月曜日ぶんのビデオを撮り、月曜日に夜更かしして火曜日ぶんを撮り、火曜日に夜更かしして水曜日ぶんを撮る、という生活をしていた。4,5月の連休にビデオを撮りだめしてからはいくらか楽になったが、それでも週に1回は夜更かししていた。

現時点で236本のビデオを公開している。そのうち2本は取り直して差し替えたもので、題目としては234本分。工業力学が92本(約11時間)、流れ学が99本(約12時間)、工業数学Aが46本(約5時間)。(工業数学工業力学と流れ学で3本シェアしている。)
(2013-07-23間違えていました。修正。)

学生さんの感想や意見を知るため、アンケートを全授業で実施した。賛否両論あったが、好意的な意見の方が多かったのにはほっとした。(もちろん否定的な意見もあった。)
集計結果を分析して、後期と来年に活かしたい。

今年度は、授業を反転しただけに終わった。それだけでも効果はあったと思うが、そのぶん長く取れる演習時間を有効に活用できたとは言い難い。
昨年度よりよかったと思うのは、演習問題をじっくり解説できたこと。解説に45~60分ぐらいかけられる。昨年度までは、間違いの多い問題を中心に30分程度解説するだけだったし、それでも学生の演習の時間を圧縮していた。なので学生の理解のためには効果があったと思っている。

とはいえ、解説をしっかりやる以上のことはほとんどできなかった。

工業数学Aの一部の演習では、個別の課題設定にも取り組んでみた。演習問題を多く用意しておいて、学籍番号で異なる問題を選ばせる、というだけだが。
評価はまだ不十分。試験結果を分析して評価してみようと思っている。

やってみての感想や気づいた点などを、ぼちぼち書いていきます。

2013年5月14日火曜日

授業用ビデオ教材の作成方法(13年5月時点)


13年5月時点では、左の写真のような装置で授業用ビデオ教材を撮影している。

以前のスチール本棚枠+アングル材端材の組み合わせを、アングルで組んだ台で置き換えた。これも研究室の端材を組んだもの。

カメラ台の下に見えている白いものは、ビデオの撮影範囲を示す厚紙。カメラ台に直接固定することで、カメラの位置調整がほぼ不要になった。

それから、黒いので写真だと分かりづらいが、LED照明を2基購入、設置した。枠の中に見えている黒い棒状のものが照明。ヤザワの白色LEDフレキシブルクリップライト、4,280円×2。机の端にクリップで留めて使っている。

左側からのみ照明を当てていたときは、手の右側に影ができて、書いている途中ではノートが見づらいという問題点があった。今はLED照明を2基入れて左右両方から照明しているので、かなり明るく、手の影も入りにくくなった。とはいえ、まだ手の影で見づらい部分はあるようで、照明は難しい。

4月後半からのビデオ教材の撮影にはこの機材を使っているが、映像が改善されたのは撮影機材の改善以上に、撮影に使っているソフトウェアの調整方法が分かってきたことが効いている。

まず、オートフォーカスを切って手作業でピントを合わせるようにした。金野のビデオ教材では手でノートに書いているのを撮影しているわけだが、オートフォーカスを使うと撮影途中で手にピントが合ったり、ノートにピントが合ったりして観づらかった。

それから、自動光量調整も切った。これも、手があるときとないときとで明るさ調整が行われるので、ビデオの途中で画面が明るくなったり、暗くなったりして観づらかったため。
ソフトの"RightLight"機能を切っただけでは自動明るさ調整は切れなかった。詳細設定まで降りる必要あり。

このソフトはフリーズにも悩まされた。初期のころは一晩の撮影ごとに1回か2回は必ずフリーズし、再起動させられていた。ひとつの動画を撮影し終わって、さて保存だ、というタイミングでフリーズするので、ビデオは撮り直しになるし、ノッていた説明に水は入るし、いらいらして気分が下がることこの上ない。
今は、USBポートにWebカメラを挿した状態でいちどWindowsをリセットしている。これで、今のところフリーズを回避できている。同じリセットするのでも気分的にかなりまし。

いま使っているカメラは、ピントが撮影開始時に少し狂う気がする。1つめのビデオを撮ってから、2つめを撮る前にもういちどピントを調整している。

それから、レンズがゆがんでいるのか、右側でピントが合っているとき、左側が少しぼやける。安いカメラだからしょうがないのか? セッティングでカバーできるとよいのだが。

4月までに122本の動画を撮影したと前に書いたが、5月の連休などにも上記の機材で撮影を続けて、この記事を書いている時点では177本の動画を公開している。4月は授業の直前に次の授業分ができあがるという自転車操業だったが、やっと授業より3週間程度先行することができた。(連休中に流れ学を終わらせる野望は達成できなかったが。)

2013年5月13日月曜日

授業用ビデオ教材の作成方法(初期)



授業用ビデオ教材を作成して反転授業をしているという話を先日書いたが、その作成方法をご紹介。
まずは初期型。


左の写真は、上の2枚が最初期のもので、上が手前側(座る側)から撮ったもので、2つめはその反対側から撮ったもの。


とても簡単で、手元にあったスチール本棚の枠だけを取り外して机の上に置き、その上に棒状のもの(手元にあった、ケーブルを壁に這わせるためのレール)をおいて、その棒にWebカメラをクリップで固定して使っていた。

その後、研究室にあった端材のアングル材をもらってきて、下の写真のように改造した。

Webカメラは、Logicool HD Webcam C525。ヨドバシカメラで3,480円だった。
ヘッドセットは、昔からSkypeなどに使っていた古いもの。Webカメラのマイク機能は使っていない。
LogicoolのWebcamソフトウェアはマイク入力を切り換えられる。市販のビデオ編集ソフトも試したが、マイク入力の切り換え方法が分からず、カメラ付属のソフトに戻った。

