12月第3週は、人前でしゃべる機会が授業以外で3回あった。ひとつが月曜日(16日)で、先日書いた出張講義。残りの2つはいずれも土曜日(21日)で、工学院大学プロジェクト研究報告会と、入学前オリエンテーション・スクーリングでの機械工学科ガイダンス。
以前にも書いたが、漠然とした課題が発生して、それに具体的な形を与える仕事をすることが、よくある。学科幹事になってから増えた。
今回の3回の講演仕事も、最初の2つは新規作成。最後のガイダンスは昨年度も担当していたことなので、過去の資産が活きたが、つまりは昨年度に漠然とした課題として与えられて、それに形を与えていたから資産があるわけで。
こういうのって「クリエイティブな仕事」に入れていいの? いいよね?
「クリエイティブ」という言葉のイメージと、実際に行っている作業との間にギャップがあるけど、いちおうなんか作ってるし。
それぞれの考え方を書き出してみる。
- 模擬授業・・・高校2年生が対象で、「工学」がテーマだったので、工学と理学の違いを説明したり、工学で学ぶ内容を入れたりしてみた。また、ものづくりの楽しさを入れた。聞いている人の注意を引けるよう、Preziで動きのあるプレゼンにした。
- プロジェクト研究報告会・・・多くは大学関係者で、しかし金野の研究のことをほとんど知らない人が聴衆。だから背景の説明に時間をかけた。北極での資源開発や北極海航路の説明をくわしく。一方で研究成果のほうは、あまりくわしく説明しても関心を持ってもらえないだろうと判断して、簡略に。Preziは使わずPowerPointでシンプルに。
- 入学前オリエンテーション・スクーリング・・・推薦入試合格者など、これから大学に入ってくる人が対象。学科の紹介は入学してからいくらでもできるので、数学や物理が大事だとか、高校の復習をちゃんとしようとか、公式の暗記に頼らずに自分の頭を使おう、といった話を中心にした。昨年度に作ったPowerPointスライドを再利用し改造。
入学前スクーリングのガイダンスでは、M1の大塚君が先輩からのメッセージを語ってくれた。左上の写真はそのときのもの。
いい話でした。大塚君ありがとう。
この手の発表には、不正解はあっても正解はない。誰かが評価してくれるわけでもない。自分で勝手に採点基準を作って、その基準に合わせて答えを作るようなもの。勉強させてもらってます。
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