2010年3月31日水曜日

洗濯機登場

以前に洗濯機が壊れた話を書きましたが,伊藤慎一郎先生から中古の洗濯機を譲り受けました.いまがんばって復活させようとしている最中です.

1998年製の東芝製の洗濯機です.以前に使っていたのは2000年に買った日立製ですから,それよりも古いものが引っ越してきたことになります.
古いし,短期間ですが研究室の外に野晒しで置かれていたので,とても汚れていました.フィルタなどを交換し,洗濯槽を何度も洗っているところです.
最初に洗濯槽クリーナーを投入して洗ったときは,それはそれはたくさんの汚れが浮いてきて目を見張ったものです.2回目もそうでした.3回目でやっと,汚れが浮いてこなくなりましたが,まだ信用できません.あと1回はやります.

上の画像は交換したフィルタで,右がもちろん古いもの,左が新しいものです.
給水ホースなど交換する必要のなさそうなものまで交換しましたが,それでも5,000円強.出費をかなり抑えられました.中古を譲ってくれた伊藤先生に感謝です.

東芝の洗濯機は静かですね!! さいきん発売されているものがとても静かで評判がいいのは知っていましたが,12年前の機種でもとても静かなので驚いています.これなら夜でも洗濯できそう.
古いものを修理して使うのが好きな金野としては,なかなか気に入っています.

2010年3月30日火曜日

歓送会



前の職場で上司としてとてもお世話になった方が,この3月で退職されるということで,29日に開かれた歓送会に顔を出してきました.

実験準備室の片隅に席を設けて,手料理でわいわい.金野は食べるほう専門でしたが….うまかったです.

遠く熊本からも知り合い(かつての同僚)が来ていて,驚きましたが,久しぶりに会えてよかったです.多方面からたくさんの人が集まりました.そこは人柄ですかねぇ.

定年まではあと10年ぐらい(?)あるはずですが,思うところあって早く退職し,北海道に住むそうです.新築の家をPC画面で見せてもらいました.

仕事の面ではいまでもお世話になり続けている方なので,退職されるのは残念です.しかし楽しい第3の人生が待っているようですし,研究から完全にリタイアするわけではないようです.
今後のご活躍にも期待します.

いまの仕事は,金野の学生時代の友人で,いまもたまにつるむやつが,後を引き継ぐことになるようです.
うーむ,たいへんだろうなぁ.金野が手伝えるところは小さいと思われますが,まぁがんばります.
Posted by Picasa

2010年3月29日月曜日

UNIXプログラミング環境

金野がプログラミングの影響を受けた本として,以前に「アルゴリズム+データ構造=プログラム」を紹介しました.今回紹介する「UNIXプログラミング環境」も,大きな影響を受けた本です.

この本も絶版のようですね.Amazon.co.jpでは中古品を売っています.とてもいい本なんだけど,内容が古くなったからなぁ.

この本から学んだことは,UNIXのコマンドラインから,シェルの機能やフィルタのパイプラインを使うこと,シェルで,Cで,そしてその他のツールを組み合わせてプログラムを書くこと,そして「小さなツールを組み合わせる」ということでしょうか.

手元にある本は1989年の第10刷で,買ったのはおそらく90年か91年です.この本を片手に,当時持っていたPC9801でプログラムを書いて試したのをよく覚えています.
特に第8章の「プログラム開発」はとてもおもしろくて,わくわくしながらプログラムを書きました.この章でははじめに四則演算をする電卓hocを作るのですが,これはそれこそ四則演算しかできません.それにちょっとずつ,ちょっとずつ機能を追加していくと,第6段階で,

…,この追加によってhocは事実上,電卓からプログラミング言語に姿を変える.
(「UNIXプログラミング環境」より.)
というわけです.自分でプログラミング言語を作れることに驚き,あこがれ,がんばったものです.

yaccとlexを使ったプログラミングはいまでも役立っています.ある研究プロジェクトの中心ツールに,これらを使ったパーサが組み込まれています.機能拡張がものすごく簡単です.

当時使っていた環境では,プログラムのプロファイリングや文書作成は試すことができませんでした.いまのPCでは,この本に書いてあることを全部試してみることができるはずです.
いまプログラミングを学ぶ人は,環境がそろっていてうらやましいなぁと感じます.

でも,いまはPCでいろんなことができすぎちゃうので,この本の価値の高さや汎用性が分からないかもしれないですね.四則演算ができる電卓,なんて興味が湧かないかな.
金野が学生の頃は,パソコンが安くなってバイト代をつぎ込めば買うことができたけど,Windowsはまだなくて自分でいろいろやらないと使いこなせない,という時代でした.ですから金野より前の世代よりも,金野よりあとの世代よりも,パソコンをいじくり倒し,使いこなした,と思っています.考えようによっては恵まれていたのかもしれません.

Posted by Picasa

2010年3月28日日曜日

湯豆腐

さいきん,よく湯豆腐をやります.

もとはといえば,体重が過去最大まで増えたことが発端です.
かなりやばい.

で,炭水化物や肉を減らして,植物タンパクや魚を増やそう,と思ったわけです.
たまたまその頃食べた湯豆腐がおいしかったので,手抜きの湯豆腐をよく作るようになりました.