照明は、部屋の照明と、寝室から持ってきたASSA。ビデオ教材で照明が暗いのは学生に不評で、その後強化した。その話は別途。

ノートに書いて説明するタイプの教材作成をしているので、ボールペンは滑らかに書けるようにジェットストリームボールペンにしている。最初は4色ボールペン+シャープペンシルの5軸タイプを使っていたが、カチカチ切り換えるのが耳に障る気がするのとボールペンが太くて重いので、単色のものに替えた。

ルーズリーフは無印良品のA4のもの。

上の写真2枚で、ノートの横に黄色くはみ出して見えているのは、付箋で、それより上までは撮影範囲に入っている、という印。ついつい下の方まで書いてしまい、ビデオに映っていなかった、ということが数回あったので、この写真を撮影したときには付箋を貼って目印にしていた。
その後、下の写真のように、机に厚紙の物差しをべたっと貼って、ルーズリーフをその下に滑り込ませて書く方式に変えた。物差しよりも上であればカメラに写るように、カメラの位置を調整する。

机は自宅の食卓に使っているもので、元は大学入学時に買って長い間使っていた学習机。つまり撮影スタジオは自宅の居間というわけ。

実質的な出費はWebカメラとボールペンぐらい。まずはやってみようということで難しいことを考えずにはじめてみたが、安く、簡単に環境を構築することができた。

現在はこのやり方をベースに、カメラの固定と照明などを強化している。詳しくは稿を改めて。

2013年5月1日水曜日

授業用ビデオ教材、提供開始!

2013年4月から金野の担当授業で使っている、ビデオ教材です。笑ってやってください。

学生さん向け情報のページからアクセスしてください。

以前にFacebookで少し書いたが、今年から新しい授業方法を試そうと思って、教材作りに勤しんでいる。まだ完成にはほど遠いが、3月末から4月にかけて取り組んできて、型ができてきたのでご紹介。


受講生でない方で授業用ビデオ教材のイメージをつかみたい方は、なるべく新しいもの(4/24以降のもの)を観ていただきたく。それ以前のものは暗かったり、ピントが狂っていたり、音声が小さかったり、直したいところがたくさんある。

上の「経緯」のページにも書いたが、朝日新聞の「教育をタダにする オンライン授業の衝撃」という2013年3月の特集記事に触発されて、「反転授業」を試みることにし、そのためのビデオ教材を作りはじめた。学生さん達に、もっと勉強してもらおう、そして自ら学ぶ習慣をつけてもらおう、という意図。

「反転授業」(flip teaching, flipped classroom, inverted classroom)は,通常の授業とは教室での学習と自宅学習との方向性が異なることから,こう呼ばれる.

通常の授業では,受講者は教室での講義を聴いて学習し,知識を得る.そして自宅学習で宿題や演習問題などを解き,その知識を確認する.つまり教室での学習はインプットで,自宅学習はアウトプットになる.

それに対して反転授業では,受講者は自宅やPC演習室などで講義ビデオを聴講し,知識を得る。そして教室では演習問題を解くなどして,その知識を確認する.自宅学習がインプットで,教室での学習がアウトプットなので,「反転授業」と呼ばれる.

金野が担当している前期科目では、今年(2013年)から講義系科目のすべてを「反転授業」にした。

ビデオは、紙に書いて説明しているのをウェブカメラで撮影する方式にした。まずはなるべく単純にはじめられるように。3月末から準備していたが撮影は4月に入ってから行っている。

授業ではほとんど講義しない。前回の授業で行った演習(小テスト)の解説をして、授業用ビデオに不足が合った場合のみ追加の講義をして、今週分の演習をする、という流れ。
担当している科目のうち2科目は講義演習科目(講義1コマ、演習1コマがセットになった科目)なので演習をするのは当然だが、講義だけの科目(工業数学A)でも授業中は講義をほぼまったくしないで、演習をやっている。

演習の解説にたっぷりと時間をとれるのがありがたい。これまでは講義演習科目なら180分という制約があったので、演習の解説にはあまり時間をとれず、出来の悪かった問題だけ解説していた。今年度はほぼ全問をきっちり解説できる上に、演習の時間も長くとれる。

講義のほうは、ライブ授業とビデオでは一長一短ある。正直言って、ライブのほうがテンションが高い。学生の反応を見ながら授業できる。

ビデオだと、ライブの講義よりも詳しく説明できる。発展的な内容も扱える。
また、どちらかというとビデオ教材のほうが短い時間でたくさん説明できるようだ。去年まで90分間で説明していたことを、ビデオ教材だと60分ぐらいで説明し終えていることもある。理由はまだはっきりとは分からないが、説明用の図などを事前に用意できるのと、学生が板書をノートに写す時間を考慮しないから(一時停止すればよいので)ではないかと思っている。

1授業分のビデオを、1回の講義時間(90分)以内にまとめようとはしていない。時間の制約なく説明している。たいていは90分より短いが、長くなることもある。

学生にとっては、ビデオは「何度でも観られる」「空き時間に観られる」「一時停止できる」のがメリットらしい。「家に帰ってまで勉強したくないから嫌だ」という意見もあった。(このビデオのせいで自宅学習しているのだとしたら、作戦成功だ。)
携帯電話で観ている学生もいた。いちおう観られるらしい。

