この研究は金野がいまの職に就いた最初のころからやっていて,今年で9年目になるのですが,ずっと地道に低予算で続けてきました.低予算でも,大きな実験設備を持てなくてもできる研究テーマだったというのも,この数値シミュレーションのテーマを選んだ理由のひとつです.
しかしおかげさまでここ2年ほどは外部資金の獲得ができて,やりやすくなってきたところでした.
去年から続いている,自分が研究代表者の研究プロジェクトが2つ.
ひとつは科学研究費のプロジェクトで,昨年度まで若手研究だったものから基盤研究へのステップアップに成功し,海上技術安全研究所の研究仲間と共同研究の体制を取ることができました.
もう一つは大学内の競争的資金の継続で,今年度いっぱいまで.
ずっと続けてきたからでしょうか,まず6月に,国際委員会の技術委員になるようにとの依頼が来ました.
恩師の紹介だったようです.日常業務が忙しいし,金野で役に立つのだろうかと迷ったのですが,以前に委員をやった知り合いからの勧めもあり引き受けることに.
まだ委員としての活動はしていませんが,はじまったら何らかの課題を与えられて,忙しくなるのでしょう.
7月,8月には,大きい研究プロジェクトへの参加依頼が2つ連続して入ってきました.
金野がやってきたことが,何らかの役に立ちそうだというのはうれしい.どちらもこれから予算獲得を目指すプロジェクトで,必ずしも成立するとは限りませんが,声をかけていただいただけでもありがたいことです.
声をかけてくださったのはどちらも,金野が海技研にいたころにお世話になった方です.
地道に続けてきたのもよかったのでしょうが,それ以上に人脈に助けられたのかな,と思っています.
研究そのものは,まだ発展途上だと思っています.課題山積で,人員も不足しています.今年は特に少なく,金野自身と卒論生2名しかいません.
研究テーマと予算が増えても,人員をすぐには増やせないので,いまのメンバーでそれに対応していくことになりますね.
がんばらないといかん.
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