2010年9月30日木曜日

Intel Compilerって速いはずじゃ…?

以前に東大のHA8000を使ってOpenFOAMを回している話を書きましたが,そのときの素朴な感想として,東大のスーパーコンピュータだからもっと圧倒的に速くてもいいんじゃないのかな,と思っていました.
本当にこれが実力なのか? 設定が悪いせいで,HA8000の実力を引き出せていないないのではないか?

OpenFOAMは並列化にMPIを使っているので,共有メモリ型のマシン向きとは言えません.また,コンパイルに用いたIntel Compilerの最適化方法もよく分かっていませんでした.

そこで,まずはIntel CompilerとGccとでどのぐらいの性能差があるのか試してみようと思い,Intel CompilerとIntel MPIを使ったOpenFOAM-1.7.0のバイナリを作り,うちの研究室にあるCore i7マシンを使って計算してみました.

最適化オプションには”-m64 -ipo -O3 -no-prec-div -xSSE4.2”を指定しました.マニュアルとネット情報を頼りに,まともなものを指定したつもりです.
比較対象は,バイナリ配布のOpenFOAM-1.6(OpenMPI使用)と,Gcc-4.3でコンパイルしたOpenFOAM-1.7.0(Intel MPI使用)です.

その結果が左上のグラフです.
たいして差がないじゃないか!? これは意外でした.

今回はひとつのマシン(4コア)で並列計算したので,OpenMPIとIntel MPIで差がほとんどないのは理解できます.(それでも速くなってくれることを期待していましたが.)
しかしIntel Compilerでコンパイルしたバイナリは速いだろうと想像していました.1~3割速くなるというネット情報もありました.Gcc-4.5以降は最適化がかなり改善されたという情報もあったのですが,今回使ったGcc-4.3との比較では,Intel Compilerが水をあけてくれることを期待していました.

しかし実際にやってみると,わずかな差ではありますが,Gcc-4.3でコンパイルしたものが最も速い.
うーんなぜだろう.Gccが優秀だということでしょうか.それとも差が出にくいコードだということでしょうか.

こうなるとGcc-4.5でコンパイルしたものを試したいのですが,今のところできていません.

最適化オプションをいろいろ試す余裕はないのですが,たとえばIPO(手続きをまたがった最適化)のオプションをつけると,コンパイル時間が長くなる割りには計算時間にほとんど差がなかった.ですからこれ以上がんばっても得られるものは少ないように感じています.

いまやっている計算方法が,最適ではないにしても,最適に近い方法だということでしょうか? それならそれでいいのですが,何となく釈然としない.もっといい方法はないのかなぁ.

2010年9月29日水曜日

フードシステムソリューション2010



研究を受託している会社がフードシステムソリューション2010という展示会に出展したので,23日にそれを見学に行きました.

これまでも何度か展示会に行っていますが,食品産業関連の展示会ははじめてです.
試食コーナーなどでちゃっかり楽しんできました.米粉のパンはおいしかったな.

2010年9月28日火曜日

仕事用PCがおかしくなった.その原因は…


職場で使っているPCの調子が,少し前から悪くなっていました.

ここ1,2ヶ月ほど,Firefoxがしょっちゅう落ちるなぁと感じていましたが,ブルースクリーンに落ちたり,Firefox以外のソフトが落ちるようになったり,ついには起動しなくなったりしました.

いまにして思えば,こういう症状だとある程度まで原因が想像できたかと思いますが,ここのところディスクトラブルが続いたので,まずディスクから疑いはじめました.
Windows XPの「エラーチェック」ではディスクエラーが出なかったのですが,Windowsのインストールディスクから回復コンソールを起動してCHKDSKをかけると,こちらはエラーになります.やっぱりディスクのせいか(とそのときは思った).

起動ディスクを交換して,フォーマットして,Windows XP SP3を再インストールすると,

…再インストールできない!?
ファイルのコピーの途中で,エラーになります.

これはおかしいと思い,ほかのハードディスクに交換しても,だいたい同じところでエラーに.
Windows XP SP2のディスクを引っ張り出してきてインストールしても,やはりエラーに.
まさかCDドライブがおかしいのか? と思ってこれを交換しても,やっぱりエラーに.
??? なぜ?

ネットで調べるまで,こういうことがメモリの故障で起こりうる,ということを知りませんでした.
UbuntuのインストールCDに入っているmemtest86+をかけてみたところ,画面が真っ赤に.
2本指しているメモリのうち,1本が壊れていました.