理工系大学なので、PC演習室があり全員IDを持っているから、観ることができないという心配はない。


現在までのフィードバック:「画面が暗い」「ピントが合ってない」「音声が小さい」「字が読めない」等々。照明や撮影ソフトの設定を工夫して、だんだん改善しているところ。「眠くなる」というのもあったがそれはどうしたらいいのだろう? もしかして金野の声からα波が出ている? せめてテンションは上げていこうと思います。

3,4月で122本のビデオ教材を作った。すべてウェブページとYouTubeで公開中。まだまだ作り続けます。

ぜんぶ自宅で撮影。台本作成、ビデオ撮り、アップロード、ウェブページ作成の一連の作業にかなり時間を取られている。徹夜したり、睡眠時間が1時間だったりとさいきんは慢性的な寝不足です。

前期は講義系科目だけで3科目(5コマ)を担当しているので、たくさんあって大変。(ほかに実験科目と卒論・修論指導があります。)このブログもほとんど更新しなかった。連休後半も引き籠もってビデオ撮りする予定。

ビデオの作成方法などは、追々このブログに載せるつもりです。

大学関係者には相談せずに自分で勝手にやっている。大学の授業が大学の資産だとしたら、流出させた俺はクビかな。むしろどんどん出して宣伝するぐらいのほうがいいと思っているのだが。

2013年4月16日火曜日

トラブルシューティング–FreeBSD・portsdb.rb で cross-thread violation on rb_gc()

最近ブログを更新してないですが,忙しく働いています.

久しぶりにFreeBSDではまったのでメモ.

長い間Portsをアップデートしていなかったので久しぶりにportsnap updateして,portupgradeをアップグレードしようとしたら,"cross-thread violation on rb_gc()"というエラーメッセージが出て動かなくなった.

てくめも@ecoop.netの「トラブルシューティング – portsdb.rb で cross-thread violation on rb_gc()」という記事に書いてあるのと同じ現象.

ただし当方のFreeBSD-8では,書いてある対処方法(ruby18をmake configして非スレッド対応にする)が使えなかった.make configしてもそのようなオプションが出ないため.

エラーメッセージや上記の記事を手がかりに,スレッドが悪さしているのでは? と考えて,スレッド関連ライブラリをリンクしているrubyモジュールを探す.
# find /usr/local/lib/ruby -name \*.so -print | xargs ldd | less
ruby18-bdbとruby18-gdbmが該当した(libthr.soをリンクしていた).まさにportupgradeに関係がありそうなモジュールなので,それを手作業で再インストール.
# cd /usr/ports/databases/ruby-bdb
# make clean reinstall
# cd /usr/ports/databases/ruby-gdbm
# make clean reinstall
これで復活.portsdbできるようになり,ひいてはportupgradeなども使えるようになった.
同じような現象ではまっている人にはいくらか役立つかもしれないと思い,残しておく.

2013年3月11日月曜日

あれから2年


東日本大震災.あれから2年経った.

1年前に,「引き続き,自分にできることを地道にやっていこう.」と書いた.1年間,自分なりにがんばってきたと言えるかな.それとも努力が足りなかったかな.

2012年度は,以前から取り組んできた研究テーマを発展させることができて,間接的ではあるが現在の日本の課題を解決するのに役立つかもしれない研究プロジェクトに参加させてもらった.

参加したプロジェクトのうちひとつは一段落して,次につながるかどうかは未定.もしつながったら,引き続き,いまの自分にできることをがんばるつもり.つながらなかったら,…それでも自分たちのグループにできることを探して,研究を続けていく.

もう一つのプロジェクトは,あまり貢献できなかった.見直しが必要.


…それだけでいいのかな.他にもできることがあるような気がするな.


もうすぐ2013年度が始まるが,引き続き,自分にできることを地道にやっていこう.

2013年3月6日水曜日

流氷の海へ



2月16日に講演を担当したことを書いたが,その次の17日から20日まで,北海道紋別市で開催された第28回北方圏国際シンポジウムに参加してきた.

なるべく毎年参加しているシンポジウムで,去年は行けなかったが,今年は参加できた.(2010年2011年には参加)
学生を7人連れて行き,発表もしてもらったが,その顛末はこのブログにちょっとだけ書いた.(発表前夜発表当日

紋別にはガリンコ号がある.毎年,流氷をがりがりするのを期待して参加するのだが,これまでの年はまだ流氷が来ていなかったり,来ていても沖のほうにあったりして,流氷を生で目にする機会がなかった.
しかし今年は寒い年で,紋別にも流氷が押し寄せていた.これは行くしか!!

学生さんの発表を19日に終えて,その日の夕方に,20日の朝6時発の第1便を予約した.
同時にタクシーも予約して,5時半にホテルを出て,紋別ガリンコステーションへ.同じ便を予約していた知り合いの先生と一緒に,いざガリンコ号へ!

というわけで見てきましたよ流氷! ガリガリしてきました.

金野は陸の上のシミュレーション屋で,本物の氷海を航行したことがなかったので,今回が初めての海氷だった.規模は小さいながらも堪能してきた.

学生さん達は,発表が終わった夕方に紋別市役所の方々のお取りはからいでガリンコステーションまで送ってもらい,ガリンコ号に乗れたらしい.紋別市役所の皆様,ありがとうございました.

お礼を兼ねて紋別市の宣伝を:

東京から直行便出てます! 海の幸がおいしい! ばんちゃんの鶏もおいしい! 今年もまるとみでお土産買ったぜ! ガリンコ号すごくよかったぜ! 紋別最高!! みんな行くべし.

2013年3月4日月曜日

「就職に関する懇談会」の顛末

2月16日(土)に開催された「就職に関する懇談会」で,1時間ちょっとの講演をした.

