2011年6月16日木曜日

人間にとって本当に必要な睡眠時間は一体何時間なのか?

表題の通りですが,「人間にとって本当に必要な睡眠時間は一体何時間なのか?」という記事がライフハッカー日本語版に掲載されていました.情報源はニューヨークタイムズの記事です.

もとのニューヨークタイムズの記事にあたると詳しく書いてありますが,psychomotor vigilance taskと呼ばれる眠さを調査するテストを用いて調べたところ,ほとんどの人は8時間の睡眠を取らないとテスト結果が徐々に悪くなっていくのだそうです.

睡眠時間が4時間や6時間だと,十分な睡眠を取ったときと同等の結果を出すことができないそうです.つまり睡眠が足りないらしい.他の実験結果では,7時間でも足りないようです.

また週末の寝だめは,まだはっきりした結果が出ていないとのことですが,過去の実験結果によると1日だけ長く眠っても効果がでないことが多いらしい.つまりたとえば土曜日の夜だけ長く寝ても,寝不足解消にはならないということです.

日本語の記事には紹介されていませんが,もとの記事ではおもしろい補足が載っています.4時間睡眠のグループや6時間睡眠のグループは,自分では「ちょっと眠いけど,大丈夫」だと感じているそうです(かなり意訳.もとの表現は"But they insisted they had adjusted to their new state.")
14日間の実験の間,睡眠不足のグループは「自分には寝不足の影響はない」と主張し続けるそうなのですが,しかし現実にはテスト結果が徐々に悪くなっていき,最終的には酔っ払いと同等の結果しか得られなくなっているとのこと.

記事中に書かれているようにこの結果には個人差がありますが,しかしその個人差は金野が持っていた印象よりも小さいようです.5時間以下の睡眠で能力を発揮できる人は確かにいるが,その割合は5%かそれ以下らしい.

つまり,ベストパフォーマンスを発揮するためには,毎日8時間以上睡眠しなければならないってことですね.

…ハードル高いなぁ.

実はこの記事を書いているいま(15日),寝不足です.昨日は今日の授業の準備に時間を取られ,4時間しか眠っていません.
眠い!

毎日8時間以上の睡眠時間確保は難しそうですが,平均8時間ぐらい取れるよう努力します.

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