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2015年2月9日月曜日

国際技術委員会の委員長に就任・ACからのプレッシャー編


金野が技術委員会(Specialist Committee、SC)の委員長になるまでの話をこれまで書いてきましたが、技術委員会は上位の委員会(Advisory Council、AC)から仕事(Terms of Reference、TOR)を与えられて、それを3年かけて実施するのが通常の流れです。前期もそのように実施してきました。

しかし今期は、われわれの委員会だけ通常とは違う手順で進むことになりました。
最初の1年程度で、われわれSCからACに対して、自分たちの仕事を逆提案します。ACはそれを検討し、改めてTORを決めます。SCは残りの2年間、そのTORに基づいて仕事をします。

これは前期の終盤のごたごたが関係しています。
TORは公開されているので誰でも読むことができます。そこにばっちり書いてありますが、前期のIce委員会は終盤に前委員長が急に辞任し、ガイドライン(性能試験の実施方法の緩やかなルール)の改訂が受け入れられず、たくさんの成果を残したとは言えない状況でした。
(ここに関してはいろいろ言いたいことがありますが、自粛しておきます。)

そこで今期は、ACがわれわれのSCの活動をこれまで以上にサポートすることになっています。(監視の意図もあると思います。)また、最初の年にこちらからTORを提案し、ACの承認を受けます。

とはいえどんなTORを提案してもよいわけではなくて、Task 1~3が決まっています。

Task 1: 平坦氷に関連した既存のガイドラインのレビューと改訂の提案
Task 2: 複雑氷に関連した…(以下おおよそ同じ)
Task 3: マネージドアイス中構造物に関するレビューとベンチマークの提案

最後の「マネージドアイス」というのは、大きな氷が構造物にぶつかってくると困るので、それを砕氷船等で小さく砕いた状態のものを指します。

昨年9月の総会で、ACの委員でTORの変更を提案した人と、長時間に亘って議論しました。
こちらの言い分もいろいろ言いました。またこの人を含め、われわれの委員会を担当するACのワークグループ(WG1)全員と打ち合わせました。皆、協力を約束してくれました。

自分は、いかにも日本的な(?)立ち回り方をしている気がします。筋を通して、根回しして。委員長らしく活動していると言えるのでしょうか。
こういう動きが得意なわけじゃないんですが、こっちは初めての国際委員会の委員長だし、向こうはベテランです。懐に飛び込んで、本音で語ったほうがいいだろうと感じました。
しかしこのやり方が国際委員会で通用するものなのかどうか。任期の3年間で、それが見えてくることと思います。

今月(2015年2月)に、第1回の委員会を開催しました。この話は次の記事で。

2015年2月6日金曜日

国際技術委員会の委員長に就任・総会での出来事編


推薦されるまで編の続きです。

金野は日本から国際技術委員会の委員長に推薦されたが、金野よりベテランで、水槽を持っている組織に所属しており、押し出しもよく英語も話せる委員がほかにいる、という話を前の記事に書きました。金野はよくて第2候補、実際にはもっと下位の候補だっだと推測しています。

しかしながら、2014年9月のITTC総会で、金野は委員長になっちゃいました。

これにも理由があって、委員のノミネートにトラブルがあって、委員長候補だと金野が思っていた人物が、そもそも委員に推薦されなかったからです。(おい!)
委員に推薦されなかったら、委員長になるわけがないよねぇ。

ITTCには大雑把に分けて3種類の構成メンバーがいます。地域を代表する人(日本代表とか、北ヨーロッパ代表など)、曳航水槽を所有する組織の代表、そして金野のような技術委員です。
(この文章は正確ではありませんが、実態をおおよそ反映しています。)

ITTCの北ヨーロッパ地域の代表は、技術委員の候補を組織代表にメールで問い合わせたらしいのですが、組織代表が定年退職したとか転職したなどの理由で、いくつかの組織ではそのメールを受け取った人がいなかったのだそうです。

ノミネートされなかった委員はフィンランド2組織の2名。どちらも前期の委員会で活躍した実力者です。この二人が委員会から抜けると痛い。
彼らを何とか委員にねじ込むことが、その時点ではまだ委員長に就任していなかった金野の、28期の最初の仕事になりました。

二人が委員候補リストにノミネートされていないことが分かったのが、総会最終日の前夜。慌てて本人に連絡し、意思を確認。二人とも委員を継続する意志があったので、次に北ヨーロッパ代表に会って、委員の追加をお願いしました。

北ヨーロッパ代表から言われたのは、「組織からの推薦が要る」。それと「12時からの会議に間に合えば入れられる。」
それを言われたのが、総会最終日の朝10時過ぎでした。

いやーメールというものがあってよかった。
焦る気持ちを抑えながら委員候補にメールして、組織代表に連絡を取ってもらいました。また、一方の組織は日本の委員が組織代表を知っていたので、その委員からもメールで依頼してもらいました。
11時過ぎぐらいに、何とか推薦状のPDFファイルが手に入りました。総会の会場受付に走って印刷してもらい、会議直前に北ヨーロッパ代表をつかまえて推薦状を渡しました。
同時に、日本代表の先生にもバックアップを依頼。

いまメールを見返してみても、よく間に合ったなぁと幸運に感謝する気持ちになります。
その節は日本の委員の方々にお世話になりました。いまさらではありますが御礼申し上げます。