最初に聞かされていた情報は,
「あ,それ,1年目の幹事の仕事だから.ぜんぶひとりでがんばって!」
と,去年使ったPowerPointスライド.

えぇぇーーー!?

就職課や学生課に問い合わせたのだが,この懇談会の目的が何で,講演に期待されている効果は何なのか,誰も知らなかった.

毎年漫然と継続されているんじゃなかろうか? けっこうな人数を動員して行われる懇談会なのだから,その内容についてもっと考えるべきではないか.

とはいえしゃべらなければならない.じゃあこっちで目的を勝手に決めてしまおう!!

というわけで,まずはいまの就職環境について教えてもらおうと,14日に就職課に行って,竹内さんのレクチャーを受けた.
資料をもらって,就職活動の流れなどについて一通り教えていただいた.

その上で,講演の目的を

「現在の就職状況についてあまり知識が無く,漠然と不安を感じている親御さんに,就職状況についての正しい知識を持ってもらい,学生の活動を適切に支援できる体制を取っていただく」

ことに設定した.
この目的は金野が勝手に,恣意的に決めた.正解かどうかも分からないが大間違いではないだろう.


去年のスライドは,機械系学科の紹介と,就職状況の説明.
もらったものを情報だけ新年度に合わせて更新し,あとは同じことをやる,という手もあることはあるが,それだと上記の目的を達成できなさそうだったので,半分ほどを作り直すことに.
前半の学科紹介の部分はほとんどいじらずそのまま使ったが,後半は現在の就職状況に関する説明などと入れ替えた.
リクナビの紹介や,B to Bの説明,特定派遣,ブラック企業の話題なども入れた.

さて,当日.

すでに全体会が始まって,もうすぐ系列ごとの会が始まるよ,というときになって,

「配付資料がいるよねぇ」
「あ,あと伊藤先生もしゃべるよ」

聞いてないよ!!! ぜんぶひとりでやるっていう話だったじゃないか!?

慌てて発表スライドの中から,就職状況の部分を抜き出して配付資料を用意.機械事務の中村さんが,こちらも大慌てで印刷し持ってきてくださった.

会が始まってからは,ひたすらしゃべった.1時間以上しゃべったはずだ.
何とか,用意したコンテンツをすべて説明することができた.

終わってから,とにかく元気にしゃべったことだけは評価していただいたようだ.内容についての評価は不明.主催者の意図に合っていたかどうかも,結局よく分からない.
自己満足で終わりかなぁ.がんばって準備したんですけどねぇ.

参加されたご父母の方々で,ご感想がありましたら,金野までお知らせください.

2013年3月1日金曜日

2月の反省

2月もやっぱり,「忙しかった」から書き始めるような月だった.


2月は,1月まで忙しかった某研究プロジェクトの仕事が減ったので,1月よりはいくらかまし.しかし雑用仕事が多かった印象.最たるものは,紙でもらった書類をExcelのシートに打ち込むとか.こういうのは学科幹事の仕事なんだってさー.

それと,日曜日に会議が入ったり,土曜日に「就職に関する懇談会」が入ったりした.

休めた土日は,最初の2日と3日の土日.この日は論文の査読の仕事があったので,自宅でそれだけやったはず.それと最後の24日は空けられた.それ以外の土日はぜんぶ仕事をしていた.

雑用仕事は,なにせつまらないので好きではないが,2月には「漠然とした課題に具体的な形を与える仕事」も久しぶりにあった.
それが16日の「就職に関する懇談会」で,うちの大学の後援会(保護者の皆様の会)主催の行事.機械系学科の学生の保護者を集めて,就職に関する話をする,というもの.時間をかけて準備する必要があった.

いろんな仕事を抱えていて,期日どおりに出せなかったものもたくさんあった.ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします.

出張にも行った.北海道紋別市で毎年開催されている,北方圏国際シンポジウム.今年は第28回.例年だと久しぶりに会う研究者の方々と旧交を温めるのだが,今年は学生を7人連れて行って発表してもらったので,その練習に付き合っていた.
国際シンポなので発表はもちろん英語.皆さん苦労なされたようで.これを糧にしていただきたく.英語は大事だよー.

1月の反省」では書かなかったが,去年「物欲を抑える」をテーマに1年過ごした反動か,1月の頭からいろいろと,去年だったらがまんしたであろうものを買っている.
シャツが傷んできたので形状記憶シャツを2種類買うなど,衣類に少しお金をかけた.それからBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンを買って,大学で使っている.

それから以前から狙っていたLED照明の安売りがあったので,それを買った.PanasonicのシーリングライトEVERLEDS HH-LC461Aというもの.7,980円.価格ドットコムの最安価格通知サービスに登録してあったので,1万円を切った値段で買えた.いま見たら倍以上の価格になっていたから,最安価格通知サービス様様だ.

それにしてもちょっとお金を使いすぎかな.

3月は,1,2月ほどは忙しくない,はずだ.3月もがんばろう.

2013年2月19日火曜日

学会発表終了!!






まあ原稿棒読みだったかもしれませんが、皆さん、無事、発表を終えました。

2013年2月18日月曜日

学会発表前夜


昨年度は参加できなかったが、それまでずっと参加していた北方圏国際シンポジウムに、今年も来ている。北海道紋別市。

今年は学生を7人つれてきた。全員、論文発表付き。せっかく北海道まで来たのに、学生たちは発表の準備で大忙し。遊んでいる暇はなさそう。

左の写真は、アクセントを調べて、発表原稿に反映させている様子。

実は事前にあまり指導してあげられなかった。金野も仕事を抱えていたため。15日が提出締切の講演論文原稿が、完成していなかった。だって就職に関する懇談会の講演もしなきゃならなかったんだもん。
というわけで紋別に来た17日の夜にも論文を書き続け、18日の朝に何とか仕上げて、送った。

そのしわ寄せを学生さん達が受けているわけ。事前にもっと原稿を添削してあげたり、スライドを直してあげたりすれば、もう少し余裕があったかも。…いや、同じだったかも。

この記事を書いているのは18日だが、発表は明日(19日)。がんばれ!!

