2012年9月21日金曜日

機械学会2012年会講演会に参加


すでに1週間以上経って,その次の出張にも行ったのだが,まぁ紹介ということで.

9月9日に八王子校舎で停電があって,それの復旧作業をしてから電車に飛び乗り,一路金沢へ.10日から日本機械学会2012年会講演会に参加してきた.

金沢は遠かった.以前に一度行ったことがあり,そのときは越後湯沢廻りにした.
今回は八王子→新横浜→米原→金沢というコースで往復したが,18時53分発の横浜線に乗って,新幹線と特急しらさぎを乗り継いで,金沢に着いたのはあと10分で日付が変わるという時刻.駅前も閑散としていた.
泊まったのはいつもの東横イン.

10日にはうちの研究室の水谷君,森君の発表があった.
助け船は一度も出さなかったけどちゃんと質問に答えていたので立派だったと言えるであろう.二人とも発表は安定しているね.森君はふだんよりも落ち着いているんじゃないかと思うほど.

自分が学生のころに撮影したキャビテーションの高速度ビデオ映像が,他大学の発表で使われていた.もっと新しい映像はないのだろうか.

学会の合間に,短時間だが兼六園と金沢城址を見学できた.

2012年9月18日火曜日

Nanny for Chromeを入れてみて分かったこと

Find Time to Do More Things: Free Up to 15 Hours a Weekという記事とその情報源のサイトによれば,ヨーロッパ人は1週間あたり平均11.5時間テレビを観て,14.2時間ネットサーフィンしていると考えられるのだそうな.

金野はテレビは観ないので,ネットサーフィンしている時間を制限すれば,時間を捻出できるのでは? と考えて,ネットへのアクセスを制限してみた.

Nanny for ChromeGoogle Chromeのアドオンで,特定のサイトへのアクセスを時間帯やアクセス累積時間で制限してくれる.
例えば,デイタイムはYouTubeにアクセスできないようにするとか,ネットゲームのサイトには1日1時間以上アクセスできないようにする,など.

しばらく前にこれを入れて,Yahoo!などを見すぎないようにするべく制限をかけてみている.

が,やってみて分かったのは,自分で思っているほどは特定のサイトに時間をかけていないんだなぁ,ということ.

金野は頭をリフレッシュさせるのに将棋ゲームサイトの将皇で遊ぶことがある.リフレッシュといいつつついつい何局も指してしまうので制限をかけてみたが,1局あたり数分しかかけていないようで,制限時間にぜんぜん達しない.だいぶん時間を無駄にしているように思っていたが,1日30分もかけているわけではなかった.
(それでも,時間制限をかけたことで対局数はいくらか減ったと思われる.)

Yahoo!とかFacebookなど,よくアクセスするサイトをまとめて半日に1時間以内,と制限しているが,制限時間まで達したことは今のところない.「時間制限がある」と思うことでアクセスを抑えている効果は多少はあるが,それ以上にもともとアクセス時間が短かったのだろう.

しかし全体ではネットにアクセスしている時間は長い.
ネットへのアクセスそのものを制限する,という方法もあり得るが,プログラムを書くときに言語やライブラリの仕様を調べたり,辞書の代わりに使っていたりもするので,単に制限すると生産性を下げる.

なにか工夫が要るようだ.さて次なる手は…?? 現在検討中.

2012年9月11日火曜日

大学院生発表会+卒論最終発表会・12年9月


9月7日に大学院生発表会と、9月卒業の学生の最終発表会が行われました。

大学院生の発表は、前よりはよかった。進んでいるという感じ。
(前の発表会のことはここに書いてないですね。6月29日だったのですが。)

卒論の発表も面白かった。ここのところ、伊藤班ではあの手の実験をたくさんやっているけど、限界流線とその上の流れの関係はどうなっているのだろう。

今年は金野班の人数が少ないので寂しいです。
このまま行くと来年はもっと少ないな。

2012年9月10日月曜日

WriteMonkeyで日本語

WriteMonkeyは書くことに集中したいときに使うアプリケーションで,現在編集している文章だけを表示する.全画面にすると,スタートメニューやタスクトレイなどが見えなくなるので,集中力を妨げられない,らしい.

試しに使ってみたが,かな漢字変換を使って日本語を入力しようとすると設定が必要だったので,その方法を書いておく.

以下はWriteMonkey 2.3.5.0の場合.
まず,右クリック→Preferences ...で設定画面を開く.(F10でも開けるようだ.)

