可視化情報シンポジウムで,一般講演(対流・安定性)の座長を担当しました.
このセッションで感じたことを書いてみます.
CFD結果の可視化ソフトウェアには,大きく分けて2つの流れがあります.大規模化路線と,インタラクティブ路線とです.
この2つはある程度までは同じ方向を向いているのですが,突き詰めた先には別れが待っている,と金野は思っています.
これはJAXAの藤井先生がおっしゃっていたことの受け売りですが,流れ解析の結果を可視化して見せられたとき,たとえば渦度のもっと低いところでコンター面を描いたらどうなるかとか,その裏側を見せてほしいとか,見たい部分を対話的に変更したいことがあります.そうしないと議論できない.
ところが大規模なデータをリアルタイムで表示するには,かなり高い計算機資源を要求します.数値解析に使うのと同じぐらい大きな計算機資源が必要だったりします.
対話的な可視化は,いまはどこまでできるんだろう? まだ研究レベルなのかな.それとももうそろそろ製品レベルなのかな.
うちの研究室ではすぐには必要ないかと思いますが,将来的には視野に入れていきたいです.
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