金野は料理はさっぱりですが,ネットで調べて簡単な湯豆腐の作り方を見つけて,それを試しています.土鍋に出汁昆布を敷いて,一煮立ちさせ,火を止めてから切った豆腐を入れて蓋をし,5分待つ,というもの.

安い出汁昆布と安い豆腐なので,ものすごくおいしいわけではないですが,まあまあ気に入っています.
次の健康診断までがんばろう.
Posted by Picasa

2010年3月27日土曜日

第24回エアロ・アクアバイオメカニズム研究会

22日に第24回エアロ・アクアバイオメカニズム研究会が開催され,参加してきました.

午前中に幹事会.金野は今回から幹事として研究会に参加します.
午後は研究講演会で,鈴木健司先生の招待講演などで盛り上がりました.
画像は大久保君が発表している様子です.学生の発表は大久保君だけでした.ちょっと意外.

この会が開催されたのが22日.3月末の3連休は3日とも仕事でした.

2010年3月26日金曜日

追いコン

学位授与式後に開かれた追いコンの場面です.
豚しゃぶでした.うまかったです.
久しぶりにたくさん飲みました.
Posted by Picasa

2010年3月25日木曜日

レム秋葉原

おひとりホテルの愉しみ」という本に紹介されていて,一度泊まってみたいと思っていた,レム秋葉原というホテルに泊まってきました.「眠りのデザイン」をコンセプトとしたホテルで,「客室の全てが、快適な眠りのためにデザインされています。」と謳っています.
(正確には,上記の本に紹介されていたのはレム日比谷のほうです.レム秋葉原はグループホテル)

学位授与式の次の日に小川町で校正作業をすることになっていたので,自主缶詰だと思って,間の夜に予約を入れました.普通のビジネスホテルよりはリッチコースです.(以前に泊まった羽田エクセルホテル東急よりもリッチコース)

秋葉原駅の目の前にある,雰囲気のよいホテルでした.モノトーンで統一された室内に,売りのベッドと2種類の枕,大きなテレビ,マッサージチェア,レインシャワーがありました.(部屋の構造や設備は,GIGAZINEの記事「秋葉原駅直結のホテル『レム秋葉原』に泊まってみました」に紹介されている部屋とまったく同じです.)
テレビはほとんど使いませんでしたが,チケットを買うとビデオが観放題らしいので,早めにチェックインして,映画をたくさん観て,眠くなったら寝る,という過ごし方にはいいホテルじゃないかと思いました.

これも「おひとりホテルの愉しみ」に書かれていて試してみたかったレインシャワーは,天井に設置された大きなシャワーヘッドから水がしたたってくるものです.感想は,…いいんだか悪いんだかよく分かりませんでした.シャワーの真下に座っていると全身にお湯がかかり,リラックスできるようでしたが,個人的には風呂にザブンとつかるほうがよいです.

ベッドは気持ちよかった.2種類ある枕のうちテンピュール枕のほうを使って寝たのですが,これが売りなだけあって明け方までぐっすりと休むことができました.

残念ながら泊まった日が悪かったようで,「家鳴り」がしました.部屋がみしみしっ,みしみしっと不定期に鳴って,気になりました.フロントに聞いたところどうも夜に強風が吹いたようですので,ホテルのせいじゃないのだと思いますが.

マイナスの点を挙げると,まず部屋の外にエアコンの冷却塔があって,ずっと動いている.それほどうるさくはありませんでしたが,やっぱりない方がいいですね.
それから冷蔵庫のスイッチを切れませんでした.最近は寝るときに冷蔵庫の電源を切ることができるように,スイッチがついているホテルもあります.レム秋葉原はスイッチが無く,またコンセントにもアクセスできないので,つけっぱなしでした.ごく小さい冷蔵庫で,特にうるさくなかったからいいのかな.

まぁそうはいっても,ぐっすり眠ることができました.

もう一度泊まりに行くか,と問われると,今回と同じ金額を支払うならもっと安いホテルを選ぶと思います.とてもよいホテルで,支払った価格に見合うサービスは受けられました.しかしよく眠るという点では,もっと安いホテルでも十分にぐっすり眠れそうです.たぶん自分は睡眠ではあまり困っていないということなのでしょう.
自宅での睡眠と比較してみると,やはり自宅で風呂に入ってから寝る方がよく眠れるのではないか.眠りをコンセプトとしたホテルと言っても,自宅でくつろいで眠るのには敵わない,ということなのでしょうか.金野の自宅はとても静かなところにあるので,恵まれているのかな.
Posted by Picasa

2010年3月24日水曜日

ACS Style Guideのグラフを模倣する

ACS Style Guideという本があります.American Chemical Society(アメリカ化学学会)の論文集に投稿するためのガイドです.
化学の分野はたくさんの論文を出すので,論文のガイドブックも充実しています.

すでに第3版が出ていますが,手元にあるのは第2版です.この本の290ページにあるグラフの見本を,ExcelとGnuplotで再現できるか,試してみました.
その結果が下の画像です.

原典はここには載せられませんが,完全には一致していないものの,いい線まで行っていると思います.

