2010年4月16日金曜日

「基礎から学ぶ工業力学」はここがすごい!! 我田引水的宣伝:数学・力学間のリンク

先日も書きましたが,「基礎から学ぶ工業力学」は数学編がついているところが売りです.力学を勉強するときに出てくる式に対して,数学面の充実した解説が用意されています.

日大の武居昌宏先生が,「工業数学の授業でも使えるレベルの本にしよう」と,がんばって数学編を書いてくださいました.実際に武居先生の工業数学の授業で使われる予定です.
金野も以前に作った数学教材を提供しました.

この数学編を,力学編からたびたび引用して,解説の充実を図っています.
たとえば力学編33ページの sinθ≒θ の近似を使っているところに,【→p.172 数学編1.3.1項を参照】と書かれています.そこで172ページに行ってみると,三角関数の1次近似が解説されている,というわけです.

逆に数学編からも,力学編を参照しているところがあります.たとえばベクトルの外積の解説では,力学編のモーメントの解説が参照されています.

力学の教科書に数学編がくっついている教科書は,これがはじめてというわけではありません.でも数学編は数学編で教科書として使えるレベルにあり,かつ相互に充実したリンクがある,という教科書は,ほかにないものと思います.

(売りは他にもありますが,今日のところはここまでに.続きはまた後日.)

0 件のコメント:

コメントを投稿