先日も書きましたが,7日に技術士第2次試験の筆記試験を受験してきました.
去年に1次試験を受けましたが,その続きにあたります.1次試験は択一式の試験で,分からなくとも答えを選ぶことが出来ました.
しかし2次試験は論文課題で,400字詰め原稿用紙だと4枚半ぶんにあたる作文を3つ書きます.勘で答えるわけにはいかないですね.
機械部門の受験者全員が解答する「必須科目」と,自分の専門の問題を解く「選択科目」があります.必須科目は作文課題が1つ(2問から選択).選択科目は金野が受けた流体工学の場合は2課題で,4問ずつの設問から1つずつを選んで解答するようになっていました.
試験時間は,必須科目が午前中で2時間半,選択科目は午後に3時間半! 久しぶりのヘビーな受験です.大学受験以来かな? それとも公務員試験以来?
これほど重い試験なのに,十分な対策を取れないままに試験に臨むことになってしまいました.
1月には技術士試験講習会に参加して,たっぷり脅されてきたというのに!
いかんですね.ちゃんと時間を取らず,日常業務に流された結果です.
最低でも作文の感覚はつかまなければならないと思い,直前の1週間に作文の練習をしました.
参考書を4冊買い(うち2冊は試験直前に買いました),過去問を実際に解いてみた上で解答例を確認し,論文の体裁や図の描き方(論文に図を入れてもよいのです),書き出しやまとめの書き方などを研究しました.
練習してみて感じたのは,制限時間内に指定された分量の論文を書くこと自体は,金野にとってはそれほど難しくないということです.
書くべき内容が思い浮かばず筆が止まる,ということは,練習の時点ではほとんど経験しませんでした.むしろ制限枚数内に収めるために,内容を取捨選択する必要に迫られることが多かった.時間が不足することもありませんでした.
また,選択科目の2問目が金野にとっての難関だということにも気づかされました.選択科目2課題のうち,1問目は主として専門的知識の確認のための問題,2問目は応用能力を問われる問題です.金野は実務経験が乏しく,知識はあっても応用経験が不足しているということですね.
これはもうしょうがない.参考書を読んで勉強できることではないので,腹を括って自分に書けることを書こうと開き直ることにしました.
以上がまっとうな試験対策ですが,そのほかにもいろいろと手を尽くしました.
まず,たくさん書く試験なので,書きやすいシャープペンシルを買いました.PILOTのドクターグリップ.書きやすくてとてもよかったです.試験会場ではドクターグリップの採用率が高いように感じました.
シャープペンシルの芯も,折れにくいと宣伝されていたものを選択.
それから,試験前にはカフェインをなるべく摂らないようにしていました.試験直前にカフェインを投入して,眠気を防止し集中力を上げるためです.2年前のTOEIC受験,去年の技術士1次試験でも使った,姑息な方法です.
…というわけで本番を迎えるわけですが,長くなったので次回にします.
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