GnuplotでEMFファイルを作る場合の,設定の主要部分を書いておきます.

set term emf size 1024,1024 mono 32
set border 3
set xtics nomirror
set ytics nomirror
set xrange [0:130]
set yrange [0:100]
set xlabel 'Time (min)' 0,0.5
set ylabel 'Relative Fluorescence Intensity' 2.5
set nokey
plot "data1.txt" w lp pt 5 ps 1.5 lt 1 lw 4, \
"data2.txt" w lp pt 8 ps 1.5 lt 1 lw 4, \
"data3.txt" w lp pt 6 ps 1.5 lt 1 lw 4

グラフの大きさを1024×1024にし,フォントは32ポイント,マークの大きさを1.5,線の太さを4と設定しています.マークの大きさは原典のサンプルと厳密には合っていませんが,だいたい合っていればよいと考えて細かくは詰めていません.

参考になれば幸いです.

2010年3月23日火曜日

学位授与式

20日に工学院大学の学位授与式が行われました.

皆さん卒業おめでとうございます.

上の写真は,全体式典後の学科毎の学位授与式で,主任教授の後藤先生がお話ししているところです.

2010年3月22日月曜日

どうしてGnuplotを使うのか

先日,Gnuplotで作った図をWordに貼り込む方法について書きました.グラフだったらExcelでも作れるし,他にもグラフソフトはいろいろあります.どうしてGnuplotを使うのか?
考えてみると,次のような理由になるかと思います.




  • 長年使ってきていて,慣れているから.また,慣れると使うのがとても簡単なソフトだから.
  • Unixで使えるから.金野はデータ処理のほとんどをUnix環境(いまはUbuntu)でやっています.なおGnuplotにはWindows版もあります.
  • 特にバージョン3.6以降のGnuplotでは,きれいなグラフを作ることができるから.
  • グラフを作るコマンドを,ファイルに固定しておくことができるから.
特に最後の「ファイルに固定しておく」というのが,論文用のグラフを作る上では大切だと思っています.

Gnuplotでグラフを作るには,コマンドを入力します.Gnuplotはそのコマンドに従ってグラフを作ります.このコマンドをファイルに書き込んでおくと,対話的にではなくバッチでグラフを作成することができます.

論文のグラフを作るときは,金野は必ずコマンドファイルを書きます.するとそのコマンドファイルにはグラフを作成する過程がすべて記録されていることになるので,あとでそのグラフや論文を見直すときの手がかりとなるのです.あるいは違うデータを増やして新しいグラフを作るときに,再利用できます.

Excelでも,もとのファイルのグラフをちゃんと見れば作成の過程が分かるはずですが,それはグラフをクリックしてプロパティを調べるなどして,探り出す必要があります.Gnuplotのコマンドファイルでは,それが人間にもわかりやすい形で,ひとつのファイルの中に書いてある.それがとても便利なのです.

Gnuplotを今後も使い続けることになると思います.論文の図に使う方法はマニュアル化して,学生さんにも伝授したいところです.

とりあえず10年ぐらい前に作ったページへのリンクを:

2010年3月21日日曜日

新しい風洞

新しい風洞が入りました.伊藤先生が獲得した予算で入れたものです.

煙で流れの可視化ができます.翼型ではなくちりとりだというところがちとかっこわるいですが,まぁそのへんは見逃してください.

水槽も入ったし,これで4月からばりばりと研究できますね.新卒論生は恵まれているなぁ.

2010年3月20日土曜日

WordにGnuplotの図を貼り込む・(不完全な)解決篇

WordにGnuplotの図を貼り込む・課題篇」の続きです.Gnuplotで作った図をWordに貼り込んだところ,Word画面ではきれいに見えていてもPDFに変換するととても汚いので,何とかしたい,というお話でした.

その後ネットで調べ,自分でもいろいろ試しました.その結果現時点では,Gnuplot 4.4.0を使い,EMFファイルを吐かせて,Wordに貼り込むのが良いようだ,との結論に至っています.

Gnuplot 4.4.0は3月13日に出たばかりのようです.Gnuplot 4.2.4だと,通常のEMFターミナルはちゃんと動作してきれいなグラフが得られるのですが,enhancedを使うとその部分が消えてしまいます.4.4.0だと消えることはありません.
(画像の左下のグラフと,右下のグラフとを比べてください.なお,4.2.4で作ったEMFファイルでも,OpenOffice.orgに貼り込むとちゃんと表示されるそうです.)

ですが,emfターミナルでenhancedの機能をxlabelで使ったところ,ものすごく左にずれて表示されました.たとえば↓この例.

set xlabel "Total of Projection Area Times Drag Coefficient ({/Symbol \345} C_DA) [m^2]"


↑この例だと,warningが出て,x軸ラベルが表示されません.いろいろ調べたところ,左にずれすぎて表示されていることが分かりました.そこで,↓

set xlabel "Total of Projection Area Times Drag Coefficient ({/Symbol \345} C_DA) [m^2]" 6


↑このようにx軸ラベルを右にずらすオプションを使って,位置を調整すると何とかなります.(末尾の"6"に注目)

Gnuplotに詳しくない人向け注記:Gnuplotで「ターミナル」とは出力装置を指します.画面のこともファイルを指すこともあります.また一部のターミナルではenhancedオプションがあり,これを使うとギリシア文字や上付き,下付き文字などを使えるのです.

まだ分からないことがあります.emf enhancedターミナルでは上付き,下付き文字とSymbolは使えましたが,文字を斜体にする方法が分かりません.postscript eps enhancedでは,Helvetica-Obliqueフォントを指定することで斜体を使っていました(画像の左上のグラフ).まぁ,Adobe Illustratorで変換すると斜体が斜体でなくなるので(画像の右上のグラフ),同じことかもしれませんが.
(不完全な)解決篇という題にしたのは,EPSでできていたことが全部できるようにならないと,金野としてはソリューションを見つけたことにならないかな,と思ったからです.