2013年2月14日木曜日

パーソナルシュレッダーが小活躍


学生さんの成績など個人情報を扱っているので、ときにはシュレッダーにかけないといけない書類がある。

大学には強力なシュレッダーがあるが、自宅でも書類を処理したいときがあるので、昨年の秋に安い手動のシュレッダーを買った。
SANWA SUPPLY パーソナルシュレッダー PSD-11。Amazonで買ったが、お値段たったの982円也。

1,000円以下で買ったわりには、活躍している。カードを裁断する機能は期限切れのクレジットカードを処分するのに使ったし、CDを破砕する機能も古い成績データの入ったCD-Rを処分するのに使った。

年度末の成績処理が大詰めだが、今回は紙を数枚処分。安物なので1枚ずつしか裁断してくれないが、地道に1枚1枚処理した。

もっと強力なのがあればいいけど、置き場所も必要だしなぁ。それに、自宅でたくさんの書類を処分する必要が出るというのも、あんまりうれしくない。たくさん処理したければ大学に持って行けばいいし。大学でもそんなにしょっちゅう処分しているわけではないけど。
それほど長く持ちそうなものでもないので、もうしばらく安物とつきあうつもり。

2013年2月4日月曜日

1月の反省

1月は忙しかったなぁ。1月の最終日には、久しぶりに徹夜した。

「○○月の反省」を毎月書いているけど、「忙しかった」と書くことが多いなぁ。
もっと前向きなことを書きたいが、それはまたの機会ということで。

それにしても、喉元を過ぎたからそう思うのかもしれないが、1月は12月までに輪をかけて忙しかった。何せ年末年始も仕事をしたし、休日も仕事をしていた。

例によって某研究プロジェクトの数値計算と報告書書きに時間がかかったが、1月は学科幹事の業務にもかなり時間を取られた。授業期間は終わったが、そのぶん学科幹事の仕事をやっているような印象。
これ以上書くと愚痴っぽくなりそうだから自主規制。

しかし31日の徹夜は、研究プロジェクトでも学科の仕事でもなく、学生の論文書き。
例年参加している(去年はいけなかったけど)紋別のシンポジウムに、学生さんをたくさん連れて行って研究成果を発表してもらおうと画策して、5本も論文を申し込んだ。それを仕上げるのに徹夜した次第。

徹夜したら良い論文が書けるわけではない。むしろ生産性が悪くなる。もっとちゃんと準備しておけばよかった。反省。

でもひとつの学会に5本も論文を出したのは初めての経験なので、勝手が分からないのも当然か。しかも英語。1本4ページだから20ページ書いたことになる。単に英語に訳しただけじゃなくて、考察も結論もぜんぶ書き直した。それなりにちゃんとした論文になっている…と信じたい。
(怖くて読み返していない。もうしばらく忘れていたい…。)

1月は海技研に研究打ち合わせに行った以外の出張はなし。学生さんの指導時間は、12月までよりは取れたけど、十分とは言えなかったのでは。

先日、久しぶりに恐る恐る体重計に乗ってみた。70キロ台中盤だった。もっとメタボが進行していることを恐れていたが、それほど悪化していなかったので、内心ほっとしている。
昔は漕いでいたけどずっと使っていなかったエアロバイクを、久しぶりに引っ張り出して漕いでみたら、あっさり筋肉痛に。運動不足だ! エアロバイクでいいからちょっとは運動しよう。

2013年1月28日月曜日

スタンディングディスクは断念、椅子に座って仕事


以前にスタンディングデスクのことを書いたが(左の写真),あれから約2年間、スタンディングデスクを使ってきた。しかし先日、1月24日からディスプレイとキーボードとマウスを仕事机の上に戻し、椅子に座るスタイルに戻した。

2年間使ってみたが、長い間立ちっぱなしで仕事をするには体力不足だった。
2年前の記事に、「2ヶ月使ってみて,自分がいかに運動不足かがよく分かりました.立っているだけで疲れる!」と書いているが、その状態が2年間続いた。例えば書類を書く仕事など、集中してPCに向かっているときは、比較的長い時間立っているが、それが終わると椅子に座り込んで、しばらく休んだり。

体力が十分残っているときは効率よく仕事できるが、疲れていると仕事にならないのでは困る。90分の授業を2コマやったあとで、書類を書いたりメールに返信したりすることもあるわけで、そういうときにもある程度の作業効率で仕事を進めるためには、椅子に座るスタイルのほうがよいと判断した。

大学の教員は授業という立ち仕事が多いので(Time Doctorでの測定によると仕事時間全体に占める割合が2位)、椅子にずっと座っていることに起因する健康上のリスクも小さいだろう。


金野は職場では研究できない。

先日、Time Doctorで仕事時間を計っている話を書いたが、1位の研究プロジェクトの仕事(100時間)のほとんどは、職場ではなくて自宅のPCに向かって仕事していた。

根を詰めてプログラムを書いたり、計算を回したり、論文を書いたり、集中力が必要な仕事はたいてい、自宅に持ち帰っている。だから仕事が忙しければ忙しいほど、早く自宅に帰りたい。
その一方で、職場で長い時間を過ごすときには、雑用に当たる仕事を主にやっていて、集中力が必要な仕事は後回しにしていた。