というわけで二人の候補者はめでたく委員になり、金野もめでたく(?)委員長に就任した、というわけなのでした。

この他にもカナダの委員のノミネートの齟齬があり、それをカナダの組織代表に話して南北アメリカの地域代表と相談してもらうなど、委員長らしく暗躍(?)しました。

話が長くなりましたが。

金野が委員長になったのは、上記のようにいろいろな思惑や偶然が重なった結果です。実力や実績では、金野より優れた委員が入っています。
金野ができることは、上位の委員会と連絡を密にし、丁寧に委員会を運営して、できるだけ実りのある結果を得られるように、委員に働きかけていくことぐらいでしょうか。

実はITTC総会の場で、上位の委員会(AC)からプレッシャーをかけられました。
この話は長くなりそうなので、稿を改めます。

2015年2月5日木曜日

国際技術委員会の委員長に就任・推薦されるまで編


昨年の11月から更新していませんでした。忙しさにかまけて。
昨年の反省もありますが、まずはここ数日のことを。

2月3日と4日に、ITTC Specialist Committe on Iceの会合を主催して、外国人の委員を相手にいろいろ議論しました。

このブログには書いていませんでしたが、昨年9月にコペンハーゲンで開かれたITTC総会で、Specialist Committee on Iceのchairに任命されました。日本語に直訳すると、氷の専門家委員会の委員長です。
(ITTCのCommittee Membersのページに記載されています。)
専門家委員会と言うとピンとこないので、説明するときは「国際技術委員会の委員長のことだ」と言っています。

なおITTCというのは、International Towing Tank Conferenceの意味で、直訳すると国際曳航水槽会議となります。(国際試験水槽委員会、と訳されることが多いですが。)船舶の性能試験の方法を議論したり、ルールを決めたりします。

はじめに、委員長になった経緯を書いておこうと思います。

「国際技術委員会の委員長」というと、なんか立派な感じがしますね。実際、昨年の9月に参加したITTC総会で出会った他の技術委員会の委員長たちは、押し出しが良く、英語もペラペラ、プレゼンテーションも総じて上手で、できるビジネスマンという感じの人たちでした。

なのに俺かよ。

…それにはわけがあります。

金野は2011年(第27期)からITTCの技術委員を務めています。通常は、曳航水槽と呼ばれるプール形状の実験設備を持っている組織から委員が出るのですが、うちの大学は曳航水槽を持っていないので、そもそも委員になるのが不自然ではあります。たとえば海上技術安全研究所やJMUには氷海試験水槽があるので、そちらから委員が出るのが自然です。実際、どちらの組織にも金野より適任だと思われる、実験に詳しい方が所属しています。

ではなぜ金野が委員になったかというと、海技研とJMUに委員を出すのを断られて、他に人がいなかった、というのが実態です。恩師から話が回ってきて、悩みましたが、いくらかでも日本の(業界の)役に立てるかと思い、引き受けて、3年間務めました。
日本でも委員会を開いたりしました。)

ITTCの委員は、通常は2期(6年間)務めます。金野もあと1期は義務だと思っていました。
昨年、日本から次の期の委員を出すための会議がありました。金野は委員候補に入り…そこまでは想定どおりだったのですが…「委員長候補」として推されることになりました。

え。なんで。

「日本のプレゼンスのため」だそうです。
(ここは議論があるところだと思います。金野もちゃんと理解しているとは言い難いです。)

貨物船などの船舶は国境を越えて運航されるので、国際的なルールに則って設計・製造・運用される必要があります。だから性能試験方法を議論するITTCは、日本の造船業界にとってはときに重要な意味合いを持つ場合があり、蔑ろにできません。
そこで、ITTCの中で日本が存在感を示すために、委員長を出せるなら出したい。そういうことのようです。

ではほかの委員会の委員ではなく、なぜ氷の委員を委員長に推薦するのか。

前期の委員長はドイツ人でした。金野はそれなりにがんばって委員会に出席し、仕事をしてきたつもりです。
それが評価されたのか、はたまた東京での会議の夜にしゃぶしゃぶを食べさせた印象がよかったのかは分かりませんが、金野は前委員長から「次期委員長の候補である」という推薦を受けていたのだそうです。そこで日本代表が金野を委員長に推薦することにした、というわけです。

…というとかっこいいですが、金野は前委員長が前の委員の多くを委員長候補として推薦したに違いないと思っています。
なぜかというと、金野よりベテランで、水槽を持っている組織に所属しており、押し出しもよく英語も話せる委員がほかにいたからです。金野はよくて第2候補、実際にはもっと下位の候補だっだと推測しています。

しかしながら、2014年9月のITTC総会で、金野は委員長になっちゃいました。

ここにも裏話があるのですが、長くなったので稿を改めます。

2014年10月27日月曜日

「絵とき 機械工学のやさしい知識 改訂2版」が出版されました!

オーム社さんから「絵とき 機械工学のやさしい知識 改訂2版」が出版されました!


第1版は(故)小町弘先生と吉田裕亮先生の手によるもので,1990年に出版されています.それから24年が経ち,内容を改めるにあたって,都立足立工業高校の櫻井美千代先生と金野がお手伝いしました.

金野は1,2,6,7章を担当しました.この章の写真集めや撮影に,工学院大学の先生方や,うちの研究室の学生さんにご協力いただきました.この場を借りて御礼申し上げます.

機械工学をこれから学ぶ学生や,若い技術者の方にとって役立つ内容になっていると思います.改訂前と同じ価格(税抜きで2,700円)で購入できます.
先日出版された本は,高価だったので安易にお勧めできませんでしたが,今回はお勧めしても怒られない価格かと思います.

書店などで是非お手にとってご覧下さい.