まぁしかし,これでWordでの論文執筆にGnuplotのグラフを使う目途が立ちました.良かった.Gnuplotはもう20年ぐらい使ってきているので,これより簡単にきれいなグラフを作れるソフトでもない限り乗り換えられませんから.

2010年3月19日金曜日

WordにGnuplotの図を貼り込む・課題編

今回は,Gnuplotで作ったグラフをMS Wordに貼り込みたいとき,どういうフォーマットを選択すればいいか? というお話です.

論文を書くとき,ふだんはLaTeXを使います.Wordはまず使いません.しかし,学会によってはWordでフォーマットを指定されることがあります.また学生と共著で書くときなどには,仕方なくWordを使います.

先日も,学会がWordでフォーマットを指定してきたので,まぁそれでもいいかと思ってWordで論文を書きました.データは共著の学生さんの研究成果で,Gnuplotでグラフ化できるフォーマットになっていたので,GnuplotでEPSファイルを作り,ImageMagickのconvertを使って,解像度の高いPNGファイルを作りました.これを貼り込めばばっちりだと思っていたのです.

ところが提出直前,PDFに変換してみたら,…あれ,ものすごく汚い!?
フォントは汚いし,線はがたがただし,ぜんぜん見られたものではありません.

かなりショックでした.EPSから高解像度のPNGファイルを作る方法を調べて,がんばって作ったファイルが全部無駄になりそうだったわけですから.しかも提出間際になって!!
EPSファイルの直貼りも試してみましたが,うまく行く場合と行かない場合がありました.きれいなPDFファイルに変換できることもあれば,がたがたの絵になることもある.どちらもGnuplotから書き出したファイルなのに,何が違うのかさっぱり分かりません.

仕方ないので,Adobe Illustrator CS3の力を借りて,EPSファイルをPNGファイルに変換しました.なぜか分からないのですが,Illustratorで作ったPNGファイルだとそれなりにきれいに変換されます.

上記の論文はそれでとりあえず投稿できたのですが,このままではグラフを作るたびごとにいちいちIllustratorで変換しなければならないので,気に入りません.何とか方法はないものか?

解決方法は次回に譲るとして,上の図はGnuplotで作ったグラフをいろいろな方法で変換し,MS Wordに貼り付け,Acrobat 8でPDFに変換したものをさらにJPEG画像に落としたものです.
convertで変換したものが,軒並み全滅なのが分かるかと思います.

2010年3月18日木曜日

確定申告

今年も確定申告のシーズンを何とか乗り切ることができました.

飯田先生に教えてもらって,去年から電子申請で確定申告を済ませています.
自宅ですべて済ませられるのはとてもありがたいですが,いつでもできると思うとついつい先延ばしにしてしまいますね.反省です.

今年も,申告期限の3日前と2日前にまとめて作業しました.もうちょっと早くやっておけばよかった.実際にやってみると簡単に済ませられるだけに,なおさらそう思います.
実際にやると簡単なのだったら,ぎりぎりにやっても良さそうなものですが,ずーっと心に引っかかっているのがいやなんですよ.済ませるとすっきりしますし.

写真はカードリーダーです.ここに住民基本台帳カードを挿して認識させ,電子申告するわけです.
実は住民基本台帳カードが見つからずに探し回りました.見つかったからよかったようなものの,なくしていたらどうなってたんだろう….

2010年3月17日水曜日

はちおうじ未来塾・卒業発表会

はちおうじ未来塾の卒業発表会を,伝あって聴講させていただきました.

この塾は,事業を承継しようとする“後継者”のための育成プログラムを運営しています.金野のブログにも何回か出てきた,会社経営に携わる知人がこの塾に関わっているので,聞かせていただく機会を得たというわけです.

発表は10件あったそうなのですが,残念ながら最後の2件しか聞けませんでした.それでも,たいへんよい発表でした.感動的ですらありました.多くの方が参加していて盛会でした.

写真は発表会のあと,一橋大学の関満博先生(「現場主義の知的生産法」などを書いていらっしゃる,中小企業研究の第一人者)が講演されているところです.
このお話もとても興味深かった.オープンな講演会ではないので内容は伏せておきますが,日本の将来についてとても示唆的な内容でした.

予定より長く2時間半ほど聞かせていただきましたが,日本の未来に希望を持ったり,不安になったり,いろんなことを考えさせられた半日でした.

2010年3月16日火曜日

新しいプリンタ&コピー

新しいプリンタを自宅に導入しました.
Canon PIXUS MP640という複合機です.プリンタ兼スキャナ兼コピーとして使う予定です.

金野はプリンタは長らくキヤノンを贔屓にしており,このプリンタの前にはPIXUS iP4100を使っていました.
(その前はB-30,その前はBJ-10v)
最初にBJ-10vを買ったのはたしか1990年か91年です.10年以上使いましたが,とてもお世話になりました.このプリンタの印象がたいへんよかったので,それ以来のキヤノン派というわけです.

iP4100もとてもよいプリンタでした.特に黒の発色がきれいで,文書書類を印刷するのにたいへん重宝しました.

