準備編と受験編の続き.
口頭試験こそ,事前の準備が大事.これが受けてみての実感だ.
筆記試験の受験のときには,「直前の準備程度では歯が立たない試験なので,いまできることをせいいっぱいやろう,と開き直ることが出来ました.」が,口頭試験はそうではない.高校受験などと逆に,筆記試験よりも口頭試験のほうが事前の準備で差がつくのではないか.
それなのに,自分は準備不足だったので反省している.
まず試験終了後に,筆記試験の回答を再現しておく作業がある.自分の口頭試験では筆記試験のことは問われなかったが,それでも回答を再現する努力はしたし,これを筆記試験の日のうちに再現しておけば気楽だったはずだ.
次に技術的体験論文.この論文もあまり時間をかけずに提出してしまったが,このときから口頭試験のことを考えて内容を練るべきだった.体験論文に記述する「専門とする事項」を流体力学にしたのだが,ならば論文の内容も流体力学が主になるように書くべきだった.これも反省.
あとは,筆記試験の際に解かなかった問題の復習や,1次試験のときに勉強した技術士法のおさらいなど.技術士法については1次試験よりもよくさらっておく必要がある.
というわけで,口頭試験前にはけっこうやることがある.
なのにあまり時間を取れなかったなぁ.まぁ仕事をしているのだから当然か.そこを何とかして,準備しないとね.
結局,事前準備で役に立ったのは,業務経歴と体験論文の説明の10分ぐらいだった.あとの質問にはその場で考えて答えた.筆記試験の内容や,解かなかった問題のことは問われなかった.
でも,もし来年もういちど受けるとしたら,やはり筆記試験の回答を再現するだろうし,解かなかった問題の解答も調べるだろう.口頭試験を受けるのに必要な準備だと思われる.
口頭試験の問答は,冷静に答えられることを答えたつもりだ.正しい答えができたかどうか分からないが,そもそも正しい答えがあるのか? という印象.
腹を括って結果を待ちます.これは筆記試験の時と変わらない.
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