絵とき 機械工学のやさしい知識(改訂2版)
小町 弘 吉田 裕亮 金野 祥久 櫻井 美千代
オーム社

2013年12月24日火曜日

相手にあわせてしゃべる:プロジェクト研究報告会&入学前オリエンテーション・スクーリング


12月第3週は、人前でしゃべる機会が授業以外で3回あった。ひとつが月曜日(16日)で、先日書いた出張講義。残りの2つはいずれも土曜日(21日)で、工学院大学プロジェクト研究報告会と、入学前オリエンテーション・スクーリングでの機械工学科ガイダンス。

以前にも書いたが、漠然とした課題が発生して、それに具体的な形を与える仕事をすることが、よくある。学科幹事になってから増えた。
今回の3回の講演仕事も、最初の2つは新規作成。最後のガイダンスは昨年度も担当していたことなので、過去の資産が活きたが、つまりは昨年度に漠然とした課題として与えられて、それに形を与えていたから資産があるわけで。


こういうのって「クリエイティブな仕事」に入れていいの? いいよね?
「クリエイティブ」という言葉のイメージと、実際に行っている作業との間にギャップがあるけど、いちおうなんか作ってるし。

それぞれの考え方を書き出してみる。

  • 模擬授業・・・高校2年生が対象で、「工学」がテーマだったので、工学と理学の違いを説明したり、工学で学ぶ内容を入れたりしてみた。また、ものづくりの楽しさを入れた。聞いている人の注意を引けるよう、Preziで動きのあるプレゼンにした。
  • プロジェクト研究報告会・・・多くは大学関係者で、しかし金野の研究のことをほとんど知らない人が聴衆。だから背景の説明に時間をかけた。北極での資源開発や北極海航路の説明をくわしく。一方で研究成果のほうは、あまりくわしく説明しても関心を持ってもらえないだろうと判断して、簡略に。Preziは使わずPowerPointでシンプルに。
  • 入学前オリエンテーション・スクーリング・・・推薦入試合格者など、これから大学に入ってくる人が対象。学科の紹介は入学してからいくらでもできるので、数学や物理が大事だとか、高校の復習をちゃんとしようとか、公式の暗記に頼らずに自分の頭を使おう、といった話を中心にした。昨年度に作ったPowerPointスライドを再利用し改造。
入学前スクーリングのガイダンスでは、M1の大塚君が先輩からのメッセージを語ってくれた。左上の写真はそのときのもの。
いい話でした。大塚君ありがとう。

この手の発表には、不正解はあっても正解はない。誰かが評価してくれるわけでもない。自分で勝手に採点基準を作って、その基準に合わせて答えを作るようなもの。勉強させてもらってます。

2013年12月17日火曜日

Preziで出張授業再び


12月16日に、7月以来久しぶりの出張講義を担当することになり、7月にも使ったPreziで講義してきた。

前回の出張講義のときもそうだったが、今回の出張授業にあたり、入学広報課が先方の高校の要望を聞いてくれた。
今回は「工学」がテーマだったのと、60分×2回の講義で入れ替えがあるため、おそらくもう一方は理学のほうに行くと思われる。
そこで、工学と理学の違いを説明したり、工学で学ぶ内容を入れたりしてみた。
機械システム工学科の見崎先生の出張授業のスライドをいただいたのだが、それにも刺激を受けた。

これまで使ってきたコンテンツを再利用するのではなく、一から作ったので、とても時間がかかった。14日の研究室忘年会でも酒を飲まずに帰ってコンテンツ作り。日曜日もずっと作り続けたが、結局は徹夜することになってしまった。カフェイン大量投入して何とか乗り切った。
左上の画像が、コンテンツの全体像。

2回ぐらい通しでしゃべってみただけで練習が足りなかったので、電車の中でシミュレーションしようと思って印刷物を用意したが、眠くて使い物にならず。学生さんにはちゃんと練習しようといっているのに、こんなんじゃまずいなぁ。
しかし本番では、60分×2回をこなした。一部、ちょっと説明がくどくなってしまったところがあったけど、全体としては破綻なく進められたかな。

2回目の講義の最終版で、足の指がつりました。さりげなく指を伸ばしながら講義したけど、ばれてたかしらん。

終わったあと、新宿に戻って会議。そのときは何とか持ったのだが、会議が終わって出張講義の報告を書いているときに一気に眠気が襲ってきて、デスクで意識を失っていた。

次はちゃんと事前に用意して、練習しよう。

さて今回の講義の目玉は、高校の生徒さん達に、いまはとってもいい時代で君たちはラッキーで是非その幸運を活かしてほしい、と伝えること。最後の10分ぐらいはその話に充てた。
伝わったかなぁ。内容をもっと絞り込むべきだったかな。

2013年11月29日金曜日

ITTC Ice技術委員会の東京ミーティングを開催・会議編

ITTCのSpecialist committee on Iceの委員会を日本で開催した話・準備編の続き。



会議がはじまってまず驚いたのは、皆がコーヒーをがぶがぶ飲むこと。ふだんからあんなに飲んでるの? それとも時差のせいで眠いから?
ポット2本というのは約20杯ぶんとのことだったが、1日目は4時前にはなくなった。2日目は、金野が飲むのを自粛して何とか持たせた。

準備編に書き忘れたが、事前に東京の観光案内パンフレットを手に入れていた。なので昼休みはそれを見ながら観光談義。
外国人は皇居が好きらしいと判明。でっかいお城とか豪華な宮殿を想像してないよね? 行ってガッカリしたら申し訳ないなぁ。

会議の中身は、くわしくは書かないが、侃々諤々議論して、やっと方向性と担当者が決まった、という感じ。まだ作業がいっぱいある。
1個のプロジェクターに各自のPCを代わる代わるつないでは、その人が担当する仕事を皆で議論しながら進める、という感じ。金野もGoogleスプレッドシートで調査票をまとめるなどした。