このプリンタを購入するときに知ったのが,「ラインナップ中の最高機種が,自分の目的にもベストとは限らない」ということです.
iP4100を購入する前までは,キヤノンのインクジェットプリンタのラインナップの中から,いちばん上の機種を買うことを考えていました.しかしヨドバシカメラの店員に相談したところ,「写真印刷にはそっちがよいが,文書印刷ならこっちがよい」とiP4100を勧められたのです.
いやぁまったく適切なアドバイスでした.金野が印刷するのはほとんどが文書書類で,写真はまず滅多に印刷しません.

iP4100のプリンタとしての機能には不満はありませんでしたが,家で仕事をするときにフラットヘッドスキャナやコピーがあるととても助かるので,MP640の価格が2万円を切るのを待って,購入に踏み切りました.この機種にした理由は,プリンタ機能部分がiP4100の後継機種であるiP4700と同じスペックだったからです.
iP4100は知人の家に引き取られ,そこで今後も活躍を続けます.

これで家での仕事が少し楽になるはずです.

2010年3月15日月曜日

越生へ

仕事で越生に行く機会がありました.
とてもよい陽気で,梅がきれいでした.

越生の駅で電車が出発するのを待っていたら,鳥が電車の中に入ってきました.セキレイかな?
電車の時間をよく考えずにのんびりしていたら,八高線を逃してしまい,帰りは坂戸→川越→東村山→国分寺を経由して帰ってくることになってしまいました.
まぁ小さな旅ということで.

2010年3月14日日曜日

雪の思い出・その2

藤沢周平 父の周辺」という本を読みました.ご令嬢の遠藤展子さんが書いた本で,父親である藤沢周平さんや母親との思い出をエッセーにしたものです.

よく覚えているもんだなぁ,と感心しながら読みました.自分が子供のときのことを,金野は思い出してエッセーに書けるだろうか?

ところがこの本の中の「夏休み」というエッセーに,家の庭でスキーをしたという思い出が書いてあるのを読んで,自分が子供のときにも同じようなことをしたのを思い出しました.

著者は山形県鶴岡市での思い出を語っているのですが,私の場合は岩手県久慈市です.教師だった両親の転勤で,3歳ぐらいの頃に久慈の教員住宅に住んでいました.母の職場のすぐ近くでした.
ある年に大雪が降り積もり,それを母が庭の隅に積み上げて,かまくらと滑り台を作ってくれたのです.

いま手元にありませんが,実家に帰れば写真が残っていると思います.これは写真ではありませんが,滑り台の上から母と妹を見下ろした光景が,いまでも思い出されます.

懐かしいなぁ.でもいま久慈に行っても,きっとどこに住んでいたか思い出せないでしょうし,そこに辿り着けても何も残っていないだろうなぁと想像します.

2010年3月13日土曜日

SDメモリカードが壊れる

愛用のデジタルカメラRicoh Caplio G4 Wideの調子が悪くなりました.雪景色をカメラに収めようとしたのですが,いうことを聞いてくれません.
電源を入れると,「ピピピピピッ!」と5回わめいて,そのまま電源が切れます.

2003年12月に購入したので,丸6年経っています.そろそろ寿命だろうかと一瞬覚悟したのですが,SDメモリカードを抜いて試してみると,何だ,使えるじゃないですか.
(Caplio G4 Wideには内蔵メモリがあって,SDメモリカードが無くても写真が撮れます.)

壊れていたのはSDメモリカードのほうでした.USBのメモリカードリーダと,SDメモリのスロットがあるノートPC2台とで試しましたが,どれでもメモリを認識してくれません.

いやーSDメモリカードって壊れるんですね.そういうこともあると知ってはいましたが,実際に経験したのはこれがはじめてです.

ヨドバシカメラにいって新しいものを探したところ,いちばん小さい容量で2GBでした.いままでは256MBのものを使っていたので,ざっと8倍です.お値段999円.
(買ったはじめは32MBのものを使っていたので,そこから比べると64倍)
古いデジカメなので2GBすべてを認識しているかどうか分かりませんが,とりあえず4,000枚ぐらいの写真を撮れるようです.

これでしばらくはCaplio G4 Wideを使い続けられそうです.
いまとなってはずいぶんずんぐりとした機種で,液晶画面も小さく,買い換えたい気持ちもありますが,もうちょっと使っていきます.

2010年3月12日金曜日

雪の思い出・その1

この記事を書いているいま(9日の昼),窓の外では雪が降っています.八王子でも特に高尾山の麓付近は豪雪地帯です(…は言い過ぎか).

私がいまの職場に転職した2002年の冬に,大雪がありました.いま調べてみると12月9日のことのようです.そのときの日記には次のように書いてあります.
昨夜の予報で降るかもしれないと知ってはいたが、それでも今朝、カーテンを開けたときはびびった。いま窓の外を見ると、10cmぐらい積もっているだろうか。
車はスノータイヤやチェーンを持っていないし、何せ経験がないから怖いのでとても運転する気になれず、今日は徒歩通勤。厳冬用のコートと手袋をし、さらに通勤途中でムラウチホビーに寄って長靴を買った。こういう事態だから恥も外聞もあったものではない。おかげで転ぶこともなく、無事に、ただしだいぶん遅れ て大学に着いた。
昨夜遅くまで授業の準備をしておいてよかった。していなかったらかなり焦ったことだう。…いやまだ講義で喋る内容が固まりきっておらず、まだ多少焦っているのだが。
北海道出張用の靴があったのでそれを履いてムラウチホビー(ホームセンター)まで行き,ゴム長靴を買って,ぼっこぼっこと歩いて大学まで行ったのでした.1時間以上かかったはずです.
上の記事には書いていませんが,授業にもその長靴で行きました.教室では靴を履き替えたんだったと思います.

