2011年5月2日月曜日

珍しく,グラフィックカードの不良品に当たる

滅多にないことだと思うのですが,先日珍しく,グラフィックボードの不良品に当たりました.

研究室で使っているUbuntu PCをリプレースしたのですが,GPUがマザーボードに載っているタイプのPCで出力がVGA(Dsub)しかなく,それまで使っていたDVI対応のPC切り替え器では画面を切り替えられません.そこで安いグラボを買ってDVI出力に切り替えようとしたら,…あれ,なぜかDVIに絵が出ない.

グラボのVGA出力のほうには,絵が出ます.しかしDVI側にモニタをつないでも認識してくれません.

ドライバの問題か,はたまたOSの問題だろうかといろいろソフトウェアの設定を見直しましたが,原因が分からず.
おかしいなぁと思いながらボードをよく見てみると,…ハンダがブリッジしている!?

左上の写真の,DVIコネクタ直下に見える互い違いのパターンのうち,下段いちばん左のパターンと,上段左から2個目のパターンとが,ハンダのブリッジによって短絡していました.

これのせいだろうかと思い,カッターでおそるおそるハンダをそぎ落として接続したところ,

…あっさりつながり,DVIが使えるようになりました.不良品じゃん!!

気づくまでかなり悩みましたが,その後は問題なく動いています.
(写真はそぎ落としたあとの状態)

安物だからしょうがないかもしれませんし,気づくことができたからよかったのですが,こういう初歩的な不良品は珍しいですね.テストしてないのかな.

ちなみに左上の写真は,コネクタの左右にあるはずの固定ボルトのうち右側が外されていますが,これはそのボルトがPCケースと干渉していたので一時的に外してありました.つまり,DVIに出力されない理由が分からず,試行錯誤した結果ということです.いまは元に戻されています.

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