元のハードディスクに戻し,メモリを1本だけにして起動したところ,今度はあっさり起動.
メモリのエラーに気づく前にいろいろいじったせいで,復旧に時間がかかりましたが,何とか元の状態まで戻すことができました.

起動しなくなってから復旧させるまでに,丸一日かかりました.メモリだと最初に気づけば1時間以内に何とかできたはずで,無駄に迷走しましたね.ノートPCを使ったり,合間に授業や業務打ち合わせをやったりしたので,全く仕事しなかったわけではないのですが.

教訓:PCがおかしくなったら,メモリテストをかけよう.

2010年9月27日月曜日

卒論発表会9月編

9月18日に,久しぶりの研究室内卒論発表会が開かれました.

今年は卒論生が多いので,朝の9時20分から夕方までです.
さすがに5月,7月に比べると多くの学生の研究も進んでいて,なかなかおもしろかったです.(もちろんそうでない学生もいて,どやしたりもしましたが….)

2010年9月26日日曜日

日本丸のステンドグラス

日本丸を見学したときの写真です.幹部用の食堂の天井(だったはず)にあるステンドグラスです.

天井の写真で,真下には入れなかったので,窓の下まで手を伸ばして撮りました.うまく写っているかな.

2010年9月25日土曜日

潜水・浮上メカの実験

魚ロボット班の卒論生は,9月のはじめの2週間,海技研でもの作りの実習をさせてもらいました.

金野は学会だの授業だの停電復旧だので,ほとんど関わることができませんでしたが,2週目の木曜日に成果を見せてもらいに行きました.

左の写真は,鈴木君が作った潜水・浮上メカの,木曜日の段階での写真です.水の中をゆっくり浮上しているとき,だったかと思います.
この写真ではよく分かりませんが,箱の下に鈴木君が設計・製作した潜水・浮上メカが仕込まれていて,水の中を上下運動します.

この2日後に卒論発表会があったのですが,そのときにはさらに改良されていました.

鈴木君以外の学生さんもよく頑張ってくれていたようで,研究が進んでいました.今後が楽しみです.

2010年9月24日金曜日

停電対応に苦しめられる

先日,うちの大学で計画停電があり,そのあといろいろトラブルがあって,苦しめられました.

今年の夏は暑かったからでしょうか?
  • サーバのハードディスクが1個いかれた.
  • ハードディスクを交換しても,サーバが数回フリーズした.
  • 別のファイルサーバが,やっぱりディスクエラーで上がらなかった.
停電の日の夜中に大学に行き,復旧作業をしたのですが,上記のトラブルがでて困り果てました.その日のうちにはすべては対応できず.

でも,おかしかったサーバ2つとも,その後はエラーなく動いています.あのエラーはなんだったんだ…??

今年はトラブルの多い年で,対応に四苦八苦しています.

2010年9月23日木曜日

いす

知り合いがいすを組み立てるのを手伝いました.

白いレザー(なのかな)のいすです.きれいですね.
金野が使ったら間違いなく汚れだらけにしてしまうに違いありません.
でも,かっこいいのでちょっとうらやましい.

2010年9月22日水曜日

文化見学会で横浜港クルーズ


9月11日に,工学院大学後援会神奈川支部主催の文化見学会「金野先生と巡る日本丸見学と横浜港クルーズ」の講師に招かれて,参加してきました.日本丸の見学のあとは,反省会を兼ねた横浜港クルーズです.

横浜港に乗り出すのははじめてです.天候にも恵まれ,景色を楽しむことが出来ました.ベイブリッジの下をくぐったり,コンサートらしい会場の横を通ったり.
ビールをたっぷり飲んで,おいしいものを食べました.

2010年9月21日火曜日

文化見学会で日本丸見学



9月11日に,工学院大学後援会神奈川支部主催の文化見学会「金野先生と巡る日本丸見学と横浜港クルーズ」の講師に招かれて,参加してきました.

何とも面映ゆいタイトルですが,例年,講師の名前を入れた見学会を開催しているそうです.
今年は日本丸見学と横浜港の周遊が入っているということでしたので,海に関係がある研究をしている金野に声がかかったのだと思います.

これまでも工学院大学・朝日カレッジの講座や高校の出張授業などでいろいろ講演してきたので,それらをつなぎ合わせてお茶を濁すことも出来たと思います.が,今回は勉強を兼ねて,新しい講演プログラムを用意することにしました.
現在の地球環境に対するわれわれ技術屋の理解状況や,対策の必然性と緊急度,そして海を利用した解決方法などを話すことに.