あと1回の会議(一堂に会する会議)と、最低2回のSkype会議が決まった。ITTCの技術委員会は標準で4回の会議をすることになっているが、今回の東京ミーティングが4回目だったので1回多い。もちろん委員の合意の上での決定なのだが。自分としては旅費の算段等が心配だ。
次の会議は5月、ヨーテボリ。もう授業期間なので、うまく日程調整できるかも心配。

27日は、海上技術安全研究所を見学させてもらった。残念ながら実験装置はメンテナンス中で動いていなかったが、専門家集団なので食いつきは非常によく、皆さん楽しんでいただいたようだ。
海技研の関係者の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。

まずは東京でのホスト役を無事に終えられて、ほっとしました。

2013年11月28日木曜日

ITTC Ice技術委員会の東京ミーティングを開催・準備編

何度かここにも書いたが(たとえばこの記事)、金野はITTCのSpecialist committee on Iceの委員を勤めている。
今回はこの委員会を日本で開催して、金野がホスト役を務めた。

 11月25,26日に会議をして、27日に海上技術安全研究所の見学会に行くというスケジュール。

メンバーは金野を入れて8人が参加予定。会場はうちの大学の新宿校舎で、17階の会議室を使うことにした。

会議の準備を、備忘録を兼ねて書いてみる。

まず会議室にはスクリーンとプロジェクタを用意しただけ。あとは入口に会議名を掲示。
1日目の朝は、M1の石橋君が1階ホールで会議室を案内してくれたので、皆さんスムーズに来られたようだ。

あとは、朝、会議が始まる時間に合わせてコーヒーのポット2本のケータリングを注文。お隣にあるエクセルシオール

昼にサンドイッチボックスのケータリング。こちらはFlesh Deli赤坂店。夜が和食の予定だったので昼も弁当というのは外国人にはきついかな? と邪推してサンドイッチにした。

夜は新宿でのディナー。こちらは1日目は寿司屋へ、2日目はしゃぶしゃぶ。

準備でいちばんばたばたしたのは、ロシア人委員のビザ取得のために書類を手配したこと。
ロシア人が来るためにはビザがいることを、本人からメールをもらうまで気づいていなかった。その時点で11月6日。
今回は、金野が委員を招へいして国際会議を開催する形になる。なので金野が個人的にロシア人の身元を保証することになる。だから金野の在職証明書を取って、住民票を取って、書類を準備して送った。
11月12日の朝早くにFedExで。調べた範囲ではFedExがいちばん早く届くようだったので、12日の朝、立川でのシンポジウムに行く前に府中のFedExに書類を持ち込み、送った。

予定では15日の夕方には届くという話だったが、ロシアからの連絡によると15日になっても18日になっても届かない。FedExに問い合わせたところ、「フランクフルトまで届いたのは確認しましたが、その後コンテナごとどこかに消えました」 !!! そんなのあり?
コンテナには200通以上の配達物が入っていたそうで、FedExの人もかなり焦ったようだ。しかし何とか見つかったらしく、20日に書類が先方に届いて、ビザの発給を受けられたとのこと。

本来であれば、20日に書類が届いたのでは間に合わなかったはずだ。事前にスキャンしてPDFにした書類をメールで送っていたので、在ペテルブルグ領事館の方が気を利かせてビザを準備しておいてくれたらしい。それでもオリジナルがないとビザを渡せないと言われた、とのことだったから、20日よりあとに届いていたら危なかったと思われる。
書類を2種類用意して、FedExとEMSなど異なる手段で送っておくべきだった。

ビザ申請書類とディナーのセッティングに関して、工学院大学国際交流センターにご指導いただきましたが、たいへん有益でした。この場を借りて御礼申し上げます。

会議の中身の話は、長くなったので別の記事にしたい。

2013年8月7日水曜日

Skypeで国際会議


Skypeで国際会議をしてみたよ、というお話。

金野はITTCの技術委員を務めている。
2011年に1回、2012年に1回、会議に出席した。今年も、ここに書いていないが6月の学会のあとで会議があり、参加してきた。

しかし委員会の仕事がなかなか進まないため、顔を合わせての委員会だけでは足りないということで、今回はSkypeでのミーティングをすることになった。

今回の参加者は、金野を含めて6名。
左上の映像で、左上からドイツ代表、スウェーデン代表、カナダ代表、フィンランド代表1、フィンランド代表2。一段下がったところにいる、頭の薄いのが自分です。
あと3名委員がいるのだが、連絡が来なかったのでSkype nameが分からず不参加。

Skypeは1対1の会話では何度も使っていてある程度慣れているが、複数の人と同時に会話したことは、これまでなかった。しかも国際会議。はじまる前は、うまくいくかなぁと心配していた。

しかしやってみると、思っていたよりも会話はスムーズで、議論もできたし、成功裏に終了した。2時間45分ほどかかった(途中休憩5分)。
昔買ったPolycom communicatorが役に立ちました。

同時に複数の人がしゃべりはじめると、音声が途切れ途切れになるが、そこは普通の会議と同じで、譲り合って誰かがしゃべり、誰かが待つ。(譲らない人がいたら辛いかも。今回のメンバーはその点は大丈夫だった。)

Skype以外のツールは使わず。全員がメールで回覧された同じファイルを見ながら議論しているという前提で(リーダーがFTPサーバーも立ててくれたし)、ファイル共有ソフト等は使わなかった。

Guidelineひとつ分の議論ができたので、有意義だったのではないかな。

しかしまだまだ課題はあるので、次の月曜日にもSkypeミーティングすることになった。もしかして毎週!?

