要するに面接だ.
技術士2次試験の筆記試験結果が出たのが10月末.その後,技術的体験論文を慌てて準備し提出したのが11月初め.そのときには,
これでちょっと楽になったが,ここで気を抜くとすぐに口頭試験の日が来て,焦ることになるのかな.
こんどは事前にちゃんと準備しよう.
…などと思っていたはずなのだが.
口頭試験は12月18日(日).これは試験実施側から通知され,変えられないので,日曜日にあたってラッキーという感じ.平日だったら受験できなかったかもしれない.
しかし11日から16日まではドイツ出張で,さらに17日は研究室の行事(ホームカミング)だったので,結局はちゃんと準備できず.
仕方ないので,まずはドイツ出張中にも少しだけ準備した.それから出張から帰国した16日の夕方と,17日の午前中,それにホームカミングの懇親会を欠席してひねり出した17日夕方の時間とで,何とか準備した.睡眠時間を削って18日の朝まで準備.
何を準備したかというと,自分の業務経歴と,技術的体験論文の内容とを口頭で説明できるようなシナリオ.業務経歴を3分程度,体験論文に書いた業務内容のうち,短い方を1分程度,長い方を5~7分程度しゃべれるようにしておく必要がある.
参考書として買った「技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド」によると,これらぜんぶを10分で説明せよと言われる場合と,体験論文で詳述したほうだけで10分説明せよと言われる場合とがあるらしい.
本当は両方準備しておきたかったのだが,実際には短い方のシナリオだけしか用意できなかった.あとは本番で何とかするしかない.
上記の参考書を読んで反省したのは,提出した技術的体験論文にあまり流体力学的なことを書かなかったこと.専門分野を流体力学と記述しているのに,体験論文はそれ以外の技術的課題のほうに重点を置いていた.これは説明でカバーできるようにシナリオに盛り込んだ.
これ以外には,まず自分が筆記試験のときに書いた解答を再現するのに時間を費やした.
これは以前から手をつけてはいたのだが,ちゃんと取り組んだのは12月に入ってから.これから試験を受ける皆さんには,たとえ疲れていてたいへんであっても,試験直後にファミレスにでも入って,その日のうちに再現しておくことを強くお勧めします.あとでやろうとすると倍以上の時間がかかる上に精度が大幅に落ちるから.
それから,試験では選択しなかった問題に対する解答案を考えた.これも口頭試験で聞かれることがあるとのことだったため.
これは口頭で答えられればよいので,みっちり作文する必要はないし,ネットで用語を調べることもできる.時間もなかったので,ある程度調査してざっくりとした回答を作るだけにした.
あとは技術士法の大事そうなポイントをおさらい.技術士の3つの義務と2つの責務など.
シナリオや復習メモをまとめたところ,A4用紙9枚ぶんのレジュメが出来た.できあがったときには,もう試験当日未明.準備不足だ!
あとは時間を計りながらシナリオを実際にしゃべってみて,微調整.短く終わることが多かったので,ゆっくり説明するよう心がけた.
睡眠時間は3時間ほどか.試験が11時15分からだったので,それに間に合うように家を出た.
本番の様子は稿を改めたい.
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