9月5日~8日の名古屋出張に行っている間は,昼間はもちろん学会に参加していましたが,朝と夜はスライド作りに時間をつぎ込んでいました.講演直前の10日に仕上げて,資料を印刷し,練習し,11日に本番です.泥縄だ!!

しかし,まぁ,何とかうまく話せたのではないでしょうか.時間もほぼぴったりだったし,話したいことはだいたい話すことが出来ました.

その後,日本丸の見学をしました.日本丸は今年で傘寿(80歳)だそうですね.船の研究テーマを持っていながらなかなか船に乗る機会のない金野も,楽しませてもらいました.

2010年9月20日月曜日

日本丸の模型

横浜みなと博物館訓練センターにある,日本丸の模型です.

工学院大学後援会神奈川支部主催の文化見学会に参加してきました.「金野先生と巡るに本丸見学と横浜港クルーズ」です.
タイトルはさておき,楽しんできました.おいおい報告します.

2010年9月19日日曜日

尾瀬の風景より・オゼコウホネの花

小さくしか写せませんでしたが,写真中央に移っている小さな黄色い花が,オゼコウホネだそうです.

尾瀬監視員(?)の人に教えてもらいました.なかなか見ることのできない花だそうです.前の日には咲いていなかったとか.
運がよかったようです.

2010年9月18日土曜日

出張の帰りに台風に遭う

名古屋出張からの帰りは9月8日(水)でしたが,台風9号に当たってしまいました.

名古屋は朝から横殴りの雨.これはやばいと思い,予定より早く帰ることにしました.
新幹線は名古屋からしばらくの間,徐行運転をしていました.あとで挽回して新横浜には定刻に着きましたが.

あちこちに水が溜まっていました.池のように見えるところからバスケットボールのゴールがにょきっと突き出ていたり,半ば没水した遊具が見えたりしました.

静岡を通過するあたりではガンダムが見えました.(これは台風とは関係ないですね.)

金野は無事に帰ってくることができましたが,電車が止まった時間帯もあったそうです.

2010年9月17日金曜日

名古屋出張での小さな挑戦

金野は年に数回,泊まりがけの出張に出ます.学会だったり,大学の業務だったりですが,大学教員としては少ない方ではないかと思っています.

あまり慣れていない出張なので,ついつい荷物をたくさん持ちすぎる傾向があります.着替えが多すぎたとか,PCガジェットを持って行ったけど使わなかった,など.

9月の名古屋出張では,反省して,ふだん持ち歩いているカバンに入る範囲の持ち物で出張してみることにしました.金野にとっては,ちょっとした挑戦です.

金野がふだん持ち歩いているカバンは,オーバーナイトバッグに分類されるもので,1泊ぐらいの出張ならこれだけでOKです.(だからオーバーナイトというのでしょう.)
ちなみにユニクロ×DIMEコラボのオーバーナイトバッグで,2世代ぐらい?前のものです.

今回は3泊4日の出張でしたが,これまでは3泊以上のときはもう一回り大きなカバンを使っていました.

このオーバーナイトバッグは,衣類を入れる区画のマチを広げることができます.これまで広げて使ったことがなかったのですが,今回はこれを広げて衣類などを詰め,またふだんは外している肩掛けストラップをつけて使うことにしました.
衣類はおおよそこれまでと同じにしましたが,それ以外の持ち物を減らし,カバンに詰め込みました.ふだん持ち歩いているものも,この機会に見直して減らすことに.

結局,このカバンで何とかなりました.これまでの出張の無駄が多すぎたということですね.
学会出張なので服装はだいたい決まりますし,あちこち歩き回るわけでもありませんから,持ち物は最低限でいいんですよね.それにいまはコンビニでたいてい何でも買えるんだから,「念のため」の持ち物は持たないと割り切っても良さそうです.

ふだんのカバンで出張できると,準備が楽なのがありがたい.荷物の入れ替えをせず,衣類だけ詰めてすぐ出張に行けます.まぁしょっちゅうあることではないのですが,フットワークが軽くなるのはよいことだと思うことにします.

2010年9月16日木曜日

名古屋出張

9月5日~8日の3泊4日で,名古屋工業大学で開かれた日本機械学会年次大会講演会に参加してきました.

金野は発表はなし.M1学生2名が発表しました.金野のフォローはほぼ全くなしで,ちゃんと受け答えしていました.