それに11月には顔を合わせてのミーティングをする予定。次の会場は日本!!
前々回のミーティングで、「俺、まだ日本に行ったことないんだよなぁ」「あー俺も」「俺もだ」「行きたいなぁ」という会話があったので覚悟はしてましたよ、ええ。

とりあえず来週のミーティングまでに仕事しないと。

2013年8月6日火曜日

8月オープンキャンパス・Preziで学科ガイダンス



Preziをオープンキャンパスの学科ガイダンスに使ったお話。

8月3日、4日に、工学院大学のオープンキャンパスが開催され、金野は学科ガイダンスを担当した。

直前の出張授業でPreziを使ったので、今回の学科ガイダンスでも活かしたい!
機械システム工学科のガイダンス担当の見崎先生も賛同してくださったので、出張授業で使ったコンテンツをベースに、ガイダンス用のコンテンツを作った。

それが左上の図。

6月のオープンキャンパスでは、1学科20分のところを2コマくっつけて、機械工学科と機械システム工学科で40分しゃべっていた。1日あたり40分×2回。

今回は入学広報課からの依頼で、20分でやることに。それでも、機械系学科としては両学科合わせてのガイダンスをしたい。
というわけで、2学科を20分にまとめてやることにした。1日あたり20分×4回。2日間なので8回のガイダンス。たいへんだ!

出張事業のときは90分分のコンテンツだったので、内容を思い切ってばっさり削った。
…と言っても、1回目はまだ時間オーバー。2回目がはじまるまでにさらに内容を減らし、順序を変え、いろいろと工夫した。

4回のガイダンスは、金野、見崎先生、金野、見崎先生の順でこなした。金野は都合2日間で4回担当。
11:30からと、12:00からのガイダンスがある。そこでがんばって説明して、時間がかかっているところや見にくいところを休憩時間中に修正。そして13:00からと13:30からのガイダンスをこなす、という流れ。これを2日間やった。左上の図は最終バージョンのものです。

2つめの図は、2日目の朝に作って、1階の説明用ブースでずっと流しっぱなしにしておいた。研究室紹介をしている階の紹介や、ガイダンスの時間、八王子への案内などを繰り返し表示するもの。こちらはシンプルな構成のテンプレートをほぼそのまま使った。

前にも書いたがアンドゥがうまく動かなかったり、全体をまとめて大きくすることができなかったり、フォントのサイズを合わせる方法がなかったりと、作るのには苦労した。

まだ3つのPreziを作っただけだが、やっていて気づいたこと。
細かいことを気にせずに使うのがよいようだ。

例えば2つの図を並べるときに、両方ともきっちり同じ大きさにしようとか、ちゃんと下を揃えようとか、フォントの大きさを統一しようなどと考えるといらいらするだけ。だいたい合っていて、だいたい揃っていればいいと考えよう。
(こう見えても金野は几帳面な性格で、図の下などをきっちり合わせたがります。)

少しずつおもしろさが分かってきた。しばらく使う予定がないが、そのうちまた使ってみたい。

2013年8月5日月曜日

Preziで出張授業


7月28日の夜に、代々木の国立オリンピックセンターで、ある高校(名前を出していいのかな? いちおう自主規制)の出張授業を担当した。

富山県の高校で、2泊3日の研修旅行の一環で東京の大学について学ぶとのこと。28日の朝に地元を発ち、午後に東京について、東大農学部の校舎に行ったりしたらしい。

金野の担当講座は19時30分から90分!!
旅行してきて、昼間にも研修があって疲れているはずなのに、高校生は90分も耐えられるのだろうか? と心配だった。興味を引きつけ続けるためには、どんな工夫をしたらよいのだろうか?

もちろん、まずは内容が大事だが、講座の提供方法でも興味を引きたいと考えて、以前から気になっていたPreziを使うことにした。

昨年、うちの大学の教育開発センター特任教授・野口博先生が講習会でPreziを紹介したのと、今年の6月にPOAC13という学会に参加したときに発表者が使っているのを観たのがPreziを知ったきっかけ。

Preziは、まぁプレゼンテーションツールだと言っておおよそ間違いあるまい。PowerPointのようにスライドをめくるというメタファーに基づいたプレゼンツールではなく、大きなポスターを1枚作って、その全体を見せたり、一部を拡大したりして見せたりすることによってプレゼンテーションを組み立てる。
Preziをご存じない方は、ウェブサイトの「エクスプローラ」をクリックして、サンプルを見てみてください。あるいはYouTubeで検索してもいろいろ出てきます。

今回作ったPreziコンテンツの全体像が、左上の図。

傾いている枠が2ヶ所にあるが、Preziの中では角度を変えて配置してもその枠に合わせてズームイン/ズームアウトしてくれるので、素材を自由に配置できる。
左上の図では分かりづらいが、反転授業の説明では素材を180度ひっくり返して配置している。だって反転だもの。

Preziは初めてだったので、今回は提供されているテンプレートを利用した。左下から右上のゴールに向かってだんだん進んでいくような構成になっているもの。
今回の出張授業にあたり、入学広報課が先方の高校の要望を詳しく聞いてくれた。学科で学ぶ内容や大学の授業に対するイメージをつかみ、大学とはどのような所かを知ることが目的だとのことだった。そこで、左下のスタートを1年生、右上のゴールを卒業とした。途中は2ステップしかなかったので、1ステップ増やして、2,3,4年生の活動を紹介するコンテンツとした。
それが左上の図で灰色の曲線に沿った4つの角枠と丸。角枠が1~4年生で、丸で囲まれたコンテンツが卒業を表している。

