2010年3月4日木曜日

プログラミングができると世界が変わる

紋別のシンポジウムで他のグループの研究を拝見していると, あぁこれはもうちょっとこういうふうにデータを整理すれば,もっといろんなことが見えてくるのになぁと感じるものが数件ありました.いくつかは直接コメン トしています.
同じ学会に来ていた仲の良い研究者と 話したところ,彼も同じように感じていたようでした.

その友人と話していて達した結論をちょっと大げさに 言うと,「プログラミングができると世界が変わる」ということです.

簡単なプログラムを 作って,実験や観測のデータをそのプログラムにかけて解析・整理すると,データの中に埋まっているものがもっと見えてきて,とてもおもしろいことが分かったりする.あるいは,いままでの整理方法では説得力がなかったものが,強い説得力を持つようになる. そんなことが起きるだろうなぁと想像できる研究がいくつかありました.
研究者の方とお話ししたところ,プログラムを作ることに抵抗がある場合もありましたし,PCでそういうことができるんだ,という発想が出てこないらしい方もいました.

プログラミングを学ぶことはそれほど難しいことではない,と私は思っています.いい教科書がたくさん出ていますし,講座を受けられる場所もありますし,オンラインにもたくさんのコンテンツがあります.
しかし世の中の多くの人はプログラミングをとても難しい技能だと思い込んでいて,やってみろと言われると尻込みしてしまう.もったいないなぁと感じます.

…偉そうに書いていますが,金野も学生の頃,先輩に「もっとデータを活かせ」とよく怒られました.その頃に先輩たちが感じたことを,いま金野が感じているのだと思います.

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