名工大は鶴舞の駅から公園を通り抜けた場所にあり,広くてきれいなキャンパスでした.公園と隣接しているというのはよいなぁ.

写真はその公園で撮ったものですが,見えている建物は名工大ではなくて,名大病院の建物です.

2010年9月15日水曜日

計算機エリアの照明


研究室の一角に計算機用のエリアがあるのですが,照明がなくて困っていたので,安い照明を設置しました.

裸電球がぶら下がっている,だけ.わびしい感じが何とも計算機室らしいですね(嘘).

「照明がなくて」というのは正しくなくて,古くて大きな水銀照明が天井についているのですが,近くでスモークワイヤの実験や高速度ビデオ撮影をしていることがあり,安易に使うのがためらわれるものでした.気軽に使える照明がほしかった.

というわけでこういう照明になったわけですが,サーバの設定作業などでかなり助かっています.

白熱電球は最近は悪者で,蛍光管やLED方式の電球じゃないと地球に優しくないと見なされていますね.この電球もLED照明に替えた方がいいのかな.短時間しか使わない照明でLEDというのは,何となくかえって無駄なように思うのですけれども.

2010年9月14日火曜日

ファイルサーバの再設定

6月に研究室のサーバがおかしくなり,出張前後に慌てて代わりのサーバを立てたり,ファイルを移行したりと忙しく過ごしました.

それ以来,ずっと仮の代替サーバでしのいできましたが,やっと時間とディスクの準備ができたので,9月のはじめにファイルサーバの再設定を行いました.

DELLサーバの機能を使って,250GBのディスク4台でハードウェアRAID5を組んでいました.整合性チェックをかけてあれこれすれば,このディスクを復旧することもできるのかもしれませんが,この際だから容量も拡大することに.
2TBのディスク4台と入れ替えて,3台でRAID5を組み,1台をホットスワップとしました.だから2TBのディスクが4台なのに,合計4TB.
贅沢な使い方ですが,いまはハードディスクが安いですから.(今回は1基1万円ちょっとのディスクを使いました.)

前回に仮サーバを立てたときは出張の直前でした.たまたまですが,今回も出張に行く前の日の設定になりました.

土曜日の夕方にディスクを交換して,RAID5を構成しました.それをやっている様子が左上の写真です.
日曜日の朝に構成作業が終わっていることを確認して,OS再起動.クラスタチェックとファイルシステムの作成のコマンドを投入して,名古屋に移動.
月曜日に名古屋からリモートログインして調べたところ,ディスクをぜんぶ使う設定にしたつもりだったのに,なぜかパーティションサイズが2TBになっています.

Linuxのfdiskは2TB以下のパーティションしか作れないということを,このときまで知りませんでした.
ネットで調べて,gdiskをインストールして使用.
再びクラスタチェックとファイルシステム作成のコマンドを投入し,火曜日の朝にやっと4TBのファイルシステムを作ることができました.

これでしばらくは,ディスクで悩まずにすむことを期待しています.

2010年9月13日月曜日

さいきんのマウスは電池長持ち

Microsoft Arc Mouseを買ったのは,去年の春だったはずです.その後ずっとカバンの中に入れて持ち歩いていますが,実際に使うことが少ないせいか,電池を交換せずにずっと使えてきました.

先日,実家に帰ったときに,マウスの赤いランプがついていることに気づきました.ついに電池がへたってきたか.
実家の気安さで,新しい電池をねだって,取り替えました.

1年3ヶ月ぐらいでしょうか? よく保ったなぁ.

Arc Mouseはコンパクトにしまうことができ,元気に動いてくれるので,とても良いです.左サイドのボタンが押しづらいのが玉に瑕ですが,それ以外はおおよそ使いやすいマウスで,外勤や出張のときに活躍しています.

2010年9月12日日曜日

尾瀬の風景より・鳥

画面の中央付近に,鳥が飛んでいるのが分かりますか?
画面の左端にも1羽.

尾瀬沼の北側の湿原で,カラス程度の大きな鳥が,3,4羽飛んでいるのを見つけました.金野のカメラの望遠ではこれがいっぱいいっぱい.
首が長かったので,たぶんサギだと思うのですが.

小さい鳥はたくさんいて,森の中は鳴き声でいっぱいでした.

2010年9月11日土曜日

M2中間発表会

9月4日に,M2生の中間発表会がありました.

今回の中間発表は,研究室内ではなく専攻全体での行事です.慣習的に,学生はスーツにネクタイで発表します.