曲線に沿った部分を話題の軸とし、例えば学生生活とか学生プロジェクトなど、大学の授業以外の話題は軸から外れたところに配置した。

最初の準備にはかなり手間取った。
Preziコンテンツを作成するデスクトップアプリがあるので最初はそれを使ったのだが、これが使いにくくてとてもいらいらする。あとでオンラインで作成する方がやりやすいことに気づいた。PowerPointなら簡単にできること、例えばテキストボックスの背景色を変える方法が未だ不明だったりする。
アンドゥがまともに動かないのには特に困っている。ある機能はアンドゥできるけど、ある機能はできない。そのせいで、例えばテキストボックスを不用意に移動してしまい、元に戻そうとアンドゥすると、テキストボックスの移動は元に戻らず、その前に行っていた作業が元に戻ったりする。フラストレーションが溜まる。

それでも、できあがりはおもしろい。ぐりぐり動く。

それと、Preziをやってみて分かったのは、同じ大きさのスライドを順番に並べて、コンテンツを入れていく、というやり方は、実は制約が大きいんだな、ということ。
PowerPointでもPreziでも説明する順序は考える必要があるが、Preziの場合は全体→細部の説明という流れを自然に表現できる。細部は小さく書いておいて、そこにズームすればよい。

詳細を見せたければズームすればいいんだ、となると、コンテンツの構成がとても自由になる。スライドを使ったプレゼンのノウハウのひとつ「ひとつのスライドに二つ以上の話題を入れない」というのがあり、金野も学生にはそのように指導しているが、今回のコンテンツ作成ではひとつの枠にたくさんの話題を詰め込んだ。スライドのわかりやすさや見やすさを考えてコンテンツを入れるのではなく、例えば1年生の授業はぜんぶ1年生の枠に収めている。

初めてなので、事前の練習もいつも以上にみっちり行った。
28日の夜、これを使って出張講座を担当。

実際には75分ぐらいでしゃべり終わってしまったので申し訳なかったが、質疑応答の時間も取れたし、まぁまぁうまくいったのではないかな。

Prezi、なかなか気に入りました。

その後、大学のオープンキャンパスでもPreziを使ってみたが、その顛末は稿を改めて。

2013年3月4日月曜日

「就職に関する懇談会」の顛末

2月16日(土)に開催された「就職に関する懇談会」で,1時間ちょっとの講演をした.

最初に聞かされていた情報は,
「あ,それ,1年目の幹事の仕事だから.ぜんぶひとりでがんばって!」
と,去年使ったPowerPointスライド.

えぇぇーーー!?

就職課や学生課に問い合わせたのだが,この懇談会の目的が何で,講演に期待されている効果は何なのか,誰も知らなかった.

毎年漫然と継続されているんじゃなかろうか? けっこうな人数を動員して行われる懇談会なのだから,その内容についてもっと考えるべきではないか.

とはいえしゃべらなければならない.じゃあこっちで目的を勝手に決めてしまおう!!

というわけで,まずはいまの就職環境について教えてもらおうと,14日に就職課に行って,竹内さんのレクチャーを受けた.
資料をもらって,就職活動の流れなどについて一通り教えていただいた.

その上で,講演の目的を

「現在の就職状況についてあまり知識が無く,漠然と不安を感じている親御さんに,就職状況についての正しい知識を持ってもらい,学生の活動を適切に支援できる体制を取っていただく」

ことに設定した.
この目的は金野が勝手に,恣意的に決めた.正解かどうかも分からないが大間違いではないだろう.


去年のスライドは,機械系学科の紹介と,就職状況の説明.
もらったものを情報だけ新年度に合わせて更新し,あとは同じことをやる,という手もあることはあるが,それだと上記の目的を達成できなさそうだったので,半分ほどを作り直すことに.
前半の学科紹介の部分はほとんどいじらずそのまま使ったが,後半は現在の就職状況に関する説明などと入れ替えた.
リクナビの紹介や,B to Bの説明,特定派遣,ブラック企業の話題なども入れた.

さて,当日.

すでに全体会が始まって,もうすぐ系列ごとの会が始まるよ,というときになって,

「配付資料がいるよねぇ」
「あ,あと伊藤先生もしゃべるよ」

聞いてないよ!!! ぜんぶひとりでやるっていう話だったじゃないか!?

慌てて発表スライドの中から,就職状況の部分を抜き出して配付資料を用意.機械事務の中村さんが,こちらも大慌てで印刷し持ってきてくださった.

会が始まってからは,ひたすらしゃべった.1時間以上しゃべったはずだ.
何とか,用意したコンテンツをすべて説明することができた.

終わってから,とにかく元気にしゃべったことだけは評価していただいたようだ.内容についての評価は不明.主催者の意図に合っていたかどうかも,結局よく分からない.
自己満足で終わりかなぁ.がんばって準備したんですけどねぇ.

参加されたご父母の方々で,ご感想がありましたら,金野までお知らせください.

2013年1月3日木曜日

Time Doctorで仕事を把握


以前にネットの使用時間を制限しようとしているという話を書いたが,ネットに限らず,自分が仕事やそれ以外にどのぐらい時間をかけているのか,調べてみたいと思った.
自分は自分に甘いので,たくさん仕事しているように思い込んでいるし,雑用が多いように感じている.しかしその実態はどうだろうか?
ネット情報によれば,ちゃんと測ってみると,実際にはなんだかんだと休憩していて,1日4時間ぐらいしか働いていないこともあるそうだ.もしかして俺のことかも?

というわけで仕事をしている時間を計ることにして,Time Doctorを導入した.

