2012年2月3日金曜日

Rocks Cluster Distribution・素人クラスタの実力


先日構築していたRocks Cluster DistributionによるPCクラスタで,OpenFOAMの解析テストをしてみた.以前に行ったのと同じ計算.

その結果が左のグラフ.
真ん中の,rockshead4並列,8並列,16並列というのがPCクラスタの計算結果だ.計算時間なので短い方が速い.

なかなかがんばっているのではないだろうか?

素人が適当に組んで,まったくチューニングしていないPCクラスタだが,16並列で回せば,うちの研究室でこれまでいちばん速かった(はずの)PC(meisa)よりも速い.これなら組んだ甲斐があったというものだ.

ちなみにmeisaはXeon X5570 (Quad Core) × 2 (2.93 GHz)に48GBのDDR3メモリ(1333MHz)を積んだマシン.
PCクラスタはCore i7 950 @ 3.07 GHzと12GBメモリを積んだノードを4台並べたもの.ネットワークはオンボードのYukonを使ったGbE接続なのであまり速くない.チューニングもまったくしていない,インストールしたままの状態.

だから4並列は1ノードでの計算ということで,これが思ったほど性能を出していないのは不満.1ノードでもいちばん左の棒(stewart,Core i7 920)より速いことを期待していたのだが.16並列なら,HA8000の64並列を上回り,あわよくば128並列にも肉薄してほしかったのだが.しかしチューニングせずにそれは無理かな.

まぁそれにしても,安い予算で組んでそこそこ速いのはすばらしい.それに計算ノードを自由に追加できるから,予算を確保できさえすればもっと速くすることも可能だ.速いNICを買ってきて挿すのも難しくない.

2月はこれで計算を進めよう.

0 件のコメント:

コメントを投稿