そこで設定を3ヶ所.

  1. "Replacements"タブで"Enable"のチェックを外す.
  2. "Misc"タブで,右下(Other)の"Elable markup syntax highlighting"と"Hide mouse pointer when writing"の2ヶ所のチェックを外す.
これでかな漢字変換を使って日本語を入力できるようになった.


マウスカーソルが見えるのはうれしくないが,端に寄せておけばよい.
かな漢字変換に使っているATOKが先読み変換のウィンドウを出すが,黒バックだとそれがうざったいかな.

やってみて分かったが,目の前のスクリーンには文章以外は表示されないと,たしかに集中できる.

このアプリは,文章を,その文章のみに集中して描くときに有効なアプリだと思われる.しかし文章だけ書くことは,金野の場合はあまりない.
論文や報告書などを書くときは,表やグラフを見ながら書くし,プログラムを書くときには別のウィンドウで実行させてみたり,計算結果のグラフを描かせたりしながらやっている.目の前の文章のみに集中するときというのは,それこそブログを書くときぐらいか?
使うシチュエーションが限られるな.うまく切り替えて使っていけばいいのだろうが.

同様のアプリにWriteBoxがある.Chromeの拡張機能として実装されている.(ここの記事を参考にした.)

文章を書くときには,しばらくはWriteMonkeyかWriteBoxを試してみようと思っている.

2012年9月7日金曜日

台湾出張の空き時間


8月24日~29日まで、台湾に出張していた。ISABMEC 2012に参加するため。
ここに少し書いたが、学会期間が終わってから少しだけ時間があり、故宮博物院と台湾料理と台湾マッサージを楽しむことができた。

台湾に来るのは2回目。
はじめて台湾に行ったのは、もう10年以上前のことだ。学生のころで、研究室の合宿(という名目の旅行)だった。あのときも故宮博物院に行ったが、時間がなくてほんの少し見て回るだけだった。
今回は3時間ぐらいをここで過ごしたが、それでも第一展覧館をざっと見回っただけ。
それでも、前回に来たときよりも格段に面白かったように思う。時間に余裕があったのと、音声ガイドを借りたことが理由のひとつ。それに展示の方法も、より魅力的になっていた気がする。

陶器の変遷の説明は面白かった。一方で、書は善し悪しが分からず、あまり楽しめなかった。
(小・中学生のころ書道を指導してくださった菅原河舟先生ごめんなさい。)

台湾料理はおいしかった! 台湾マッサージ(なのかな?)も、やさしくしてくれるようにお願いしてやってもらったら、気持ちよくて、眠ってしまった。(金野は痛いマッサージが苦手です。)

2012年9月6日木曜日

Elanceで仕事を頼む:反省編

モチベーション編業務依頼編実務編の続き.

Elanceでのはじめての業務委託は,成功裏に終わったと思っているが,後から振り返ってみると反省点もある.

まずは,最初の業務依頼内容をもっとよく吟味し,また詳しく書かなければいけないということ.

業務内容の書き方はElanceのブログ"5 Job Post Writing Tips to Get the Right Contractor"や,Virtual Assistant Assistantのページからダウンロードできる"The First-Timer’s Guide to Hiring a Virtual Assistant"という小冊子に説明されているのだが,今回はこれらの情報に接する前に,自分の感覚で業務内容を書いた.Elanceの他の業務説明を参考にできるのに,しなかった.英語がおかしくないことを気にするあまり,内容の吟味が不十分だったように思う.

今回依頼した内容は業務依頼編に書いた.全体に説明が足りないのは反省している.もっとたくさん書いたほうがよい.

また,論文を探して見つけたら終わりではなく,調査内容をレポートを提出するように依頼すべきだった.レポートのフォーマットをこちらで決めて,1論文あたり1レポート(1ページ)を書いてもらうようにすれば,あとの処理が楽だったと反省している.

とはいえ,これはElizabethが適切な調査をしてくれたから出てきた贅沢な反省だ.彼女はよくやってくれた.次の仕事も,彼女に頼みたいと思わせるものがあった.
それに,安かった.想定していた出費の3分の1ぐらいでやってくれた.Elizabethのプロフィールを見る限り,彼女にとっては高い仕事だったと思われる.こういうときは円高がありがたい.

今回の経験や,その前後に行った業務委託についての調査から分かったこと、というより痛感したことがある.それは,英語力があればわずかな金額でいろいろな仕事をやってもらうことができるということ.