2003年以降も雪に見舞われることが何度かありましたが,あのときほどのインパクトはないですね.何せあのときは八王子に引っ越した最初の冬で,しかもその日に授業をやったのですから.
雪が降るといまでも,2002年のことを思い出します.

2010年3月11日木曜日

新しい水槽×2

先週,待ちに待った実験装置が2機入りました.われわれの専門分野で「回流水槽」と呼ばれている装置です.

金野は昔は実験屋でしたが,最近はあまり実験に携わっていませんでした.いまの職場でなかなか実験装置を持てなかったのと,職場が2カ所あって行き来するので,実験を主体とした研究がしづらかった,という事情があります.
(数値解析のためと称してPCいじるの好きだし.)

でも2年前に学内プロジェクトのために競争的資金の予算獲得でがんばったので,ちょっと強く主張して,その予算の一部を回してもらいました.おかげで実験装置が入ったというわけです.(写真で奥の方のものです.手前は伊藤先生が獲得した予算で入れたもの)

うれしいです.とてもうれしい.夢が広がりますねぇ.
使うぞーーー!!

…といいつつかけ声ばかり.3月は会議だのなんだので新宿勤務が多く,装置をいじっている暇がありません.まずは目先の仕事を片付けないと….がんばろう.

2010年3月10日水曜日

ツケは払わなければならない

授業で4月から使う予定の教科書を共著で書いていまして,その校正の締切が3月8日(必着),つまり一昨日でした.

ところが他の締切が重なるなど3月から急に仕事が立て込み,週末をつぎ込んで校正したものの間に合わず.やっと仕上がったのが昨日(9日)の早朝でした.
今回の教科書はうちの大学の授業に間に合うように急いでもらった経緯があります.それなのに金野の校正が遅れたのでは,出版社や共著者の方々に顔向けできません.

「ツケは払わなければならない」ということで,校正が仕上がってすぐに小川町にある出版社(オーム社)に出向き,校正原稿を届けてきました.
直接届けてお詫びしたからでしょうか,出版社の皆様はとても寛大でした.むしろ感謝されたりして申し訳なかったです.

片道約1時間半.他に用事はなかったので,原稿提出と15分程度の打ち合わせのために往復3時間を費やしたことになります.もっと前からやっておけばよかったのに,時間を無駄にしましたねぇ.

まぁこれも勉強です.以前に「図解版 機械学ポケットブック」の“工学解析の基礎”の章を担当したことはありますが,著者として名前が残る本を書くのはこの教科書が初めてです.今回の件も含め,よい経験になったと思うことにしましょう.(オーム社の皆さんごめんなさい.今後ともよろしくお願いします.)

2010年3月9日火曜日

ネットブックを試す

先日書いたネットブック(DELL Inspiron mini 10v)をいじりはじめました.

まだ慣れていないせいか,Windows 7はよく分からないし,トラックパッドもいうことを聞いてくれません.英語キーボード搭載なのにドライバは日本語のままだったのにも閉口しました.でも何とか設定し直し,Caps LockとCtrlを入れ替えるとかかな漢字変換の起動キーアサインを替えるなどの作業をして,何とかほかのPCと同じように使えるようになりつつあります.

で,予告していたCF-R1との比較ベンチマークですが,CrystalMark 2004R3で試してみました.

CPU,メモリとHDDへのアクセスはInspiron mini 10vの方が速かった.ほぼすべての項目で上回っています.ちなみにこのPCはHDDモデルで,SSDは積んでいません.

グラフィックはCF-R1の方が速いという結果でした.GDIのテキスト描画と,D2DのSpriteが少ないところではInspironのスコアが高いのですが(特にテキスト描画は大差でした),それ以外の多くの項目でCF-R1の方がわずかずつ高いスコアを取ったため,総合点ではCF-R1の方に軍配が上がっています.
ネットブックではテキスト描画など小さい画面で行いそうな作業に特化したグラフィックス機能を持っている,と思っていいのでしょうか.

とりあえずこのPCはCF-R1と同程度に使えそうだということですね.よしよし.手に馴染むまで使い込んでいこうと思います.

2010年3月8日月曜日

プログラミングを学ぶ

ここのところプログラミングのネタが続いていますが,今回も.

金野は大学教員で,研究室の学生たちにプログラミングを教えるのも仕事のひとつです.
そのためのネタを収集中です.以下はその一部.
授業だの委員会だのが多く,研究室の学生の指導をして過ごす時間は,実はかなり限られています.
何かよい教科書や教材があるとよいのですが.

2010年3月7日日曜日

恐竜の絶滅は小惑星のせいなの?

恐竜絶滅,原因は小惑星」という記事を読みました.

「小惑星」の定義は不明確ですが,まあ要するに巨大な隕石が落ちてきて地球の気候を変え,そのせいで恐竜が絶滅した,という説です.天体衝突の環境への影響がはっきりした,国際チームが結論づけたそうです.

