本を裁断してスキャナで読み,電子化するお話です.
以前にメディアマーカーを使っていることを書いたときに,本棚がいっぱいなのを少し空けた,というようなことを書いていました.その後,本は順調に(?)増えて,またしても本があふれています.
そろそろ本格的な対策を打たねば.
本を裁断してスキャナで読み,PDF化するという方法は,整理HACKS!という本で紹介されていますが,それ以前から興味を持っていました.ただ金野は子供のころから,本は大切にしろと教わって育ってきたのと,そもそも裁断機がない,買っても置くスペースがないという理由で,踏み出すのをためらっていました.
さいきん,キンコーズで裁断サービスをやっているのを知りました.1カット105円(税込み).
おおこれなら簡単に試すことができるじゃないか,ということで,新宿勤務の日に本を持ち込み,試してみました.
いきなり大切な本を裁断する勇気はなかったので,比較的古い本で長らく本棚の奥にしまわれていたものを3冊出してきました.「C++入門」などはいまから22年前の本で,プログラムをSONY NEWS上のMIWA C++で動作確認していたり,MS-DOS上でのプログラムを紹介していたり,という年代物です.内容はとてもすばらしいのですが,さすがに今の時代には合わんでしょう.
新宿センタービルのキンコーズに持ち込んだところ,店の人がきれいに裁断してくれました.「Mathematica偏微分方程式」だけは厚かったので,1カットでは切れずに2カットを要しました.このため全部で4カット,420円也.
カットした書籍は八王子校舎に送って,CANONのドキュメントスキャナDR-2510Cで読んでPDF化しました.かなりの枚数を読んだところでAcrobatがハングアップしてやり直しになるなど,トラブルにも見舞われましたが,最終的には何とか3冊とも電子化できました.
400dpiで読んだのですが,450ページある「Mathematica偏微分方程式」で150MB.心配していたほどには大きなファイルになりませんでした.これならDropboxで共有できるので,どこでも本が読めるようになるし,OCRで検索もできるようになったので,使いやすくなったと言えるでしょう.
本の裁断,なかなか良さそうです.電子化に時間がかかるのが難点ですが,そこさえ通り過ぎれば本棚も空けられるし,検索可能になるので,特に解説本などは使いやすくなりますね.
思い切って古い本の整理に取りかかろうかと思います.
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