発表内容も,ですから,外向けの内容にします.研究室内の発表では研究の背景などはかなり省略して話すのですが,外向きのときは背景の説明に時間をかけさせます.実験装置や解析ソフトなども,詳しく説明するように指導します.

実際に聞いているのは研究室関係者がほとんどなのですが,まぁそのへんはしょうがないのかな.もうちょっと意義のある発表会にしたいのですがね.

写真は発表する菅村君です.
シャッタースピードが遅くても,このぐらいの写真は撮れると思うんだけどな.学生さんはどうしてぶれるんだろう.

2010年9月10日金曜日

理科教室・2日目




理科教室2日目は,1日目以上にたくさんのお客さんが来てくれて,3時過ぎには材料が尽きてしまい,閉店せざるを得ませんでした.
朝には310台分ほどの材料があったのですが,たくさんのお客さんに来てもらい,うれしい悲鳴です.

昨日と同じく,金野は呼び込みと誘導を担当.演示の実作業は学生たちががんばってくれました.

一部は大人も作っていますが,ざっと500台は子供たちがウィンドカーを作っています.子供を500人集めて何かを作らせるというイベントを運営する機会を学生たちに提供できるので,理科教室は学生たちの経験値アップにとても役立っていると思っています.
担当した学生さんたちは,ごくろうさまでした.この経験を役立ててください.

この日も友達が子供を連れてきてくれました.流体の専門家です.
お子さんはすごくいい記録を出して,満足して帰って行きましたが,…いいのかな,あれ.…まぁいいか.

2010年9月9日木曜日

理科教室・準備と1日目



8月28日(土),29日(日)に,うちの大学で「理科教室」が行われました.子供たちが大学の科学・技術に触れる機会を設けて興味を持ってもらおう(そして大学の宣伝をしよう)というイベントです.

流体研も例年参加しています.昨年度は金野は2つのテーマを担当したのですが(研究室全体では3テーマ),今年は昨年度までやっていたペットボトル風車から撤退し,ウィンドカーに集中することにしました.

ウィンドカーは飯田先生が8年前にはじめたテーマで,内容はそのときからほぼ変わっていません.風車で風を受けてタイヤを駆動し,風上に向かって走ります.これを子供たちに作ってもらい,実際に風に向かって走らせて,タイムを計る,というテーマです.

今年はコストの都合からタイヤをプラスチック製に替えたので,タイヤの摩擦が小さいため,学生さんがコースにゴムを張って摩擦を増やしてくれました.

材料の買い出しなどは6月からやってきました.切り出すなどの素材準備は8月の前半に,研究室の学生総出で行っています.
前日の27日から会場設営をし―事前にしっかり準備したので設営は楽でした―28日からいよいよ本番です.

金野は主に呼び込みと誘導.ウィンドカーの作成指導は学生さんたちが担当しました.今年度は高大連携ということで,高校生が3名協力してくれました.

約600台分の材料を用意したのですが,1日目は約290台のウィンドカーが捌けました.
おおよそ順調でしょうか.

個人的には,久しぶり(10年以上ぶり)に知り合いに会えたのがうれしかったです.お子さんを連れてきてくれました.(「太ってて分からなかった」と言われましたが….)

金野はウィンドカーの会場にずっといたので,外の様子を知りませんが,熱気球や電気自動車などが盛り上がっていたそうです.

2010年9月8日水曜日

納涼流しそうめん&BBQ大会



8月19日の大学院生発表会のあとは,恒例の流しそうめん&BBQ大会でした.

今年も,学生さんたちががんばってくれて,楽しい会になりました.流しそうめんもうまく流れたし,BBQもおいしかった!

2010年9月7日火曜日

大学院生発表会・8月編

尾瀬の話をたくさん書いたのでずいぶんと遅くなりましたが,8月19日に大学院生の研究室内発表会を行いました.

今回も学生さんに写真を撮ってもらったのですが,ぶれた写真ばかりで,ぜんぜんダメ.自分で取った左の写真ぐらいしか,ピントの合っているものがありませんでした.

金野のカメラは古くて手ぶれ補正がついていませんが,もしかして手ぶれ補正がないと,まともな写真を撮れないのか?
心配だなぁ.

まぁそれはともかく,発表会では久しぶりに修士の学生たちの研究状況を聞くことが出来,有意義だったかと思います.

金野班の数値計算チームは,課題が難しいこともあり,苦戦しています.
助けてあげたいのですが,金野も未だによい解決策を提示できていません.勉強しないとなぁ.