しかし忙しくなってくると、そうも言っていられない。職場にいる時間に、もっと効率よく仕事したい。
例えば学生指導のミーティングと授業との合間に、時間が1時間ぐらい空くことがある。疲れていても、その時間にある程度の効率で研究を進めたい。そのためには椅子に座るスタイルのほうがよいだろう。

ところで上の写真は2年前のものだが、ここに写っているPCは2台とも代替わりして、いまは使ってない。ディスプレイも替えた。キーボードとマウスは、いまでも同じものを使っている。

2013年1月21日月曜日

福岡ソフトバンクホークスは2012年レギュラーシーズン3位。取り替えの利かない人材って何だろう。

福岡ソフトバンクホークスは、2011年度に日本シリーズを制した。その後、およそ1年前の今ごろ、投手の柱であった杉内、和田、ホールトンが移籍した。合計43勝ぶんの投手が抜けたのはソフトバンクにとって痛かったはずだ。
しかしその次の年、つまり2012年の最終順位は3位。もちろん2011年よりは成績が落ちているが、立派に戦い抜いた。

日本ハムファイターズは、2011年シーズン終了後にエースのダルビッシュが大リーグに移籍したが、2012年シーズンにリーグ優勝を果たした。

よく「取り替えの利かない人材」という表現をするが、いくら何でもまったく取り替えることができない人材というのは、ある程度大きい組織にはたぶんいないのだろう。金野はそう思っている。

あるブログに「代替不可能な、かけがえのない、競合他社に行かれては困る人材」という話が出ていた。有名ビジネスマンとかコンサルタントのブログではなくて、ベルギー在住の女性のブログです。
自分は代替不可能だろうかと考えると、不可能なわけはないよなぁという結論になる。

もし金野がいまの仕事を辞めたら?
(注:辞める予定があるわけではありません。あくまで想定ですので誤解なさいませぬよう。)

大学教員には2軍がないので、急に辞められたらすぐには交代要員を補充できず、まぁそれなりに困るだろう。しかしすぐに公募がかかり、4力学のひとつである流体力学の専門家なんかはいくらでもいるから応募者はたくさんいるはずで、長くて2年以内、おそらく1年以内に欠員を補充できる。

というわけで金野は代替可能な人材だが、できればソフトバンクの杉内のような立ち位置までたどり着きたいものだ。つまり、他の投手よりも信頼でき、勝ちを計算でき、重要な仕事をまかせることができる人物。
ただしいまの職場に特化して勝ちを計算できるのではなくて、仮に杉内のように新しい職場に移ったとしても、そこでも他の投手よりも信頼でき、勝ちを計算でき、重要な仕事をまかせることができる人物でありたいものだ。

うーん、ちょっと漠然としているなぁ、今年の目標にするには。
まずはそれをどうやって評価するのか、評価基準を決めようよ、という話になるが、それが難しいよねぇ。

結局は論文の数とか、実績とかいう話になるわけなのかな。

2013年1月10日木曜日

ノートPCのバックアップを用意する


ふだん使っているノートPCを修理に出した顛末を先日書いたが、それが仕事に差し障ったのがとても気になっていた。今回は年末年始だったので影響を最小限に抑えられたが、大事な仕事や出張の前に修理に出す羽目になったら困る。

なので、思い切って予算をかけ、バックアップのノートPCを用意した。

…といっても13,800円だが。

今回、バックアップPCに求めた要件は、(1)最低限の仕事ができること、(2)どうせふだんは使わないのだから、安くあげること。

「(1)最低限の仕事ができる」は、Core 2 Duo以上のCPU搭載で、SerialATAのHDDを積んでいて容易に交換できること、そしてWindows XPのライセンスがあることこと、とした。

CPUをCore 2 Duo以上にしたのは、Windows XPとMS Officeがきびきび動くだろうと考えたため。HDDのほうは、SerialATAなら安くて容量の大きいものが入手できるので、交換して使う前提。
WinXPのライセンスを条件にしたのは、中古だとOSレスで売っているものもあるが、それだとあとのOS入手やインストールが面倒になるから。

これで(2)に合うものをネットで物色して、中古のDELL Latitude D830を見つけた。上記の要件を満たしていて、13,800円(税込)。
さっそく飛びついて購入。

据え置きで使う前提の、いわゆるデスクノートに分類されるものだと思われる。なのででかくて重くて、無線LANが無いが、そこはがまんするしかない。

内蔵HDDは80GBしか無いが、別途1TB、5,980円のHDDを購入して交換した。この機種はHDDを簡単に交換できる。この記事を書いている時点でエージングの途中。
メモリは2.5GBも積んでいる。標準装備は512MBらしいのだが、このマシンは2GB増設されていた。増設は容易だとはいえ、最初から刺さっているに越したことはない。

マシンは中古だが、写真の通りきれいで、付属品も一通りそろっている。よい買い物だったのではないかな。

これで後顧の憂い無し。CF-S9にはこれまで以上に活躍してもらおう。

2013年1月8日火曜日

パソコンポ


ノートPCの修理で配送使われた専用の箱、パソコンポ

日本通運のものらしい。
箱には特許出願中と書いてあるが、2003年に特許取得済みのようだ。

パソコンをビニールシートの間に挟んで、空中に浮かせた状態で運送する。



…あれ、でも運送会社はヤマト運輸だったはず。

いま箱を見ても、クロネコヤマトの伝票がばっちり貼ってある。
箱だけ日通から買っているのか?
日通が特許を取ったから、買うしかなくなったとか?