このソフトは,基本的にはPCに向かって仕事をしている時間を計ってくれる.仕事を始めたとき,または仕事の内容が変わったときにTime Doctorに登録しておけば,それぞれの仕事の時間を計測して、毎日レポートとして送ってくる。
PCを使わずに行う仕事は、手動で入力できる。ウェブサイトのレポート機能を使えば、過去の時間の集計も可能だ。

このソフトを昨年の9月末から使っている。
12月末までの結果を集計してみた。

いちばん長く取り組んでいるのは、予想通り、某研究プロジェクトの仕事。Time Doctorで集計されているぶんだけで約100時間。
実質3ヶ月で100時間は、つまり1日平均1時間ということだよなぁ。長いのか、短いのか? まぁそんなものか? それ以外の仕事もするわけだし。

2位は「授業」だった。集計されている時間は約60時間。
授業に取られている時間がこれほど長いとは思っていなかったが、改めて考えてみると、週に5コマの授業をしていて1コマ90分だから、実際は60時間以上かけているはず。Time DoctorはPCを使わない仕事を手動で入力させるが、そこが甘かったものと思われる。

3位が「メール処理」で約40時間。えっそんなに?
メールに返事を書いている時間だけでなく、そのメールに添付する書類を作ったり、調べ物をしたりする時間も含まれているはずだが、それにしても多いなぁ。3位かよ。

ここから後は団子。
4位は「雑務」で約28時間。上のメール処理とは別に、書類を書いたり、予算処理したりする仕事。もう少し細分化して把握したいと思って一時期「予算処理」とか「書類処理」に分けてみたりもしたが、面倒くさくなって最近は「雑務」で統一している。
5位が「PC設定」、約26時間。うーむ。
6位は「移動」で約23時間。朝の通勤時間等は含まず、出張の移動時間や、会議のために新宿・八王子間を移動する時間などのみを集計しているが、それでも実際にはもっと多いはず。
7位に「学科幹事業務」が入って約16時間。これは4位の「雑務」と切り分けが難しい。

集計された時間の合計は約500時間だった。月20日勤務だと仮定すれば1日8時間強。実際には集計されていない時間がかなりあるので、まぁふつうのサラリーマン並みぐらいは働いているであろう。

「メール処理」が多いのは何とかならないか。迷惑メールや広告メールはGmailの機能で受信トレイに入れないようにしているので、純粋にメール処理にもたもたしているということだろう。これは改善しなければ。

Time Doctor、面倒なところもあるが、なかなかおもしろい。Linux版もあって、Linuxで仕事をしているときもちゃんと集計してくれる。あと1年ぐらいは使い続けたい。

2012年10月26日金曜日

制約があった方が,仕事が進む(こともある)



主にプログラムを書く仕事のときだが,制約があったほうが仕事が進む(こともある)というお話.

集中してプログラムを書くために,金野は例えばなるべく静かな環境を作るとか,大きなディスプレイと手に馴染んだキーボードとマウスを用意するなど,快適な環境を用意するように努めていた.
大学の研究室だと,電話があったり学生が来たりするので,プログラミングに集中できない.だからプログラミングの仕事はなるべく自宅でやるようにして,静音パソコンを用意し,部屋の照明をちょっと落とし,部屋を静かにし,環境音楽をかけ(雨の音や水が流れる音が好き),仕事していた.そして,たしかにその環境から生み出されたプログラムもたくさんあることはある.

ところが,それとはぜんぜん反対の,うるさくて不快な環境で生まれたプログラムも多い.特に,新しいプログラムを書いたり,機能を大幅に拡張するのは,なぜかうるさい環境から作られている.

はじめて粒子法に取り組んだときのプログラムは,大きな病院の大きな血液検査室で,たくさんの人が出入りし,20分おき(だったかな?)に呼び出されて血液検査を受ける,という環境で生まれた.
自分は糖尿病の可能性があるだろうかと疑ってブドウ糖負荷試験を受けたのだが,そのときのこと.ブドウ糖ジュースを飲んでからおもむろにノートPCを取り出し,細切れの待ち時間の間にちょっとずつ作った.10分ぐらいプログラムを書いてはノートPCをサスペンドし,血液検査の列に並ぶ,という繰り返し.列では粒子法の資料を読んでいた.

研究で使っている解析プログラムのひとつは,西八王子駅前のデニーズで待ち合わせのときに作った.隣のテーブルでおばちゃん達が甲高い声でぺちゃくちゃおしゃべりしていて,うるさいなぁと思いながらだったのを覚えている.

そして今回.いままさに飛行機の中でこれを書いているのだが,ずっと懸案だったプログラムのひとつが,先ほど完成した.エコノミークラスの狭い座席で,とてもうるさい環境だ.三角柱の頂点の座標や各面の法線ベクトルをプログラムに入れる必要があったのだが,ふだんだったら当然,紙に図を書いて考えるところを,頭の中で考えて作ったり.

記憶が曖昧だが,新幹線で東京に戻る途中で作ったプログラムもあったはずだ.

これらに共通するのは,

  • うるさい環境.多くの場合はSONYのノイズキャンセリングイヤホンをして音楽を聴いている.
  • ノートPCを使っている.
  • ネットにつながらない,またはつながりにくい.
  • ある程度の時間制限がある.
  • 机があまり広くない.
  • 誰かに話しかけられたり,電話がかかってきたりすることは,まずない.
…といったところか.
最後の項目以外は,ふだん仕事をしている環境とまったく逆だ.もしかして,静かで快適な環境にすれば,仕事がはかどるってわけじゃないのか?

もしかしたら,プログラムを書きたくなったらファミレスやファストフード店に行ったほうがいいのかもしれない.意図的に制約を作り,プログラミングを進める,ということができるだろうか.
まだ試していないが,今度やってみようと思っている.