2010年9月6日月曜日

ガス欠で慌てる

尾瀬に行った旅行の帰り,群馬のガソリンスタンドに寄ればよかったのに,それを怠って高速道路に乗り,慌てる羽目になりました.

ガソリンが底をつきかけていることは分かっていて,メーターを見ながらの運転でした.渋滞も長く,メーターがどんどんEのマークに近づいていましたが,鶴ヶ島のジャンクションでまだもう1目盛あったので,そのまま八王子まで戻ることにしました.
あきる野のインターチェンジを出てからは「あぁ,もう大丈夫だろう」と気を抜いていました.

ところが高尾街道につながるところでまたしても渋滞.これは計算外でした.
メーターの針はすでにEのところまで届いています.渋滞の中,ゆっくりしか走れなかったときは,エンストを覚悟しましたねぇ.

結局,何とか大学の近くのガソリンスタンドまで保ったので,事なきを得ましたが,あのときは焦りました.

群馬はガソリンが安いと聞いたことがあります.ちゃんと入れておけばよかったですね.
それにしても間に合ってよかった.

2010年9月5日日曜日

尾瀬の風景より・長英新道への道

尾瀬沼の北岸から長英新道を経由して,燧ヶ岳に至る道への入り口です.

自分でこのルートを歩いたわけではありません.写真を撮っただけですが,山奥に分け入っていくという雰囲気が色濃く漂う道ですね.

実家が山の上で,道によってはこんな感じの場所も家の近くにありました.燧ヶ岳に比べればずっと小さな,丘みたいな山ですが,この写真を見て思い出しました.

2010年9月4日土曜日

尾瀬の旅その11(終)・鳩待峠へ



山の鼻で休憩したあとは,最後の登りです.
山の鼻の休憩所ででのんびり1時間ぐらい休んで,11時頃から峠を目指して上りはじめました.

この道はそれまでに3回登ったことがあり,おおよそ覚えていたので,1日目の登りや2日目の峠越えに比べると気持ちが楽でした.
ベンチが所々にあって,休みやすくなっているのにも助けられます.

1時間半ぐらいかけて,鳩待峠まで戻ってきました.

3日間とも,天候に恵まれた旅でした.歩いているときに強い雨に遭うことは,結局いちどもなし.景色を楽しみながら歩くことが出来ました.

2010年9月3日金曜日

尾瀬の旅その10・東電小屋から山の鼻へ




尾瀬の旅3日目は,あまり遅くならないうちに東京に戻ってくるために,寄り道せずに鳩待峠に帰るコースにしました.

朝7時半頃に山小屋を出ました.前の晩は雨が降りましたが朝には晴れ上がり,至仏山がきれいに見えました.

湿原の景色や草花を楽しみながら,牛首分岐を経由して山の鼻まで.朝から尾瀬に来たと思われる人々とすれ違いながらの移動になりました.
湿原の平坦な道なので,移動も楽ちんです.

山の鼻についたのが10時頃.ここで一休みしました.

2010年9月2日木曜日

尾瀬の旅その9・下田代から東電小屋へ




今回の尾瀬行では,2泊目には下田代の山小屋ではなく,ヨシッポリ田代の東電小屋に泊まりました.特別な理由はなく,ただ泊まってみたかったからです.

15時過ぎ頃に出発し,以前に歩いたことのある木道を,今回は逆向きにたどって東電小屋を目指しました.
峠越えとは風景がまったく違い,広い湿原を楽しみながらの移動です.

湿原の裾を廻り,ヨッピ川を越えてのルートです.
相変わらずのんびりと歩きましたが,ここは1時間もかかりませんでした.

東電小屋は,新しめのきれいな山小屋でした.
再び生ビールを楽しみました.うまい!!

夜には雨が降りました.

2010年9月1日水曜日

8月の反省

8月は研究強化月間でした.指導している学生たちが,1ヶ月間がんばってくれたと思います.

金野のほうは,出張は結局日帰りの1回だけ.新宿校舎勤務も1回だけ.プライベートでは尾瀬に旅行したほか,帰省を1回.研究にだいたい集中できました.

ただ,勉強(研究ではない勉強)のほうはぜんぜん進まなかった.時間が取れたときは,研究のほうのプログラムを書くとか,機材の購入を検討するとか,そっちに使いました.
まぁそれはそれでよいと思いますが,勉強もがんばらないと.

9月は8月のようには過ごせないはずですが,できるだけ勉強や研究に時間を取れるよう,工夫していきます.