金野は長い間,恐竜絶滅の天体衝突原因説を信じていませんでした.隕石の衝突で気候が変わったところまでは信じていますが,そのせいで恐竜が滅亡したのは事実なのでしょうか?
というのは,恐竜は短い時期にいっぺんに絶滅したわけではないはずだからです.もちろん,地質学的なタイムスケールでは「短い期間に絶滅した」のでしょうが,それは数千年~数10万年以内に,とかそういう意味ですからねぇ.
上記の記事には次のようなコメントも掲載されています.

国立科学博物館の真鍋真研究主幹(古生物学)は「今あるデータではチチュルブの小惑星衝突によって恐竜が絶滅したと考えて良い。ただ絶滅の時期は種ごとに も異なる。天体衝突前後の環境の変化をより詳しく調べることで、現在や過去の気候変動が深く理解できるはずだ」と話している。
(上記の記事より)
「絶滅の時期は種ごとに も異なる」というのは,1,2年異なるというスケールの話ではありません.数千年以上異なります.気候の変動が数千年も続いたというのか? もしそうならなぜ恐竜以外は滅亡しなかったのか? これらの疑問に,今回の記事は直接は答えてくれませんでした.
たぶん論文にあたらないと分からないのだと思いますが,興味がありますね.読んでみよう.
(そんなことしてるから仕事が進まないんじゃ….)

2010年3月6日土曜日

アルゴリズム+データ構造=プログラム

金野が学生の頃はC言語がANSI規格になった頃で,これからの時代はCだ,という感じでしたが,大学の授業ではTurbo Pascalが使われていました.そのとき教科書として指定されていた(んだったと思います)本が,「アルゴリズム+データ構造=プログラム」という,厚ぼったくて素っ気ない表紙の本です.

いまでも手元にあります.開いてみると昭和54年初版,昭和63年第10刷発行とあります.定価は当時で6,000円.金野の知る限り,現在では売られていません.(原著者が前半3分の2ぐらいを抜き出してModula-2で書き直した本が出ています.)

金野のプログラミング能力の基礎はこの本で作られたと言えます.プログラミングを学びはじめた段階でこの本に出会ったのは幸運でした.難しくて取っつきにくい本ですが,一生懸命読みながら,アルバイト代をつぎ込んだPC9801VXと格闘した記憶があります.

この本で学んだ知識は金野が作るプログラムに活かされていますが,研究に直接使ったこともあります.換気計算の順番を決めるのにトポロジカル・ソートを使いました.実際には金野はアイディアを出しただけで,学生さんがプログラムを組んだのですが.山田君,トポロジカル・ソートを覚えているかい?

この本と格闘してから20年以上経ち,金野はいまは大学で教鞭をとっているわけですが,学生さんたちにプログラミングを教えるにはどうしたらいいだろうと悩む日々です.この本をぽんと渡して「読んでおけ」じゃぁダメなんでしょうねぇ.
でもこの本ほど内容が充実しているものはそうそう見つからないと思うのですが.何かいい本あるかなぁ.

ちなみにその後に勉強したのはC言語でした.「これからの時代はCだ.Cのソースコードがたくさん載っている本を買おう」と思って当時住んでいた南阿佐ヶ谷の本屋に行き,手にしたのが「MINIXオペレーティング・システム」です.
これにはMINIXのソースコードが全部載っていました.この本にもとても影響を受けましたね.機会があればここに書きます.

(2010-03-09追記)上記の本は教科書ではなくて参考書でした.当時の教科書は,「Pascalプログラミング―TURBO Pascalによる基礎と応用」.こっちも本棚の奥から出てきて,思い出しました.

2010年3月5日金曜日

CF-R1を復旧させる

2003年に買ったLet's note Light R1 (CF-R1)を復旧させました.といっても壊れていたわけではなく,単に長い間使っていなかっただけです.

Windows Updateをたくさんかけることになりました.半日がかりです.ずっとつききりではないので,仕事の合間に様子を伺いつつ進めます.
途中でディスクが足りなくなり,パーティションの切り直しなどもしました.

先日,いわゆるネットブックを買いました.DELLで安売りしていたので.研究費ではなく,自腹です.これとCF-R1とを比べてみたかったのです.
適当なベンチマークを回す予定ですが,いまちょうど忙しい時期なのに新しいおもちゃをいじりはじめるとやばい.近いうちに報告します.

2010年3月4日木曜日

プログラミングができると世界が変わる

紋別のシンポジウムで他のグループの研究を拝見していると, あぁこれはもうちょっとこういうふうにデータを整理すれば,もっといろんなことが見えてくるのになぁと感じるものが数件ありました.いくつかは直接コメン トしています.
同じ学会に来ていた仲の良い研究者と 話したところ,彼も同じように感じていたようでした.

その友人と話していて達した結論をちょっと大げさに 言うと,「プログラミングができると世界が変わる」ということです.

簡単なプログラムを 作って,実験や観測のデータをそのプログラムにかけて解析・整理すると,データの中に埋まっているものがもっと見えてきて,とてもおもしろいことが分かったりする.あるいは,いままでの整理方法では説得力がなかったものが,強い説得力を持つようになる. そんなことが起きるだろうなぁと想像できる研究がいくつかありました.
研究者の方とお話ししたところ,プログラムを作ることに抵抗がある場合もありましたし,PCでそういうことができるんだ,という発想が出てこないらしい方もいました.