英語が公用語で,かつ日本よりも人件費が安い国は,インド,フィリピン,ケニヤなどいくつもある.
英語が公用語・国語の地位にある国・地域(Wikipedia)
USではこれを利用して,安い人件費でバーチャル秘書を雇ったり,単発の業務を委託したりしている.YourManInIndiaBrickwork Indiaなどが有名(Esquireの記事).上の方に書いたが,バーチャルアシスタント雇用のお助けサイトVirtual Assistant Assistantなんてのまである.
日本でも探せば見つかるようだが,人件費の安い国の人に仕事をお願いしようとなると,日本語でやるわけにはいかない.

このほかにも,モチベーション編に書いたFiverrのように,5ドルでいろいろなことをお願いできるサイトもある.5ドルあれば,歌を作ってもらったり,イラストを描いてもらったり,コスプレして言ってほしい台詞を言ってもらったりできる.

インターネットの世界ではいろんな種類のサービスが,日本の感覚からするととても安価に提供されていて,それを使うと仕事が楽になったり,やりたいことができたり,新しいサービスを提供できたりする.ただし,英語のハードルがある.
へたくそなりに,金野は英語がある程度使える.海外のサービスをうまく使って,仕事をこなしていこう.

Elanceへの依頼は,あれ以来行っていないが,そろそろ2回目を頼むつもり.前回の反省を活かしたい.

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← 実務編

2012年9月5日水曜日

Elanceで仕事を頼む:実務編

モチベーション編業務依頼編の続き.

Elizabethに仕事を依頼するときに気になったのが,プロポーザルのDeliveryがwithin 1 dayになっていたこと.1日で仕事をやり遂げるつもりなのだろうか.

そこで,やってほしい業務内容を説明するメッセージを送り,また作業期間を依頼日を含めて6日間に設定した.
送ったメッセージは下記.英語がへたくそなのはご寛容を.
Dear Elizabeth,
Thank you for your applying my survey job.
Please see an image file attached to this message. It describes what kind of underwater vehicles I would like you to survey.
I also attach an example of related papers as a PDF file, which might be a good candidate of the starting point.
Give me a list of publications related to the subject. In addition, collect papers as much as possible, and give them to me.
The purpose of this survey is to understand the background of our research project and to write the 'state of the art' section of a technical journal paper related to this subject.
I extend the deadline of this survey to July 28th because I guess it might take a few days. So please survey extensively.
I hope you will do a good job.
Sincerely,
Akihisa
同時に自分の論文と,説明の絵を描いて送った.
2時間もしないうちに返事が来て,Elanceではじめての委託業務がはじまった.7月23日のこと.

次の日(24日)の午後には,Elizabethから9つの論文がPDFで送られてきた.作業の経過報告なのだろう.
これを送ってもらったことはとても良かった.論文の内容が,こちらが調べてほしいものと必ずしも合っていないと感じたので,メッセージを送ることができたから.Elizabethが期限ぎりぎりまで作業してから結果を送ってきたのだったら,軌道修正が遅れていたことだろう.
送ったメッセージは下記.

Dear Elizabeth,
Thank you for your extensive survey.
I would like to ask you a fever. Would you give me a reasoning comment for each article why you consider the article is related to this survey mission?
I am not sure whether some of these papers you sent me are related to the survey. For example, in the article "Development of a Visually-Guided Autonomous Underwater Vehicle" (water_vehicles2.pdf), I cannot identify whether this vehicle makes use of the pitching motion to diving so far.
(I am not offending you, of course. I just hope to share your knowledge.)
Sincerely,
Akihisa
こちらも英語がへたくそだがご寛容を.
Elizabethからは気持ちのよい快諾のメッセージが届いて,軌道修正してくれた.

結局,ぜんぶで26個の論文とコメントが送られてきた.後半に送られてきたものは,一部こちらの意図とは違うものが混じっていたものの,おおむね適切な論文だった.なので,依頼前にこちらが期待していたよりもよい仕事ぶりだと言ってよいだろう.

仕事には満足したので終了にしてよいか? とのメッセージをElizabethに送り,合意を得て終了し,当初に約束したとおりの金額を支払った.支払いはPayPal経由にした.

はじめてのElance経験は成功裏に終わったと思っている.反省点はあるが,これは稿を改めて.

← モチベーション編
← 業務依頼編
反省編

2012年9月4日火曜日

Elanceで仕事を頼む:業務依頼編

モチベーション編の続き.

