考えてみると,次のような理由になるかと思います.
- 長年使ってきていて,慣れているから.また,慣れると使うのがとても簡単なソフトだから.
- Unixで使えるから.金野はデータ処理のほとんどをUnix環境(いまはUbuntu)でやっています.なおGnuplotにはWindows版もあります.
- 特にバージョン3.6以降のGnuplotでは,きれいなグラフを作ることができるから.
- グラフを作るコマンドを,ファイルに固定しておくことができるから.
Gnuplotでグラフを作るには,コマンドを入力します.Gnuplotはそのコマンドに従ってグラフを作ります.このコマンドをファイルに書き込んでおくと,対話的にではなくバッチでグラフを作成することができます.
論文のグラフを作るときは,金野は必ずコマンドファイルを書きます.するとそのコマンドファイルにはグラフを作成する過程がすべて記録されていることになるので,あとでそのグラフや論文を見直すときの手がかりとなるのです.あるいは違うデータを増やして新しいグラフを作るときに,再利用できます.
Excelでも,もとのファイルのグラフをちゃんと見れば作成の過程が分かるはずですが,それはグラフをクリックしてプロパティを調べるなどして,探り出す必要があります.Gnuplotのコマンドファイルでは,それが人間にもわかりやすい形で,ひとつのファイルの中に書いてある.それがとても便利なのです.
Gnuplotを今後も使い続けることになると思います.論文の図に使う方法はマニュアル化して,学生さんにも伝授したいところです.
とりあえず10年ぐらい前に作ったページへのリンクを:
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