2011年4月12日火曜日

原発反対でもいいけど,それならエネルギーを何とかしないと

原発推進派とされている(ご自分でもそう発言しているそうですが)石原慎太郎氏が東京都知事に4選されました.当選後の報道では原子力について問われて,

「これは非常に大事な問題。全部否定したら大変なことになる。大事な命題だと思う」
「冷静に対処する必要がある。原子力を全面的には肯定しないが、努力すべきだ」

と答えたそうです.これを回答している様子を,たまたまテレビで観ていました.他の質問に対する回答は石原節全開ですが,この問いには慎重に答えている印象です.

10日には東京などで原発反対のデモ行進が行われたとも報道されています.

日本の電力で原子力が占める割合はおよそ4分の1です.残りの大部分が火力発電から得られていて,水力他は1割程度です.(「主要国の電源別発電電力量の構成比」より)

原子力をぜんぶ捨てるなら,現在の電力の4分の1を節約するか,またはその分を他の方法で埋め合わせなければならない.また,前にも書いたのですがCO2削減も安易に看過できない課題です.

だからといって安易に自然エネルギーに切り替えよというのでは,問題は解決するのは難しい.たとえば水力発電ですが,ダムの建設に反対し,「コンクリートから人へ」と主張した政党に国民が政権を委ねたのはわずか2年前のことです.いまから電力需要の4分の1を生産する水力発電所を,どこに作るというのか?

可能性のあるのは洋上風力発電で,日本の電力の20%をまかなえるという試算もあると伺ったことがあります(出典がいま見つかりません).ここに大きな金をかければ,10年後ぐらいには問題は解決するかもしれない.ただし電気料金の上昇などを受け入れる必要があります.同じく石原氏の当選後の発言で,

「国民の我欲(がよく)を抑制しないとこの国は再生しない」と持論を展開。

にも注目されます.

以前からエネルギー需給についてはアンテナを張っていたのですが,最近は特に消費に関していろいろ調べています.
省エネ,節電は大切ですが,地道な努力だけで電力消費の4分の1を抑制できるだろうか?
仮に抑制できたとして,日本の経済や産業はどうなるのか?
機械工学に携わる研究者として,この問題に対してどんな貢献ができるか?

すべてを解決する魔法は思い当たらないのですが,その一部に貢献できそうないくつかアイディアが浮かんできたところです.
がんばって研究しよう.

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