前の記事にも書いた,How to Outsource Your Scientific Paper Writingの記事には,いくつかのアウトソーシング仲介サイトが紹介されている.今回はバーチャル秘書のように継続する仕事ではなく,単発の依頼なので,それに合った仲介サイトがよい.内容と評判などを調べて,Elanceを選択した.

依頼する内容は,本体を傾けて潜水・浮上するタイプの水中ロボットに関する文献検索にした.
実はこの文献は,以前自分たちである程度まで調べていた.今回の依頼は実験だから,自前でやるよりもよい結果が出るのか,そしてどのぐらいノイズが入るのか,試したかった.

メールを見返してみると,7月22日だったようだ.Elanceに入会手続きし,作業者募集の記事を投稿した.
そのとき依頼した内容は以下の通り.
Academic paper survey related to underwater vehicles or robots 
I would like someone to survey academic/technical articles related to underwater vehicles, robots or submarines that pitch their body when they move upwards (surfacing) or downwards (sinking).
あとで気づいたが上記の書き方では情報量が足りなかった.調査対象の記述が不十分だし,調査後に提出を求めるもの(レポートなど)が書かれていない.やってほしいことをよく考えて,もっと詳しく書くべきだった.

ちなみに金額は"Less than $500"とした.こういうときは円高がありがたい.

この仕事を登録して,数時間も経たないうちにプロポーザルが届いたのには驚いた.しかもケニヤから!
(あとで調べたら,ケニヤはイギリス連邦加盟国で,公用語はスワヒリ語と英語だそうな.情報源:Wikipedia

元研究者のようで,プロポーザルにはとても魅力的な言葉が並べられていたが,たった1件のプロポーザルで決断するのは拙速だと思い,待つことに.

その後,2日間のうちにケニヤからもう1件,USA,パキスタン,アイルランドから1件ずつのプロポーザルがあった.(あともう一つあったが取り下げられた.)

プロポーザルを比較して,ケニヤから2番目のプロポーザルを送ってきた人に依頼することにした.
決め手は,プロポーザルが上記の依頼に合っていたこと.最初の2件以外のプロポーザルは,こちらの依頼内容に対応していなかった.おそらく定型のプロポーザルを半自動的に送っているのだろう.
ケニヤの2件目のプロポーザルは,論文調査の内容を理解し,一部を実際に検索してみて,結果を送ってきていた.金額も比較的安かった.また,すでに他の仕事をこなした経験があり,その評価が高かったのも好印象.ちなみにElizabethという女性.

そこでElizabethに仕事をお願いすることにした.その顛末は稿を改めて.

← モチベーション編
→ 実務編
→ 反省編

2012年9月3日月曜日

Elanceで仕事を頼む:モチベーション編

Elanceで文献検索の仕事を頼んでみたよ,というお話をひとつ.

仕事を外注しようと考えた経緯を,復習と反省を兼ねて,詳しく書いてみたい.
直接のきっかけはHow to Outsource Your Scientific Paper Writingという記事を読んだことだったと思うが,もう少しさかのぼってみるといくつかの要因がある.

まず,比較的大きな研究プロジェクトの一員になったこと.研究の仕事がぐんと増え,今まで以上の時間を費やす必要が出てきた.また4月から学科幹事になり,大学の仕事もかなり増えた.
一方で,研究プロジェクトのおかげで予算を獲得でき,それを使って研究補助者の方に来てもらえた.4月からいろいろな仕事をお願いしている.

昨年度までとは違う環境,予算規模の中で,どうやって仕事を回していくかがこれまで以上に重要な課題になった.この際なのでばらしてしまうが,予算規模は1桁大きくなった.仕事の量も1桁増えたと考えていいだろう.これがずっと続くわけではないとは思うが,実際,今年はこれまでよりずっと忙しい.仕事を片っ端から片付けていかないと,やり残しがどんどん溜まる一方だ.
仕事の生産性を上げたいが,これまでもそれなりにいろいろ工夫して,がんばって仕事してきたので,「もっとがんばる」とか「遅くまで働く」など,自分が努力して生産性を上げる方法では対処できないと感じていた.
これまでの10倍の研究をしたい,論文を10倍書きたい,と思ったら,どうしたらよいのか? いまの仕事のやり方と同じ枠組みのままでは達成できない.いただいている予算をうまく使って,仕事の枠組みを変えていく必要がある.