プログラミングを学ぶことはそれほど難しいことではない,と私は思っています.いい教科書がたくさん出ていますし,講座を受けられる場所もありますし,オンラインにもたくさんのコンテンツがあります.
しかし世の中の多くの人はプログラミングをとても難しい技能だと思い込んでいて,やってみろと言われると尻込みしてしまう.もったいないなぁと感じます.

…偉そうに書いていますが,金野も学生の頃,先輩に「もっとデータを活かせ」とよく怒られました.その頃に先輩たちが感じたことを,いま金野が感じているのだと思います.

2010年3月3日水曜日

「悔しい」は「楽しい」に勝てない

もう22年も前になってしまいますが,金野は浪人生として,東京の予備校の寮で1年間,受験勉強三昧の生活を送りました.

予備校に入ったばかりの4月はじめ,入学式だったかガイダンスだったかのときに,もう3月から講習会に通って勉強している浪人仲間がいると知って焦った記憶があります.自分は3月にはのほほんと生活していたはず.

しかしそれから2,3ヶ月経ってみると,3月頃からがんばっていた仲間は息切れしはじめていました.大学に受かった友達に連絡を取って遊びはじめたり,あるいは向こうから連絡が来て出かけていったりしているようでした.

その頃は金野は寮生活や予備校の授業に慣れ,勉強がおもしろくなってきていました.古典の先生の話がとても興味深いと気づいたり,新しい考え方を学んで目から鱗が落ちたり,数学と物理がつながってとたんに楽しくなったりしていたはずです.

夏休み前までもまじめに勉強していたつもりですが,夏以降は毎日遅くまで勉強しました.全然苦ではなかった.次の日の授業で,先生が自分と同じ解き方をするのか,それとももっと「すごい」解き方をするのか,それが楽しみでがんばって予習していました.

あとで気づいたのですが,3月から講習会に通って勉強していた仲間は,「大学に落ちて悔しい」という気持ちがドライビングフォースになって勉強していたようです.しかし6月ぐらいでその悔しさは薄れはじめ,勉強に身が入らなくなっていたように感じます.つまり,大学不合格の「悔しい」はだいたい4ヶ月ぐらいで薄れるもののようです.

金野のドライビングフォースは「楽しい」でした.「悔しい」は「楽しい」に勝てないな,と金野は思っています.

先日の五輪フィギュアスケート女子シングルで,浅田真央さんはとてもがんばってすばらしい演技をしたのに2位でした.1位のキム・ヨナ選手がすばらしすぎました.
浅田選手はとても悔しかったようでした.そりゃそうでしょう.
でも「悔しい」より「楽しい」の方がいいです.「楽しい」のほうがきっと長く続き,よい結果が出ます.
私がこんなことを書くのはおこがましいですが,是非ともスケートを楽しんでほしい,と思います.

(画像は「イラスト制作と素材のアトリエJ.」さんのものを使わせていただいています.)

2010年3月2日火曜日

カニ三昧

今回の写真はちょっと生々しく見えるかもしれませんので,小さくしておきます.

先日の紋別出張で,奮発してカニを数匹飼ってきました.一部は実家に送り,残りを先日いただきました.

料理は苦手なので,カニで釣って知り合いの助けを借りました.

いやーうまかったです.カニの種類が違うと,味がかなり違うんですね.カニ飯,カニで出汁を取った味噌汁,焼きガニ,カニ味噌などなど,たらふくいただきました.
Posted by Picasa

2010年3月1日月曜日

いまどきモデム? でも….

CF-S9に買い換えたくなったと 先日書きましたが,その話の続きです.
CF-S9はモデムを搭載していません.W8ま であったのがS8のところでなくなったようで す.

モデムなんて,ええ,ほぼまったく使わないですよ.1年に363日は使わないと思います.

でも1年に2日だけ使う日があって,それが先日行ってきた紋別出張のときなのです.

毎年2月に,北海道紋別市でオホーツク海と海氷に関する国際シンポジウムが開かれていて,金野は2001年からほぼ毎年参加しています.今年も参加しました.
この学会で利用するホテルはVDSLモデムを使ってネット回線を提供しているのですが,何せ学会期間ですから利用者が多いので,VDSLモデムが売り切れることがあります.今年も売り切れていて,使うことができませんで した.
金野はEMOBILEも使っていますが,紋別市はカバーしていませ ん.

でも,発表直前に大学に置いてあるデータをダウンロードしたくなったりすると,なんとしてでもネットにつなぎたい.

そういうときの「最後の手段」として,ダイアルアップ接続を使うことがあるのです.去年も今年も使いました.

さてどうしたものかと思いまし たが,いまなら小さいモデムが見つかるかもしれないと思って,ネットで検索してみました.
そうしたら,あるじゃないですか,USBアナログモデム.それも7,000円前後!? うわぁ安くなったなぁ.

金野がはじめてモデムを買ったのは,学生時代の1989年,いわゆるパソコン通信をするためでした.当時たしか5万円ぐらいしたと思います.学生の頃ですから5万円の出費はとても大きかったのですが,パソコン通信というものをしてみ たくて,アルバイトで稼いだお金をつぎ込んで買いました.

それから約20年.10分の1にはまだなっていないようですが飛躍的に安く, そして小さくなりました.
モデムなんて,たしかにもう,標準装備する必要はなさそうですね.