説教くさい.
いいわけがましい.
でも,おもしろい.
「リオ―警視庁強行犯係・樋口顕」を読みました.
警察小説で,ふだん読むジャンルの本ではありません.本屋で手に取ったのは,なんのことはない,作者が今野さんだったからです.
ぱらぱらっと眺めてみて,まぁおもしろいかもしれないし,コンノつながりだから買おうかな,という程度の印象で買うことにしましたが,よい判断でした.
今回読んだ「リオ」は,主人公の特に後半での心理描写がとてもおもしろかった.世代論を言い訳にして考え方を肯定したり,若者にたいして説教くさい感慨を語る部分もありましたが,そこを含めて主人公の心理描写だと考えると,よくできていると思います.
Wikipediaの記事によれば,30年以上活躍していて120冊以上の本を出している作家だそうですが,寡聞にしていままで知りませんでした.
うむ,これでしばらくは楽しめそう.
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