写真はSt John'sのホテルの机.

2011年8月22日月曜日

地道な研究が実を結んだ? いやいや人脈に助けられたな

金野の研究テーマにひとつに,氷海船舶の航行シミュレーションがあります.この研究に関連した仕事が,今年度に入ってから急に増えました.

この研究は金野がいまの職に就いた最初のころからやっていて,今年で9年目になるのですが,ずっと地道に低予算で続けてきました.低予算でも,大きな実験設備を持てなくてもできる研究テーマだったというのも,この数値シミュレーションのテーマを選んだ理由のひとつです.
しかしおかげさまでここ2年ほどは外部資金の獲得ができて,やりやすくなってきたところでした.

去年から続いている,自分が研究代表者の研究プロジェクトが2つ.
ひとつは科学研究費のプロジェクトで,昨年度まで若手研究だったものから基盤研究へのステップアップに成功し,海上技術安全研究所の研究仲間と共同研究の体制を取ることができました.
もう一つは大学内の競争的資金の継続で,今年度いっぱいまで.

ずっと続けてきたからでしょうか,まず6月に,国際委員会の技術委員になるようにとの依頼が来ました.
恩師の紹介だったようです.日常業務が忙しいし,金野で役に立つのだろうかと迷ったのですが,以前に委員をやった知り合いからの勧めもあり引き受けることに.
まだ委員としての活動はしていませんが,はじまったら何らかの課題を与えられて,忙しくなるのでしょう.

7月,8月には,大きい研究プロジェクトへの参加依頼が2つ連続して入ってきました.
金野がやってきたことが,何らかの役に立ちそうだというのはうれしい.どちらもこれから予算獲得を目指すプロジェクトで,必ずしも成立するとは限りませんが,声をかけていただいただけでもありがたいことです.

声をかけてくださったのはどちらも,金野が海技研にいたころにお世話になった方です.
地道に続けてきたのもよかったのでしょうが,それ以上に人脈に助けられたのかな,と思っています.

研究そのものは,まだ発展途上だと思っています.課題山積で,人員も不足しています.今年は特に少なく,金野自身と卒論生2名しかいません.
研究テーマと予算が増えても,人員をすぐには増やせないので,いまのメンバーでそれに対応していくことになりますね.
がんばらないといかん.

2011年8月17日水曜日

工学院大学オープンキャンパス・2011年夏


7月31日と8月1日は,工学院大学の夏のオープンキャンパスでした.

6月には新宿校舎でオープンキャンパスが開催され,金野も行きました.今回は新宿と八王子での同時開催で,金野は2日とも八王子のほうに詰めました.
研究室も公開したのですがそちらは伊藤先生と学生さんたちに任せて,いぶきホールで来場者の質問に答えたり,呼び込んだり,掲示を作って貼ったり,つまようじブリッジコンテストの映像を上映したりしていました.

今年のオープンキャンパスには例年以上に多くの来場者があったとのことです.認知度がアップしたのかな.ありがたいことです.
今回も学生さんががんばってくれました.

写真は機械工学科のブースの様子.

2010年10月18日月曜日

FDシンポ

大学ではFD(ファカルティ・デベロップメント)という,大学教育をよりよくしていくための取り組みが求められています.14日(木)には,うちの大学の機械系学科でエンジニアリング・デザイン教育を題材としたFDシンポジウムが開かれ,金野も発表しました.

金野は機械実験に関する説明を担当.ほかにも実習系科目の先生方を中心に,授業の現状などが報告されました.
同じ大学にいても,ほかの授業のまとまった情報を得る機会はそんなに多くありませんから,結構おもしろかったかな.

その日は13時から立て続けに会議が入って,最後の会議を終えたのは19時でした.
充実した一日でした(?).

2010年10月12日火曜日

八王子校舎見学会

10月2日(土)と9日(土)に八王子校舎の見学会が開催され,金野は9日を担当しました.

後援会(学生の父母の会)主催で,ご父母のかたがたに大学を見せる,という趣旨の会です.
9日は残念ながら雨降りでしたが,TECC,研究棟,工房,学習支援センターなどを案内しました.

高分子研の学生さんにはMBSCまで見せてもらい,説明もしてもらいました.うちの研究室も見せることが出来ました.
学生さんががんばっているところを感じてもらえたかな? 高分子研の学生さんには,だいぶんお世話になりました.

懇親会も開いていただき,残念ながら車移動のためお酒は飲めませんでしたが,楽しく過ごせました.

自分が学生のときも,たしか母が駒場の校舎を見たいと言ったので,案内した記憶があります.もう20年近く前のことですね.
本郷も案内したかな.
やっぱり息子の勉学環境は気になるのでしょうか.うちの母の場合は観光だったかもしれませんが….

2010年8月20日金曜日

キーパーソンまでたどり着けば…

シンポジウムの実行委員をやっているという話を以前に書きましたが,慣れない交渉で苦労しました.

いや,交渉の部分は実はあまり問題ないのですが,交渉する相手にたどり着くまでに一苦労があります.
先日も,何度もお店に電話したのに責任者とつながらず,何度もかけ直させられたのですが,店長と電話が通じたらすぐに話が進んで,10分で終わった,などということを経験しました.

ああ無駄な時間を過ごした.しかしそういう組織を相手にするのが仕事だとすれば,それはしょうがないですね.

キーパーソンまでたどり着けば,あとはスムーズに進みます.たどり着くまでがたいへんですね.
分かっちゃいるんだけどねぇ.

来年度のシンポジウムでも実行委員の打診を受け,引き受けることにしました.
今年よりはうまくこなしたいものです.