まぁそれだけいい箱なのだろう。

ヤマト運輸の「パソコン宅急便」のウェブサイトを見ると、パソコン宅急便BOXなるものの説明があるが、B~Fタイプの箱は、パソコンポと同じ箱のように見える。
だがウェブサイトには「当社開発の専用資材を利用して、お伺いした際にその場で梱包し、集荷いたします。」と書いてあるなぁ。
同じもの? 違うもの? 謎は残るが、解明する機会はなさそう。

2013年1月7日月曜日

ノートPCが修理から戻る


前回書いたように、年末に修理に出していたノートPCが5日に戻ってきた。

ぜんぶで8つの部品を交換してもらった。基板、ケース、HDD、DVDドライブなどなど。これを自己負担すると74,025円かかったらしいのだが、保険で賄ったので負担額はゼロ。

というわけでもういちど繰り返し:

プレミアムモデルばんざーい!! 選んでよかったぞPanasonic!

帰ってきたノートPCは、見かけはもちろん以前とほとんど変わらないが、キーボードのテカリがなくなって印字がくっきり読めるし(以前はホームポジションが指の脂でてかっていた)、以前は開きにくかったDVDドライブの蓋がぱかっと気持ちよく開く。修理に出したきっかけとなった、VGA出力の不具合も解消されていた。
これで今まで以上に気持ちよく使える。大事にしよう。


今回の修理で、プレミアムエディションの評価が上がった。

無償で引き取りに来てくれて、年末年始も休まず修理してくれたのは非常にありがたかった。負担額ゼロ円だし、言うこと無し。


買ったときは3年特別保証のことはまったく意識していなかった。出先でプログラミングしたり数値計算したりできるように、という意図で、CPUが強くでメモリをたくさん積めるノートPCを選んだら、プレミアムエディションになった次第。

仕事をしていて、いまいちばん困るのは時間を取られる不意のトラブルだ。さいきんは仕事に余裕がなく、ぎりぎりで回しているところがあるから、それを阻害されるトラブルは非常に困る。


今回、年末年始にかけて修理してくれて10日間で直してくれたことは非常にありがたかったが、たった10日間でもノートPCを使えなかったために一部の仕事が滞った。実は年末に実家に帰省するのを断念したのだが、ノートPCが使えないため、溜まった仕事を実家でこなすことができない、というのが最大の理由。これがもっと長かったり、PCを自分で梱包して送る必要があったりしたらかなり困ったことだろう。

一方で、このノートPCへの依存度が高すぎることも分かった。年末年始で修理できたからよいようなものの、例えば出張前に壊れても何とかなるのか?

修理期間中、研究室の古いノートPC(CF-T4)を借りて使ったのだが、オフィスソフトが入っていなかったのとハードディスクが60GBしかなかったのがネックで、仕事用のファイル群をディスクに置けず、ほとんど仕事できなかった。MS Word Viewerをインストールして書類を印刷するのに使った程度。プレゼンテーションなどの仕事には、使えそうにない。
もうちょっとましなバックアップを検討しておくべきだろう。

2013年1月5日土曜日

ノートPCを修理に出す

普段持ち歩いているノートPCに不具合が出た。

2011年のはじめに導入したPanasonic Let's Note CF-S9。12月の出張のときに取り扱いを損ねて、床にがたんと落としてしまった。

そのときには気づかなかったのだが、後日プロジェクターをつないでみたら、青が表示されない! VGA出力がイカレてしまった!?
RGBのうち、青だけが出ない。赤と緑は表示されるから、断線か何かだと思われる。

外部出力を使わない仕事は問題なくできるのだが、件のノートPCは出張先でプレゼンテーションに使うこともあるので、外部出力ができないと仕事に差し支える。そこで、修理に出すことにした。

長期間使えないと困るので、はじめはPanasonicの即日修理サービスをやっている窓口に持ち込もうと考えたが、対応しているのは”2005年5月以降に発売された「Let’snote」で、かつ、機種品番の末尾に「R」が付く製品(店頭販売モデル)”とウェブサイトに書いてある。金野の持っているPCは品番末尾がPで、対象外。
あれれと思って問い合わせたところ、金野が持っているPCはMy Let's倶楽部取り扱いのプレミアムエディションなので、3年特別保証がついていた。無償で引き取り修理してもらえるとのこと。

いやぁ助かった! 保証期間を過ぎていると思いこんで、有償修理を覚悟していた。無償引き取りもありがたい。

バックアップ等の作業をして、引き取りサービスに渡したのは先月28日の午前中。ヤマト運輸の人が専用の箱を持って登場し、ノートPCをビニールシートの間に挟んで段ボール箱の中で空中に浮くように梱包し、持って行った。

31日にメールで不具合の内容を知らされた。
  1. USB基板液体浸入による腐食
  2. ボトムケースのボス折れ(外圧破損)。液体浸入による腐食も確認
  3. キーボード裏面、HDD FPC、DVDドライブ、DVD-SD FPC腐食
  4. トップケース変形によるディスクカバーの開閉不具合。液体浸入による腐食も確認
  5. HDD交換セクター47個検出
…あれれ、VGA出力の不具合よりもやばい内容ばかりじゃないか。

このPCは買ったばかりのころに飲み物を零してしまったことがあり、押したキーが戻ってこなかったり、USBポートの調子が悪かったりした。その後は使えるようになっていたので、もう大丈夫なのだろうと高をくくっていたが、どうやらそうではなかったらしい。

修理受付デスクからのメール:
液体被りが原因による部品交換にて、今回の症状については、
全て良化致します。
通常、液体被りは有償でのご案内とはなりますが、
本製品に関しましては、プレミアムモデルでございますので
修理費用を『保険』にてまかなうことが可能となっております。
プレミアムモデルばんざーい!! 選んでよかったぞPanasonic!

