2011年4月7日木曜日

もし自分のPCのデータが急になくなったら

東日本大震災では,たくさんの方が家や職場を失いました.建物を失っただけでなく,思い出の品や,仕事の道具やデータを失ったことになります.

金野自身はは今回の震災ではぜんぜん被害を受けず,仕事を続けていますが,自分に同じようなことが起きたときに,仕事を続けられるだろうか?

金野の場合,何とかなりそうな部分とそうでない部分があるように思っています.

仕事に関する書類やデータなどのかなりの部分をDropboxに保存しているので,たとえば使っているPCがぜんぶ使えなくなっても,新しいPCを入手して設定すれば,大部分のデータを回復することができるはず.そしてPCのデータが復活すれば,授業をするとか試験問題を作るなど,教える仕事に関しては何とかなります.

研究に関してはDropboxに入りきらないものもあるので,すべてを保存できていません.最低でも自宅と大学とで多重化はしてありますので,いっぺんにすべて失われる可能性は低いと思われますが,ここは考慮の余地がありますね.

そして,学生さんの成績など個人情報のデータ.これも,授業期間の途中に失われるとたいへん困ります.
これはオンラインで見られる場所に保存するべきではないと考え,Dropboxに入れておらず,オンラインバックアップも行っていません.研究のデータとだいたい同じ方法で多重化してありますが,普段持ち歩くPCには入れないようにしているので,研究のデータよりも失われる確率が高いです.
また,研究のデータと違い,成績のデータなどは仮に失われると回復できない.たとえば数値計算のデータだったら,もう一度計算すれば同じ結果が得られるし,実験データなら実験をやり直すことができますが,個人情報はそういうわけにはいきません.

これまでは多重化以上の対策が必要だとは思ってこなかったのですが,今回の震災のニュースに接しているうちに,これまで通りの方法では不十分かもしれないと思うようになってきました.心配しすぎでしょうか.

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