2013年11月25日月曜日

論文執筆をテコ入れ・習慣を作ることの効用

雑誌論文の執筆と投稿にテコ入れをして、少しずつ成果が出ていますよ、というお話。

 
きっかけはzenhabitsの記事だったように思う。9月の後半に"How to Change Your Life: A User’s Guide"と"Habit Mastery: Creating the New Normal"を読んだ。ふだんの生活を変えることができなければ、何も変えられない。いちどにひとつずつ変えよう。小さくはじめよう。そんな内容の記事。
たしかにその通りだ、変わらなきゃ、とそのとき思った。

zenhabitsにはこれまでも同様のことがくり返し述べられている。なぜ今回はその薦めに従う気になったのかは覚えていない。

いっぺんにいろいろ変えようとせず、いちどにひとつずつ変える。何をはじめに変えようかと思ったとき、たぶん最初に思いついたのは体重を減らすことだったと思うが、最終的には論文を書くことを習慣にしよう、と思うに至った。

金野はたぶん、論文を書くのが不得意なほうに入るように思われる。実際、あまり成果を出版していない。金野は大学の教員なので、論文を出すのも仕事の一部だから、これではよろしくない。

こんなことをブログに書くと学生の指導上問題がありそうな気がするが、出さなければとは思いつつも、何となく面倒くさいのだ。
研究成果が出たときには、うれしいし、おもしろいと思うのだが、それを論文にまとめるとなると、いろいろ考えてしまう。和文誌に投稿しようか、それとも英文誌にしようか、文献調査はやり直さなきゃ、英文だったら校正業者に投げなきゃ、それよりも内容をもっと充実させなきゃ、などなど。

これまでに、Elanceで文献調査を頼んでみたり、翻訳ソフトを買ったり(2種類持ってます)オンライン英文校正サービスに登録したり、ネットで論文執筆に関するサービスを調べたりした。論文を書くのをちょっとでも楽にしたいと思ったため。

しかし、上に書いた記事を読んでいろいろ考えたときに、論文は自分で地道に書くしかない! だからそこからはじめよう、と思うに至った。
その時点で、査読結果が返されていたのに対応作業をしていない論文を抱えていたことが、ひとつの理由。論文の書き方をネットで調べている間は、肝心の執筆はぜんぜん進んでいないわけで。調べても楽になりそうにないし、面倒くさくてもちょっとなら書けるのでは? と思ったわけ。

というわけで、9月22日から、毎日ちょっとずつ論文を書くことにした。
その後の経緯は、長くなったので別の記事で。

なお、雑誌論文というのは○×論文集のような学術論文専門誌に掲載される論文のこと。○×講演会とか○×シンポジウムなどに出す講演論文よりも審査が厳しく、価値が高いことになっているし、講演論文よりもたくさんの人に読んでもらえる。

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