単純な解決策は「チームを作る」ということになるだろう.つまり,仕事をする人間の数を増やす.
4月から研究補助者の方に来てもらっているが,本当に助かっている.

もっといろいろな仕事を,他の人にお願いできないだろうか? 例えばプログラミングやウェブサイトの保守などを,誰かにやってもらえないだろうか?
研究補助者の方にお願いするためには,トレーニングが必要だし,金野が抱えている暗黙知を伝授しなければならない.学生さんを指導していて思うが,暗黙知の伝授は難しい.

それに,例えばプログラミングなら,金野よりもずっと詳しい人間が世の中にたくさんいる.

Fiverrというサイトがあって,ここでは5ドルでいろいろな仕事をやってもらうことができる.5ドルといったら400円程度だ.
6月に,ここで動画をひとつ作ってもらった.粒子が寄り集まってうちの大学のロゴマークになり,また崩壊するというもの.実際に作業してもらったのはCREOSTUDIO.支払った金額は410円.
たった410円でこれだけできるのか! と衝撃を受けた.英語能力と,ちょっとしたアイディアと,わずかなお金があれば,いろんなことができるじゃないか.

こういうサイトを使って,いま抱えている仕事を誰かに依頼することはできないだろうか? とネット情報を探していた.
途中で少し考え方を変えた.いま抱えている仕事をこなすためではなく,「やりたいけど,いまできていないことをやる」ためにアウトソーシングサービスを使う方が,きっと楽しいだろう.もっとプログラムを書きたいし,もっと論文を書きたいから,そのためのアウトソーシングサービスを探したほうがいい.
そう思って検索したら見つかったのが,この記事のはじめに述べたHow to Outsource Your Scientific Paper Writingという記事というわけ.

論文を書く仕事をすべて外注できるわけではないが,英文校正はこれまでも外注してきた.文献検索,特許調査,フォーマットなども外注できるのでは?

というわけで,試しに文献検索から依頼してみよう,と思ったのが,メールを見返してみると7月22日のことだったようだ.

実際に依頼した経緯は,稿を改めたい.

業務依頼編
実務編
反省編

2012年9月1日土曜日

8月の反省


8月は大学は夏休みだが、金野はぜんぜん休めなかった。
8月の前半のことはここここに書いた。初旬はオープンキャンパスや扁桃腺炎と戦い、それが一段落してから17日まではコンピューターシミュレーションと戦っていた。

たしか直後の18日は、それまでの疲れが一気に出て、一日中寝ていたように思う。
そこから再び、23日までひたすらシミュレーションを回した。

シミュレーションだから計算機に仕事をさせて自分は他の仕事をしたいのだが、現実にはそうなっていない。計算条件を実験に合わせるためにあれこれ準備し、たくさんの計算条件を一気に流し込むためにやはりいろいろ工夫し、結果が出てからはそれをグラフにしたり、レポートを書いたり。23日の打ち合わせの直前まで仕事。
23日の夕方に海技研で打ち合わせをして、今後の方針を検討。

その日の夜に慌てて荷造りし、24日から29日まで、台湾に出張していた。ISABMEC 2012に参加するため。金野は実行委員でもあり、発表者でもある。

今回初めて、デジカメの録画機能を使って、自分の英語の発表を録画してみた。机の上にそーっと置いて録画をスタートさせ、そのまま発表終了まで放置。何とかなるもんです。
うーん、やっぱり「あー」と言っているし、つい余計なことを言っちゃうし、よくないなぁ。時間もオーバーしていた。前の日に練習したんですけどね。

台湾を楽しむ時間は少ししかなかったが、屋台を見に行ったり、故宮博物院に行ったり、台湾料理やマッサージを楽しむことはできた。
足つぼマッサージは痛いもんだと思い込んでいたが、やさしくしていただき、寝ちゃいました。気持ちよかった。
(学会の発表はひとつ残らず聞いたぞ!! サボってないぞ!)
(だってStudent Awardの審査委員だったんだもん。)

私生活では,「物欲を抑える」は継続できず。法事のための礼服を買うとき、同時に冬用も誂えたため、けっこうな金額が飛んだ。

これから葬式に参列することが増えるから、いいのを買っておいたほうがいい、と言われた。理屈は分かるが、それでもやっぱり、たまにしか着ない服に高い金をかけるのはあんまりうれしくない。(かけたけど。)

もう9月か。授業がはじまるじゃないか。
それにしても今年は、8月も忙しかったなぁ。今年はこのペースで行くのかな。体が持つかしらん。