というわけで修理してもらうことに。
年末年始は混んでいるそうで、戻ってくるのは5日(土)の予定。混んでいるといっても10日ほどで戻ってくるのか。

戻ってきたPCのことは、稿を改めて。

2013年1月3日木曜日

Time Doctorで仕事を把握


以前にネットの使用時間を制限しようとしているという話を書いたが,ネットに限らず,自分が仕事やそれ以外にどのぐらい時間をかけているのか,調べてみたいと思った.
自分は自分に甘いので,たくさん仕事しているように思い込んでいるし,雑用が多いように感じている.しかしその実態はどうだろうか?
ネット情報によれば,ちゃんと測ってみると,実際にはなんだかんだと休憩していて,1日4時間ぐらいしか働いていないこともあるそうだ.もしかして俺のことかも?

というわけで仕事をしている時間を計ることにして,Time Doctorを導入した.

このソフトは,基本的にはPCに向かって仕事をしている時間を計ってくれる.仕事を始めたとき,または仕事の内容が変わったときにTime Doctorに登録しておけば,それぞれの仕事の時間を計測して、毎日レポートとして送ってくる。
PCを使わずに行う仕事は、手動で入力できる。ウェブサイトのレポート機能を使えば、過去の時間の集計も可能だ。

このソフトを昨年の9月末から使っている。
12月末までの結果を集計してみた。

いちばん長く取り組んでいるのは、予想通り、某研究プロジェクトの仕事。Time Doctorで集計されているぶんだけで約100時間。
実質3ヶ月で100時間は、つまり1日平均1時間ということだよなぁ。長いのか、短いのか? まぁそんなものか? それ以外の仕事もするわけだし。

2位は「授業」だった。集計されている時間は約60時間。
授業に取られている時間がこれほど長いとは思っていなかったが、改めて考えてみると、週に5コマの授業をしていて1コマ90分だから、実際は60時間以上かけているはず。Time DoctorはPCを使わない仕事を手動で入力させるが、そこが甘かったものと思われる。

3位が「メール処理」で約40時間。えっそんなに?
メールに返事を書いている時間だけでなく、そのメールに添付する書類を作ったり、調べ物をしたりする時間も含まれているはずだが、それにしても多いなぁ。3位かよ。

ここから後は団子。
4位は「雑務」で約28時間。上のメール処理とは別に、書類を書いたり、予算処理したりする仕事。もう少し細分化して把握したいと思って一時期「予算処理」とか「書類処理」に分けてみたりもしたが、面倒くさくなって最近は「雑務」で統一している。
5位が「PC設定」、約26時間。うーむ。
6位は「移動」で約23時間。朝の通勤時間等は含まず、出張の移動時間や、会議のために新宿・八王子間を移動する時間などのみを集計しているが、それでも実際にはもっと多いはず。
7位に「学科幹事業務」が入って約16時間。これは4位の「雑務」と切り分けが難しい。

集計された時間の合計は約500時間だった。月20日勤務だと仮定すれば1日8時間強。実際には集計されていない時間がかなりあるので、まぁふつうのサラリーマン並みぐらいは働いているであろう。

「メール処理」が多いのは何とかならないか。迷惑メールや広告メールはGmailの機能で受信トレイに入れないようにしているので、純粋にメール処理にもたもたしているということだろう。これは改善しなければ。

Time Doctor、面倒なところもあるが、なかなかおもしろい。Linux版もあって、Linuxで仕事をしているときもちゃんと集計してくれる。あと1年ぐらいは使い続けたい。

2013年1月2日水曜日

2012年に買ったもの

2010年2011年に引き続き、2012年に買ったものを振り返ってみる。

いちばん高かったのは、礼服2着セット。量販店で買ったけど、高かったなぁ。まだ一度しか使っていません。冬用の礼服は出番なし。ものがものなので、出番が多ければうれしいとは限らないのだが。

次は、PCパーツと液晶モニタ。AMDのAPUで組んだのでそれほど高くはない。
その次がマニフレックス・マットレス
その次は、物ではないが、技術士登録手数料+諸費用。
次いで、ニトリのいす
その次はどうもPolycom communicatorだったようだ。

PCとモニタのセットは、今もこの記事を書くのに使っている。まだ組んで日が浅いが、しょっちゅう使うものなので、壊れたりしなければ元を取る日は遠くない。それほど高いものではないし。
マットレスといすも、ほぼ毎日使うので、元を取れるであろう。

元を取れていないのはPolycom communicator。せっかく買ったのに数回しか使っていない。
これを買ったのは、Skypeでのコミュニケーションに使って、会議や打ち合わせでの移動時間を節約しよう、という意図だったのだが、それを活かすための環境を作れていないので、Polycomも活かされていない。ちょっともったいない。
とはいえ金額は1万円ちょっと。ここには書かないが交際費(飲み会とかお土産とか)でもっと出費しているので、見直しが必要ならほかの部分を見直すべきであろう。

去年の目標を「物欲を抑える」ことにしていたが、総じて2010年、2011年よりは出費を抑えて生活できた。2011年は引っ越しや保険の見直しがあって出費が多かったので、それに比べると大幅減。11月に解放してからいろいろ買ったが、その分を差し引いても、去年の目標は達成できたといってよいであろう。…甘いかな。

2013年の目標は未定、検討中。

2013年1月1日火曜日

新年のご挨拶

新年のご挨拶を申し上げます.
今年1年もよろしくお願いいたします.

まずは取り急ぎご挨拶まで.